教えて森さん！ ～悩める子ぶたのお悩み相談～
—————————————————————-
ワニブックスから新刊を出版した
著者のみなさんに
どこよりも先に取材させていただく
取れたてインタビュー！
ここでしか聞けない
書籍の制作秘話をお伝えします。
—————————————————————-
＜第2回＞
教えて森さん！悩める子ぶたのお悩み相談
――前回は森拓郎さんに代謝が上がる食べ物についてクイズ形式でお伺いしました。
確かに食べ物の疑問は少し解消されましたが、私のまわりの女子たちはやっぱりダイエットに興味があるようで…。そんな悩める子ぶたを救うべく、森さんに色々と質問させていただきました。
『ダイエット中に外食をしても大丈夫ですか？』
外食か家での食事かに限らず、何を食べるかで選べばいいのです。一番気を付けないといけないのは糖質中心のものではないか、ということですね。麺類や丼ものなどの一品ものは一気に食べてしまうので出来るだけ避けましょう。サンドイッチは結局ほとんどが糖質の食べ物なので、もし食べるなら、パンと野菜に分ければ、噛む回数が倍になって唾液の量も増え満腹中枢の刺激にもなって、食事を食べた後の満足度が上がります。定食など品数を増やしたりして、おかずがメインでごはんやパンが付け合せ程度に食べられる食事が良いです。
『代謝を上げるために肉・卵を摂るようにしていますが、コレステロールは気にしなくて大丈夫でしょうか？』
肉類も卵も、コレステロールを気にされている方が多いのですが、現在は「コレステロールは体に悪い」ということ自体が間違いだったことが明らかになっています。コレステロールが増えたから動脈硬化が起きたのではなくて、動脈硬化が起きるような炎症が増えたからコレステロールが増えたということなのに、コレステロールが悪玉だという勘違いがいままでされてきたのです。逆にコレステロールをしっかり摂ってもらった方が動脈硬化の改善されやすくなるとも言われていますし、ホルモンの材料ともなるので、体調を良くするのにもとてもよいのです。
『１日にどのくらい腹筋運動をすればお腹が痩せますか？』
どうしたら腹筋運動でお腹がへこむのか、僕にも分からないです（笑）。
お腹をへこますには内臓脂肪・皮下脂肪を落としていくのがメインになるのですが、筋肉を鍛えたからといって周りの脂肪がみるみる落ちていくことは生理学的にありえません。食事の改善やエネルギーの消費を増やして脂肪を減らしていけば一番初めにへこむのがお腹なので、体脂肪を落とすことを目的として食事を中心にしたダイエットをすれば確実にお腹の脂肪が落ちますよ。
『痩せるためにサラダから食べているのに効果がありません。どうしたらいいですか？』
食事の最初にサラダから食べるメリットはおそらく吸収がゆっくりになるからだと思うのですが、ゆっくりになったからといって食べている量が多ければ意味がないし、結局胃の中でいっしょくたになってしまうものなのでサラダを先に食べたところでそこまで痩せる変化は期待できません。ジャンクフードを食べていてその前にキャベツを一皿食べているから大丈夫とはならないですよね？ サラダを先に食べることで食欲が前よりは抑えられたりするかもしれないですが、痩せるというならもっと必要な栄養素を摂るなど、内容を変えていかないと意味がないですよ。
『順調だったダイエットも、50kgから減らなくなりました。停滞期でしょうか？』
停滞期もどのレベルで停滞が起きているのかによって対応が変わります。その人の適正なところに定着してしまっている場合は、一時的に食事制限のような食事をしてちょっとずつ体をだましていくやり方もありますが、太っているのに停滞している人は食生活をもう少し変える必要があると思います。その部分をもう一度見つめ直してもう１段階レベルを上げるべきなのかもしれません。食べたものを記録することもおすすめで、「意外にこのときに糖質摂り過ぎていたな」など発見がありますよ。過去に食べたものが分かっていれば今日食べるべきもののヒントになります。
――森さん、ありがとうございました！ 今回のクイズや質問で、今までのダイエットや代謝へのイメージが大きく変わった気がします。具体的にどういう食事をすればいいかイメージも湧きました！ 腹筋もやめます！（笑）
まだまだ奥深い森さん流「代謝を上げるダイエット」、詳しくは書籍『「年齢とともにヤセにくくなった」と思う人ほど成功する 食事10割で代謝を上げる』をご覧いただければと思います！
