まだ間に合う! クリスマスを100倍楽しむおうち遊び3選 人気おもちゃインストラクター・スウさんが考案
街が美しくきらめき、ツリーやイルミネーションに心が躍るクリスマスシーズン。
「子どものためにクリスマスプレゼントだけでなく、家でもデコレーションや何かクリスマスらしいことをしてあげたいけれど、時間もないし材料を揃えるだけでも大変そう……」
そんな忙しいママ・パパの味方になってくれるのが、100均専門おうち遊びクリエイター・スウさんです。

スウさんが考える遊びや工作は、不器用な人でも簡単にできて、しかもすべての材料が“100円ショップ”で揃うという手軽さが魅力。
今回はスウさんの書籍『頭のいい子を育てる 超集中!おうち遊び100』の中から、親子で作って飾って楽しめる遊びと工作を3つご紹介します。
ぷにゅっと広げるツリーお絵かき

絵の具をのせて指で広げるだけで、すてきなアートになるクリスマス制作のアイデア。絵の具をつぶすだけなら赤ちゃんでもできちゃいます! ツリーだけでなく、いろいろな絵がこの方法で描けるのでチャレンジしてみてください。
用意するもの
キャンバスボード(約24cm×12cm)
アクリル絵の具
フリーザーバッグ(約27cm×28cm)
鉛筆
ビニールテープ
はさみ
好みでラメやスパンコール
・サイズが小さい材料を扱う場合は、子どもが誤飲しないよう十分にお気をつけください。
・はさみやカッターなどの刃物を使うとき、グルーガンなどの熱を持つ道具を使うときは、目を離さず見守っていてください。
工程

1. キャンバスボードにツリーの絵を下書きし、余白部分にビニールテープを貼り覆い隠す。

2. ツリーになる箇所に絵の具を適量絞り出す。
POINT 絵の具は何色かのせるとかわいい!

3. フリーザーバッグに(2)を入れる。

4. 絵の具を手でつぶしながら広げる。

5. フリーザーバッグをはさみで切り開いて、(4)をそっと取り出す。

6. 絵の具が乾き切る前に、ラメやスパンコールなどで飾る。1日程度置き、乾いたら(1)のテープをはがす。
雪景色のクリスマスツリー

重曹を固めたツリーに酢をかけると、シュワシュワ反応して白い雪が積もった! じつはこれ、「二酸化炭素の泡」。
しばらくすると白くなって固まるので、クリスマスのインテリアとしてデコっても◎!
用意するもの
重曹…… 170~200g
酢
画用紙
テープ
着色料
はさみ
スプーン
スポイト
ボウル
平らな容器や皿
・サイズが小さい材料を扱う場合は、子どもが誤飲しないよう十分にお気をつけください。
・はさみやカッターなどの刃物を使うとき、グルーガンなどの熱を持つ道具を使うときは、目を離さず見守っていてください。
・薬品や材料を目や口に入れたりしないよう、お気をつけください。
工程

1. 画用紙を写真のような扇形に切る。
POINT 写真では一辺を12cmにしましたが、おおよそでOK。

2.(1)を丸めて先をとがらせてツリーの形を作り、テープでとめる。

3. ボウルに重曹と緑の着色料を入れ、よく混ぜる。
POINT 粉末着色料なら水を少量足してください。

4.(2)の型の中に、(3)をスプーンでギュッと押し固めながら詰める。

5.(4)の上に平らな容器や皿をかぶせ、ひっくり返す。

6. 型をそっと外したあと、スポイトで酢を吸い、ツリーにかける。
どうしてこうなるの?
酢は酸性、重曹はアルカリ性です。酸性とアルカリ性が出合うと化学反応という変化が起こりますが、酢と重曹を混ぜると二酸化炭素というガスが発生します。この泡は汚れを溶かす効果があるので、キッチンのお掃除などもできます。
ちらちら雪降るスノードーム

作っている最中も、作ったあとも楽しめる最強の工作遊び。好きな人形や飾りを入れて自分好みに作れます。
用意するもの
瓶などふたの閉まる容器
洗濯のり
水
好きなフィギュア
ラメやスパンコールなどの飾り
グルーガン
・サイズが小さい材料を扱う場合は、子どもが誤飲しないよう十分にお気をつけください。
・はさみやカッターなどの刃物を使うとき、グルーガンなどの熱を持つ道具を使うときは、目を離さず見守っていてください。
工程

1. 瓶のふたの裏にグルーガンをつけ、好きなフィギュアを接着する。
POINT グルーガンがない場合は、瞬間接着剤でも作れます。

2. 瓶の本体に、洗濯のりと水を7:3の割合で入れる。

3. さらにラメやスパンコールなどの飾りを入れる。

4.(1)のふたをしめ、グルーガンでふたの隙間を埋めて接着する。
クリスマスまでもう少し、忙しい12月でもここで紹介した「おうち遊び」なら十分間に合います。
書籍『頭のいい子を育てる! 超集中おうち遊び100』には、簡単にできるおうち遊びのアイデアがなんと100個以上も収録されています。
「今日は何をしよう?」「これを作ってみよう!」と親子で準備を楽しみながら、思い出に残るクリスマスを過ごしませんか?
写真/長谷川梓
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『頭のいい子を育てる 超集中!おうち遊び100』
著:スウ
監修:汐見稔幸
著 スウ
100均専門おうち遊びクリエイター。おもちゃインストラクターの資格を持つ3児の母。「低予算で簡単に」をモットーに、100円ショップや身の回りの材料を活用した遊びや手作りおもちゃを考案し、Instagramで発信している。子育て中の母親ならではの視点とアイデアから生み出される、遊んで学べるおもちゃ、感触遊びは特に人気。幼児の知育教育に関心の高い母親、父親から支持を得ている。
フォロワー数は20万人を超える(2025年12月現在)。
Instagram @suu.333
監修 汐見稔幸
1947年 大阪府生まれ。教育・保育評論家。専門は教育学、教育人間学、保育学、育児学。21世紀型の保育、学校を模索中。How toだけでなく、なぜそうすべきかを原点から考えようと努力し、それを保育者たちと共有する研修を追求している。保育が深い意味でおもしろい!と思えるようになりたいと願っている。
一般社団法人家族・保育デザイン研究所 代表理事、東京大学名誉教授・白梅学園大学名誉学長・全国保育士養成協議会会長・日本保育学会理事(前会長)など。







