開運セラピスト・宮田斎生インタビュー【前編】「自分が誰かの役に立てると知ったことが生きる力になった」

開運セラピスト・宮田斎生インタビュー【前編】「自分が誰かの役に立てると知ったことが生きる力になった」


「パリって日本から見て、今年は良いとは言えない方角なんですよね。それでもたくさんの日本人選手たちが活躍しているのはすごいと思います」

そう語るのは、パリ五輪前にフジテレビ「ジャンクSPORTS」の占い企画で話題を呼んだ開運セラピストの宮田斎生さん。数々のオリンピアンを占った結果、運気が上向いたアスリートは数知れず。その結果、多くのメダリストが生まれました。

なぜ人は斎生さんの占いに心惹かれるのでしょう。悩める人々の人生を好転させてきた「すご腕占い師」の素顔に迫ります。

 

特別な力を感じたきっかけは網棚の上のサラリーマン

初対面で感じたのは、斎生さんの物腰の柔らかさ。こちらが話し始めると、じっと目を見て、時折優しい笑顔で大きく頷くその様子は、占い師というより、癒される保健室の先生のようでした。占う相手を恐がらせるような占い師もいますが、斎生さんのスタイルはその真逆のように見えます。

「悩んでいる人の背中をそっと押すのが占いの役目。誰かを恐怖で支配したり、そんなことはナンセンスだと思いますよ」

斎生さんの占いの基本は、様々なエッセンスを詰め込んだ独自のスタイルです。占いを始めてから師事した方はいたそうですが、最初に誰かに基本を教わったことはありませんでした。
大学を出たのち、高名な作曲家のアシスタントとして活動するなど、多方面で才能を発揮していた20代の斎生さんが、自分の特別な力を実感したのはいつ頃だったのでしょうか。

「最初に特別な力を強く意識したのが、18歳の頃でした。用事があって山手線に乗ったら、網棚の上にサラリーマンが立っていたんです。東京はすごいところだなと思っていたんですが、その人がスッと消えて、さらに気がついたら、人のうえに人が立っているのが見えたんです。その時に、もしかしたら自分には特別な力があるのかもって」

斎生さんの異能はすぐに知れ渡ります。人を紹介されて実際に見るようになったのが、2017年のこと。独学ゆえに、当時はまだ自分らしさが確立できていなかったといいますが、『斎生さんの占いは当たる』という評判はすぐに広まりました。

「絶対に仲良くなれないと思っていた家族が、私の言葉のおかげで仲良なれた、と言っていただけたり、心から喜ばれたりすることが多くて、うれしかったですね。自分が誰かの役に立てると知ったことは、なにより力になりました」

ただ、まだ占いだけで食べていく自信はありませんでした。
占い師として独り立ちしようかどうか悩んでいた30代中盤、斎生さんは人生最大の恩人に出逢います。

「一代でチェーン店を築いた経営者の方に、本当によくしていただいたんです。当時は経済的に困窮していたんですが、『あなたには力があるんだから占いを頑張ってみなよ』って。そして、上場企業の会長をはじめ200人もの方をご紹介してくださったんです。最初は不安もありましたが、1年が経過したあたりで、胸を張って『自分は占い師です』と名乗れる自信がつきました。今でもその方への感謝は忘れていません」

 

ご先祖さまとの付き合い方が大事

「いい方角で神様に手を合わせることで加護をもらうことができる」

斎生さんの占いはオリジナルですが、九星気学、四柱推命、方位学、奇門遁甲がベースになっています。

「最初にその方のお名前と生年月日を聞きます。その上で、この人は自分の話を聞いてくれる人なのか、どうかを会話の中で確かめます。その人の人生を良くしたいと思って、占いをしていますから、最初から疑心暗鬼だったり、相手に対して敬意を払えない人とはやはりいい関係性を築けません。占いの根本にあるのは、その人の人生がよりよいものになってほしいという切なる願いなんです」

斎生さんの占いの中で特に大きな比重を占めているのが方位学です。ただ、一般的な方位学であれば、「この時間にこっちに行け」というアドバイスしかできなかったとしても、斎生さんの占いは、その人の人生に即した柔軟な対応を提案してくれます。

「運気が下がる方角に行かなくてはいけないこともあります。そういうときは、いちど違う場所を経由してから、目的地に行くといいですね。これは方違え(かたたがえ)といって、昔からある裏技なんですよ。そして、誰にでも運が上向く時間と方角があるので、毎朝8時にSNSでそれを投稿しています」

そして、斎生さんが大事にしなさいと口を酸っぱくしていうのが、ご先祖さまとの付き合い方です。

「私たちが今ここに生を受けた、ということは、多くのご先祖様がいたはずです。その方たちは今なにをやっているかというと、空の上で『生きている私たちを助けたい』、そう思っているんです。でも、自分たちの子孫を勝手に助けるわけにはいけない。私たちが天に向かってお願いをすると、ご先祖様たちは会議をします。そうして、うちの子が困っているから、どうにかしてくれないかと遠くの神様にお願いします。いい方角に行って、神様に手を合わせることで、その加護をもらうことができるんです」

後半では、運気の上がるご先祖様へのお願いの仕方をお聞きします。
宮田斎生さんインタビュー【後半】は、2024年8月10日(土)に公開予定です。お楽しみに!

取材・撮影/キンマサタカ(パンダ舎)
バナーアートワーク/浮須 恵

宮田斎生(みやたいっせい)

生年月日や名前・血液型、方位統計学、暦・奇門遁甲を駆使した「四神吉方転換」というオリジナル占いで話題の開運セラピスト。『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)のSNSではパリ五輪に出場するアスリートたちを占い、やさしい語り口で老若男女から人気に。タレント、インフルエンサー、スポーツ選手、実業家など、これまで鑑定した人数はなんと20000人以上。公式LINEでは毎朝8時に運気がUPする情報を配信している。
Instagram @issei.9999 
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