【肌トラブル】日焼けから、生理前の肌荒れ、アンチエイジングまで! 自然ぐすりでの対処法

【肌トラブル】日焼けから、生理前の肌荒れ、アンチエイジングまで! 自然ぐすりでの対処法



植物療法士の南上夕佳さんに、女性が取り組むべき「からだづくり」について語っていただく連載。
20代で若年性更年期障害と診断された南上さんが、
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたこと。

第17回は、日焼けなど夏に多い肌トラブルの解消について。


今年も酷暑といわれる夏がやってきました。今回は日焼け後のケアや肌荒れなど、肌トラブルに対する飲むフィトテラピーと塗るフィトテラピーをご紹介します。

(イメージ:写真AC)

紫外線対策をしていても、うっかり日焼けをしてしまったときにはラベンダーの精油、もしくはラベンダーのフラワーウォーター(芳香蒸留水)を用意します。ラベンダーの精油は火傷の治癒への効果から損傷治癒の効能が発見されたエピソードをもつ植物です。
火照りがあるときは皮膚の軽いやけどのような状態なので、まずは冷やすことを優先にしっかり行いましょう。十分に冷やした後にラベンダーのフラワーウォーターと化粧水を1:1でコットンに浸してコットンパックをします。フラワーウォーターだけでもいいのですが、日焼け後の乾燥も気になるので私は化粧水を混ぜる方法にしています。これをするだけで火照りがおさまりますし、痛みを感じていた場合も緩和されていきます。そのあとは普段のスキンケアをおこなって、最後にラベンダーの精油を植物油にまぜたマッサージオイルを薄くのばしておきます。オイルの作り方は植物油小さじ1杯にラベンダー1滴でOKです。


(イメージ:写真AC)

あわせてインナーケアでビタミンCも忘れずに摂りたいですね。フルーツや旬のお野菜、そしてサプリメントで摂取される方が多いと思いますが、ハーブティーもラインナップに加えてみてはいかがでしょうか。ローズヒップやハイビスカスはビタミンCを豊富に含んでいます。酸味があるのですっきりとしていて暑い夏にぴったりですね。ハーブティーは1煎目でほとんどの成分がお湯に溶け出すので、繰り返し飲めなくてなんだか出がらしがもったいないと思うのですがローズヒップの出がらしはキビ砂糖や好きなフルーツと一緒に煮込んでおやつを作ったりと活用できます。 

次に、生理前の肌荒れにおすすめの植物をご紹介します。
生理前の肌荒れはホルモンバランスの乱れによるものや、皮脂の分泌が多くなる時期特有の皮脂量の過剰分泌が原因といわれています。この対処にはゼラニウムという精油を1つ持っておくだけでOKです。ゼラニウムはフローラル調の甘いやわらかい香りが特徴なのですが、香りを取り入れることで女性ホルモンの調整に効果を発揮してくれます。特に生理前のPMSに最適なのでアロマディフューザーで香りを楽しんでみたり、化粧品の成分にゼラニウムが入っているプロダクトを使用することでも十分だと思います。また塗ることで皮脂量の調整をしてくれるので、化粧品で取り入れることが手軽ですね。しっかりと実践したい場合は、手作りオイルがおすすめです。先ほどラベンダーのオイルの作り方でご紹介したレシピの分量でOKです。オイルを用いて軽いマッサージをしたり、スキンケアにプラスして取り入れてみてください。

(イメージ:写真AC)

最後にご紹介するのは、アンチエイジングにぴったりの植物です。
しわやたるみが気になる方はゴツコラとローズマリーがおすすめです。
ゴツコラは飲んでもよし、塗ってもよしなハーブで近年「シカクリーム」として主成分に用いられています。コラーゲンやエラスチンが作られやすくなるよう作用すると言われています。
ローズマリーは引き締め作用があるので、たるみの他にも毛穴などの表面の引き締めにもとてもいいです。ローズマリーウォーターやローズマリーのウォッカ漬けなどのチンキを精製水で薄めた化粧水でケアします。

ここ十数年は糖化というキーワードも出てきて、酸化と並んで老化の原因といわれています。糖化とはからだの中の余分な糖がタンパク質や脂質と結びついてしまうことをいいます。結びついてしまうと老化促進物質が作られてしまい、シワ、しみ、たるみの原因となります。サクラ葉・花(サトザクラやヤエザクラ)や柿の葉やクマザサも抗糖化に効果があることがわかってきました。

お肌はからだの中でも最大の臓器と呼ばれ、内側の状態を反映していると言われています。
よって効果が現れるまでに時間を要するものもありますから、3か月を目安にご自身の肌悩みにあわせて実践してみてくださいね。

*次回は8月15日更新予定です。

バナーイラスト/いいだあやか
>>https://ayaillustration.amebaownd.com


Written by 南上夕佳(なんじょう・ゆか)
南上夕佳

植物療法士、ルボア フィトテラピースクール副代表。

ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。
日本における植物療法の第一人者 森田敦子に師事し、森田と共に啓蒙活動を行いながら、自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、数々のセミナーやカウンセリングを行う。確かな知識と、実際の経験に基づいた説得力のある講義は、明解でわかりやすいと定評がある。著者に「自然ぐすり生活 」(小社刊 )。

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