鈴鹿央士「デビューして3年間の区切りとして」、ファースト写真集の発売記念イベントを開催!


鈴鹿央士が12月18日(日)、HMV&BOOKS SHIBUYAにて開催された、自身のファースト写真集『omen-前兆-』(ワニブックス)発売記念イベントに出席。イベント前の囲み取材に応じました。

本書は、鈴鹿央士のデビュー直後から現在まで、雑誌「プラスアクト」で撮影した写真と、地元岡山で撮影した撮りおろしを1冊にまとめた写真集です。

19歳の頃、撮影中に高速で動く鈴鹿さんに「止まってくださいっ」とお願いしてから早3年。焼肉の部位を呟きながら撮影する現在まで、純粋で天然な姿は変わらず、3年間の成長と、俳優としての表現の幅を感じられる1冊になっております。

 

デビュー直後からの3年間をお見せできて嬉しい

写真集はデビュー直後には企画が上がっていたとのこと。出版時期は決めておらず、いつか出すときのための撮りためておくスタンスで、3年間水面下で進めていたそう。鈴鹿は、デビュー直後に企画を聞いたときの心境について、「本当に出せるかな?と思いました」と素直な感想を述べました。
また、「デビュー直後で、恥ずかしいという気持ちはなかったか?」と問いかけられると、「お話を聞いたときは何もわからなかったので、『写真集?へえ~!』って感じでした。今となっては、写真集が出せるってすごいことだと思うので、ちょっとがんばったなと思います。」と振り返りました。

「デビュー直後の2019年から約3年、撮りためていた作品をやっと発売できるんだなと思うとすごく嬉しい」と一言ひとこと噛みしめながら写真集完成までの思い出を語った。

また、囲み取材の前日に行った大阪と名古屋のイベントについても、「ファンの方々から『デビューのときから見ていました』『『ドラゴン桜』から応援しています』と声を頂いて、デビュー以降、作品を見ていただいている方に写真集を届けられてすごく嬉しい」と、作品を見てくださっているファンの方への感謝も述べました。

 

タイトル『omen-前兆-』の名づけ親は鈴鹿本人

写真集のタイトル『omen-前兆-』は、鈴鹿本人が付けたとのこと。このタイトルに決めた理由としては、「タイトルを決めるとき、生きている中で“前兆”を大切にしよう、感じ取ろうと思っていた時期だったので」と、述べました。

「写真集の中で『ドラゴン桜』の原作の漫画を持って写真撮っている場面があるんですけど、これはまだオーディションの結果が出ていないときで、『これ持って撮ってみたら受かるんじゃない?』と言って撮ったんです。それで『ドラゴン桜』も受かりましたし、自分の中でもすごく大切な作品の1つになっているので、これも“前兆”の1つだったかなと思います。これから先、何か起こる出来事、出会う物事だったり、何か前兆がこの1冊にあるはずという考えで付けました。」と想いを吐露しました。

印象に残っている撮影エピソードについて、鈴鹿の祖母の家近辺での撮影を挙げ、

「おばあちゃんの家の近くの浜辺で撮ったんですけど、すごく暑くて…暑くはなかったか。日差しが強かったので日焼け止めを塗って帽子をかぶって、2人で散歩しながら撮りました。この写真集の中でも1番気が抜けているというか、地元に帰っておばあちゃんに会っているそのままの自分が写っているかなと思います。今まで家族と撮るって時間もなかったので新鮮でしたし、幸せな時間だったなとも思います」と語りました。

また、イベント前に祖母から届いたメッセージについて触れ「「おばあちゃん、写真集デビューしました」ってとても嬉しそうな連絡が来ました。」と報告。チャーミングな鈴鹿の祖母のメッセージに会場が和みました。


 

気心の知れたスタッフとだからこそ出せた表情

ドラマ・映画の撮影と、写真集の撮影の違いについて、
「ドラマや映画だと1か月とかでまた新しい人たちとって感じなんですけど、写真集はずっと同じスタッフさんなので。3年通してずっと同じスタッフさんに囲まれて撮影したので、この人たちとだから出せる“自分”をお見せできるのかなと思います」と語った。

