【産後のケア】出産後の痛み、不調をやわらげるために使うといいものは!?

【産後のケア】出産後の痛み、不調をやわらげるために使うといいものは!?



植物療法士の南上夕佳さんに、女性が取り組むべき「からだづくり」について語っていただく連載。
20代で若年性更年期障害と診断された南上さんが、
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたこと。

第21回は、産後の辛い時期、からだがラクになるケアについて。


前回の妊娠後期のケアに続いて、今回は産後のケアをお伝えします!
産後は、睡眠不足や、母乳が出なかったり、乳腺が詰まって発熱したり、子宮の戻りの痛みがあったりなど、個人差はあれど母体には様々な不調が現れます。

まず産後、ほとんどの人が感じる不調が、膣や会陰まわりの違和感や痛みです。 
前回、産前の会陰マッサージをご紹介しましたが、これを念入りにされていた場合は、産後の膣まわりの違和感が少なくて済むことも多いので、ぜひ取り入れてみてください。 
そして産後の外陰部ケアには、質のいいラベンダーの精油を準備することをおすすめします。赤く腫れているような状態の膣まわりに、植物油(ホホバオイルなど)で希釈して(※5mlの植物油に1滴)塗ると、驚くほど違和感や痛みが緩和します。
産後すぐに実践できるフィトテラピーです。 


(イメージ/写真AC)

そして、母乳問題。母乳がなかなか出ない人はネトル、ラズベリーリーフ、フェンネルのハーブティーをたっぷり飲んでみてください。
産後はとくに冷たい水に触れたり、飲んだりしないようにして温かいハーブティーを飲みましょう。
少しずつ母乳の量が増えて安定してくるのですが、母乳をあげている間はしっかりと飲んで継続するのがおすすめです。

乳腺が詰まって痛みが出たり発熱する人もいます。この場合は医師による診察や処置が必要ですが、上記のハーブティーを飲みつつ、グルテンや砂糖を控えた生活を。

そして子宮の痛み問題。
おっぱいを吸われるとオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンが分泌されることで、子宮が収縮し元の大きさに戻ろうとするので、このときに痛みが伴います。
4週間かけて戻っていくこの時期の痛みは耐えるしかないのですが、とにかく温めることがおすすめです。お腹まわりを玄米カイロや小豆カイロなどで温め、ラズベリーリーフと赤ブドウの葉のハーブティーを飲みます。温めと子宮まわりの筋肉をサポートしてくれます。


(イメージ/写真AC)

最後に、個人的におすすめなのが菊の花のお茶。東洋医学では目と子宮はつながっていると考えられていて、目を使いすぎることは妊娠中も産後も控えるようにいわれるのですが、特に産後に目の疲れや渇きが気になる方が多いのです。
私は1人目の産後に目の渇きと痛み、腫れを経験したので、2人目の産後すぐに菊花茶をハーブブレンドに追加し、飲んでいました。
おかげで全く目の疲れを感じず乾くこともなく快適に過ごすことができました。
スマホやパソコン、タブレットを常に見ている現代人におすすめの菊花茶は、産後でなくてもぜひお試しください。

次回は、産後のホルモンバランスの戻し方について。産後に限らず、35歳以降の女性にも参考にしていただきたいです。

*次回は12月19日更新予定です。

バナーイラスト/いいだあやか
>>https://ayaillustration.amebaownd.com


Written by 南上夕佳(なんじょう・ゆか)
南上夕佳

植物療法士、ルボア フィトテラピースクール副代表。

ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。
日本における植物療法の第一人者 森田敦子に師事し、森田と共に啓蒙活動を行いながら、自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、数々のセミナーやカウンセリングを行う。確かな知識と、実際の経験に基づいた説得力のある講義は、明解でわかりやすいと定評がある。著者に「自然ぐすり生活 」(小社刊 )。

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