瀬戸内フルーツのかき氷とホットケーキ 鷺沼【SETOUCHI HIDAMARI KAKI-GORI】

瀬戸内フルーツのかき氷とホットケーキ 鷺沼【SETOUCHI HIDAMARI KAKI-GORI】


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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。

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今から5年ほど前、高松に住む友人を訪ねた際に見つけたのが、瀬戸内のフルーツをたっぷり使ったかき氷屋さん。小さな公園に面したちょっぴりレトロな空間も心地よくてすっかりファンになってしまった。
その支店が神奈川にもあると聞いて、通うようになったのが今回ご紹介するSETOUCHI HIDAMARI KAKI-GORI。

お店があるのは最寄りの駅の鷺沼やたまプラーザからかなり歩く山の上の住宅街のそのまた奥まった場所。ここでいいかなと不安になる頃、築40年は経つヴィンテージマンションの1階に本店と同じように可愛い庭に面したほっこり癒しの空間が現れる。


リノベーションを施したどこか懐かしくて温かみのある店内でいただけるのは、瀬戸内のフルーツをふんだんに使ったシロップのかき氷と銅板で焼くホットケーキにプリンやパフェも。
シロップは瀬戸内ならではの様々な柑橘類に甘酸っぱいさぬき姫いちごやキウイなどのフルーツの持ち味を最大限に生かしたもの。


和三盆を使っているため、甘さも上品でフルーツをそのまま食べているかのようなナチュラルさが魅力。ふわふわに削られた氷との相性も抜群だ。中にはヨーグルトのソルベを潜ませ、おいりと呼ばれる香川独特のカラフルなあられのトッピングも愛らしい。

銅板でじっくり焼き上げたホットケーキはしっとりふかふか。かき氷と同じようにフルーツを使ったコンフィチュールが何種類も添えられてくるので味変しながら楽しめるのがなんとも嬉しい。

かき氷だけのつもりがホットケーキも食べたくなって、結局どちらも!
ヴィンテージの北欧食器のカップで香り高いコーヒーを楽しみながら、庭で日向ぼっこしている猫を眺めるのが至福のひとときなのだ。

DATE

かき氷SETOUCHI HIDAMARI KAKI-GORI
瀬戸内ひだまりかき氷 鷺沼店

住所 〒216-0004 神奈川県川崎市宮前区鷺沼2丁目 13-17 RENOWA SAGINUMA 1F
営業時間
平日 11:00~17:00(L.O. 16:00)
土日祝 11:00~18:00(L.O. 17:00)
※営業時間、定休日はSNSをご覧ください。
Instagram @setouchi_hidamari_kakigori
HP https://www.kaki-gori.com/

*次回は4月26日更新予定です。

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Written by ariko

CLASSY.、VERY、HERSなどの表紙やファッションページを担当する編集ライター。日々の食卓をポストしているInstagramが、センスあふれる美味しそうな写真と食いしん坊の心を掴む料理で話題に。著書に『arikoの食卓』シリーズ、『arikoの黒革の便利帖』(共にワニブックス)、『ありこんだて』(光文社)、 『2品で満足 arikoの家和食』(講談社)など多数。
Instagram:@ariko418

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