気心の知れたスタッフに囲まれて自然体で撮影をできた鈴鹿だが、逆に大変だったエピソードについて問いかけると、
「写真集の表紙になっている、かっこいい雰囲気の写真は、撮影の中でも最後のほうに撮りました。カメラマンさんと1対1で他のスタッフさんは見ていない状況で最後に取りましょうってことで。それは特別な空間で芸術、経験でもないか。いい撮影だったなと思います。」と述べました。

さらに、記者から撮影時のむちゃぶりエピソードを求められた際に、「僕は脱ぐ予定はなかったんですけど…」と前置きを入れて話してくれました。
「海に行って、バーベキューをする撮影があったんです。僕はバーベキューだけだと思っていたんですけど、(スタッフさんの盛り上がりに負けて)急遽シャツを脱いで、海に飛び込んだりしました。マネージャーさんに、『私、スキューバダイビングもできるから大丈夫だよ』って言われて、そういう問題じゃないんですけど…って(笑)」と撮影秘話を明かしました。

さらに記者が「上半身裸カットは予定にはなかったとのことだが、トレーニングとかはしていたのか?」と問いかけると、
鈴鹿は「まったくしていないですし、しまってないですし、割れてもないです。ただの皮膚がさらされて…」と答え、ご家族やご友人からの反応ついても触れられると、「まだ連絡は来てないですけど、お母さんに見られるの恥ずかしいですね。」と述べました。

 

今回の写真集は120点。ひとつの区切りとして見てほしい

「3年間が詰まっている写真集ということですが、このデビューから3年間どうだったか?」という質問には、「もう3年かあと思う自分と、まだ3年かあと思う自分がいます」と、率直に答えました。

「すごく濃かったですし、早かったです。色んな出会いもあって、作品やその場での人だったり。この3年間は、人生で1番幸せだったんじゃないかなと思います。」

その中でも、今年1年はどんな年だったかと聞かれると、
「今年1年間通してずっと作品に携わらせていただいたので、その中で毎現場新しい出会いがたくさんありました。3年ってそんな長くはないんですけど、この3年間の経験が活きてきたなと実感した年でした。多分、毎年言っているんですけど、今年1年が来年再来年につながる1年になればいいなと思います。」と述べました。

「今回のファースト写真集に点数を付けると何点か?」と聞かれると、
「140点…120点。下がったわけじゃなくて、まだまだ伸びしろがあると思って、120点です」と答えました。

早くもセカンド写真集の試みについて触れられると、
「やりたかったこと、今回できなかったことをやってみたいですね。釣りをしている風景だったり、キャンプだったりドライブだったりとか。あとは、もうちょっと鍛えて体を出したいですね」と展望を述べました。

さら来年の抱負についても聞かれた際には、ゆとりを持って時間の使い方をうまくできるようになりたいとのこと。「掃除は汚れが見つかってから、洗濯は洗濯物が溜まってからじゃなくて社会人としてできるように…って、ちょっと地味ですね…。キャンプしたいと思っているので、テントを張れるようになりたいです」と述べました。

そして、最後にこんなメッセージを語ってくれました。

「『3歳から顔変わっていないね』ってよく言われたりするんですけど、写真集を出して振り返ってみるとやっぱり成長しているなと思いました。見た目じゃなくて、雰囲気とか人として成長を感じます。最後のほうのインタビューにも載っているんですけど、言葉使いとかが変わっているんです。意外と考えていることとか変わっているし、おもしろいなあと自分でも思います。とりあえず、ひとつの区切りとしてこの3年間鈴鹿央士はこうでしたって見ていただけると嬉しいです」

鈴鹿央士ファースト写真集『omen-前兆-』は、全国書店・ネット書店で発売中です。

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鈴鹿央士ファースト写真集『omen-前兆-
撮影:sai

鈴鹿央士

2000年1月11日生まれ、岡山県出身。2019年 NHK 朝ドラ『なつぞら』でドラマデビュー。同年公開映画『蜜蜂と遠雷』では、日本アカデミー賞新人俳優賞他、数々の映画賞新人賞を受賞。現在はドラマ『silent』(フジテレビ系)に出演中。主な出演作品に、ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』『MIU404』『ドラゴン桜』『クロステイル~探偵教室~』『六本木クラス』など。映画は『かそけきサンカヨウ』『バイオレンスアクション』など。映画『夏へのトンネル、さよならの出口』、2023年公開映画『ロストケア』に出演の他、3月Netflixにて配信される「君に届け」に風早翔太役にて出演。