【胃腸の疲れ】食べすぎ、飲みすぎ、ストレスで胃腸に負担をかけてない?

【胃腸の疲れ】食べすぎ、飲みすぎ、ストレスで胃腸に負担をかけてない?



植物療法士の南上夕佳さんに、女性が取り組むべき「からだづくり」について語っていただく連載。
20代で若年性更年期障害と診断された南上さんが、
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたこと。

第16回は、梅雨時期には特に注意したい、胃腸の不調改善について。


今回は、胃腸のための自然ぐすりをご紹介したいと思います。

食べ過ぎ、飲みすぎのほかにストレスでも胃腸は不調のサインを出します。
胃腸が元気でないと、食事があまり食べられなくなったり、食べているものがきちんと消化されずに栄養として吸収されないといったことが起きてしまいます。結果、疲れやすくなったり、そのほか色々な不調を招いてしまうことに。
胃腸を整えることは、健康で過ごすためには必要不可欠ということですね。

 

胃腸の不調の中でも、胃もたれや消化不良、胸やけの症状にはペパーミントがやはり王道であり、幅広く効果を発揮します。
ペパーミントのハーブティーを飲むと胃がスッキリしたという経験はありませんか? ペパーミントに含まれるメントールやメントンの鎮痛作用や消化促進作用によって、胃の調子が整うためです。

ほかには、レモングラスもおすすめ。タイ料理でもおなじみのハーブですが、ペパーミントと同じ健胃作用のある成分を持っています。
お腹にガスが溜まりやすい人や、下痢になりやすい人にもぴったりのハーブティーです。
冷たくして飲むと胃の働きが弱まってしまうので、必ず常温か温かいお茶で飲みましょう。

(イメージ:写真AC)

次に、ストレス性の胃腸の不調にはジャーマンカモミールを用意します。
ジャーマンカモミールのハーブティーを淹れたら、まずは湯気からやさしい甘い香りを吸い込んで、深呼吸しましょう。
お鍋でしっかり煮出すか、長めにお湯で抽出して、お茶の色が茶色くなった状態が理想的。温かいお茶が食道を通り、胃の中に到達するのを感じながら飲み進めることがポイントです。
ジャーマンカモミールの香りで自律神経を整えつつ、含まれているフラボノイドが胃の粘膜の修復を助けてくれます。

外用として、マジョラムとベルガモットの精油(エッセンシャルオイル)を使ったマッサージもお風呂上りにしてみましょう。ストレス性の胃腸障害には精油のケアもとても効果を感じやすいはずです。
スイートアーモンドオイルやホホバオイルなどの植物オイル5mlに、マジョラムとベルガモットの精油を1滴ずつ混ぜて、お腹に〝のの字〟に丸く円を描きながら塗っていきます。力は強く入れず、やさしくマッサージするように。
この時も、自律神経を調整するために香りを嗅ぎながら深呼吸をしていきます。
朝にお腹の調子が悪くなる方は、お風呂上がりだけでなく朝に行ってもよいでしょう。

(イメージ:写真AC)

最後にご紹介するのは感染性の胃腸の不調について。
こちらには古くから伝わる日本のおばあちゃんの知恵が役立ちます。
食あたり予防でも、なってしまった時にも、梅は万能薬です。
梅干しを食べるのもよし、梅干しを番茶にいれて醤油をすこし垂らして作る梅醤番茶も飲むおくすりです。
梅に含まれるクエン酸が体の中で胆汁の働きを活発にするので、抗菌作用が期待できます。またクエン酸は疲労回復で有名ですよね。
私は毎年6月には夏を乗り切るために梅シロップを作ります。青梅の良い香りに包まれる作業時間は、この時期しか嗅げない特別な香りで私の癒しです。

(イメージ:写真AC)

そして、しょうがも感染性の胃腸の不調には欠かせない食べるおくすりです。しょうがをすりおろしてお湯にといて飲むだけで、胃の疲れやむかつき、吐き気がおさまります。つわりの気持ち悪さにもしょうが湯はおすすめですよ。

*次回は「皮膚のトラブルに効く自然ぐすり」をご紹介します。7月18日更新予定です。

バナーイラスト/いいだあやか
>>https://ayaillustration.amebaownd.com


Written by 南上夕佳(なんじょう・ゆか)
南上夕佳

植物療法士、ルボア フィトテラピースクール副代表。

ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。
日本における植物療法の第一人者 森田敦子に師事し、森田と共に啓蒙活動を行いながら、自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、数々のセミナーやカウンセリングを行う。確かな知識と、実際の経験に基づいた説得力のある講義は、明解でわかりやすいと定評がある。著者に「自然ぐすり生活 」(小社刊 )。

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