初のファッションスタイル本が大反響!
「VERY」エディター・高橋志津奈のスタイルとは?


読者の方から、高橋さんのファッションはZARAやユニクロなどプチプラアイテムと上質なものをミックスされているのがとても参考になると感想をいただいていますが、プチプラを上手にとり入れるコーディネート術をお教えいただけませんか?

子育てをしている中で、汚れてもいいと思える安価なものを取り入れるようにしていますが、その中からどう選ぶのかよく聞かれます。
ZARAは金具やファスナーなどが付いていないものを選ぶようにしてます。金具などの装飾が無ければ、てろんとしたシャツはてろんとしたシャツにしか見えないですから。あと、少し先のシーズンのものを買っておくと商品の入れ替わりが早いので周りとかぶらずに着られます。
ユニクロは、ベーシックな体形を基にサイズが作られているので、ゆったりめが流行っていたら2サイズあげたりと、サイズ感を考えるようにしていますね。自分がSサイズだったらSサイズ、という風には買いません。また、夏に持ち歩くカーディガンはバッグに入れておいたり、ちょっとかけたり、何回も洗いたいし、何色も欲しいからプチプラで十分。H&Mでカーディガン5色買いをしたこともあります。流行りの色を買ったり、いつもはあまり着ない色を買って使い分けてますね。

そういう風にしてプチプラを活用すればいいんですね。逆に高橋さんがファッションで予算をかけているのはどんなところですか?

靴にはお金をかけてます。この本の制作のときにもたくさん買いました(笑)。靴でかなりイメージが変わりますよ。クローゼットの中は同じような色や何年も愛用しているパンツがありますし、買い足すのはデニムくらい。この歳になって流行りの服を着るのはちょっとどうかなと感じたとしても、靴だけ変えればいつも穿いている黒パンツもプチプラの服も今年っぽく着こなすことができます。高い靴を買わなければいけないということではなく、どこにお金をかけるか。洋服に数万円かけるくらいならZARAで買って浮いた分を靴に充てて、いい靴を2足買ったりできますし。最近ではスニーカーを履いただけで今っぽくなったりしますよね。ZARAの靴もトレンドを押さえていて優秀ですよ。

靴1

靴2

最後に読者の方に一言お願いします。

雑誌を見てふだんの自分とかけ離れたものを取り入れたり、無理して高いものを買ったりするよりも、ベースは絶対自分の好きなもので、今自分の手持ちの服をどうやったら素敵に見えるかを考えるほうがオシャレになると思います。
自分の好きなものは間違ってないって自信を持っていいと思うし、好きで着ている服はきっと自分自身がわかっているはず。それが自分に寄り添っている服なんだと思います。例えばサイズ選びやコーディネートは本や雑誌を見て参考にすればいいけれど、流行りだからといつもの自分とガラッと変わったものを着るよりは、毎日忙しい中で自分が着ていて気持ちいい服を身にまとっているほうが自分らしくいられる気がします。私も悩みに悩んだときがあったけど、結局最終的にはそこに行き着くのかなって。この本をつくったことで自分に自信が持てたし、自分が好きなものは間違っていないのかなと実感することができました。この本が自分に自信を持てる服を選ぶための参考になればうれしいです。
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高橋さんの好きが詰まった手元。
シルバーとブルーの洗練されたコーディネートが涼しげ。

 

『VERYエディター高橋志津奈のSimple Casual』


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