【出産前に実践!】やるとやらないでは大違い! 出産前に絶対やっておきたいケアとは

【出産前に実践!】やるとやらないでは大違い! 出産前に絶対やっておきたいケアとは



植物療法士の南上夕佳さんに、女性が取り組むべき「からだづくり」について語っていただく連載。
20代で若年性更年期障害と診断された南上さんが、
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたこと。

第20回は、出産時に絶対後悔しないための、妊娠後期にできるオイルケアについて。


前回ご紹介した「妊娠初期から中期にかけてのフィトテラピーケア」に続いて、
今回は後期に実際にやっていてよかったケアをご紹介します。

妊娠後期になると、会陰*切開を防ぐためのマッサージを一番におすすめします。
*会陰というのは、膣口から肛門までのあいだの部分のことです。


イメージ/写真AC

なぜ必要か、ということをご説明しましょう。
娩出時に赤ちゃんの頭や肩が膣口に引っかかると、会陰部分が裂けて切れてしまうことがあります。裂けてしまうと、その後に皮膚を縫うことが難しくなり縫う時間が通常よりかかってしまったり、より痛みを伴うため、産後の生活にも影響が出てしまいます。

そのため、ビリビリと避けないように、医師は「裂けそうだな」と判断した場合は、予め会陰部分をメスで切開して、娩出をスムーズにすることがよくあります。
自然に裂けるのと比べると、メスでの切開は傷がまっすぐで縫いやすく、経過も順調に進むことが多いのですが、やはり産後のからだには少なからずダメージがあります。

このように、自然に裂けてしまうことや、メスでの切開(これを会陰切開といいます)を防ぐためにやっておいたほうがいいのが、「会陰マッサージ」。適したオイルを用い、会陰部分を柔らかく伸ばすようなマッサージをしていきます。

妊娠34週目くらいから本格的に毎日行いましょう。
やり方は、お風呂上がりなどの温まった状態で、アプリコットカーネルオイルや、グレープシードオイルなどの膣まわりに適したオイルを手に取り、優しく会陰部分に塗り込みます。

膣口にもオイルをたっぷりと塗り、優しく押したり、伸ばしたりしながら皮膚が柔らかくなるようにマッサージしていきます。
続けていくうちに、皮膚が柔らかく伸びるようになるので、「毎日コツコツ」、「オイルをたっぷりと」がポイントです!


イラスト/いいだあやか

お腹が大きくなって、マッサージが難しくなったり、時間をかけられなくなった場合は、コットンにオイルを浸して、それを会陰部分にあててオイルパックをしておくと、ゆっくりと浸透して柔らかくなっていきます。

私は2人の子どもを出産しましたが、ともに大きく会陰切開することなく、
産後の痛みや過ごしにくさなどを感じずに過ごせたので、本当にオススメのケアです!

私を担当してくれた助産師さんも、会陰マッサージをしている膣としていない膣は見るだけで違うとおっしゃっていました。
ぜひ妊娠中の方はケアしてみてくださいね。

次回は産後のケアについてご紹介いたします。

*次回は11月21日更新予定です。

バナーイラスト/いいだあやか
>>https://ayaillustration.amebaownd.com


Written by 南上夕佳(なんじょう・ゆか)
南上夕佳

植物療法士、ルボア フィトテラピースクール副代表。

ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。
日本における植物療法の第一人者 森田敦子に師事し、森田と共に啓蒙活動を行いながら、自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、数々のセミナーやカウンセリングを行う。確かな知識と、実際の経験に基づいた説得力のある講義は、明解でわかりやすいと定評がある。著者に「自然ぐすり生活 」(小社刊 )。

»この連載の記事を見る