【めざましテレビ出演!】賃貸DIYer・なつこさんインタビュー「忙しいからこそラクに過ごしたい」


フジテレビ系の朝の情報番組「めざましテレビ」。2月20日(火)放送の「シェアTOPICS」コーナーにて、Instagramで人気急上昇中の賃貸DIYer・なつこさんが登場しました。番組では、材料費1500円以下、セリアやダイソーの100円ショップアイテムだけでできるミニカー収納や飾り棚のDIYを紹介。

なつこさんは、Instagramのフォロワー30万人超、「賃貸でも、子どもがいても、ママが自分らしく暮らせるアイデア」を発信されています。
2023年10月に発売された著書『人生はDIY 自分らしく暮らすためのインテリアのコツとDIYレシピ38』(小社刊)は発売前に重版が決定。来る2024年2月22日には、自身の立ち上げたインテリアブランド「EIGHT LIVING」の1stプロダクト「8LOOP(賃貸でも設置可能な室内物干し)」のリリースが予定され、今まさに大活躍中です。

寝ない・食べない・風呂に入らない4歳男児の子育て真っ最中のママとして、美容やファッションをあきらめない一人の女性として、等身大の姿が魅力的ななつこさん。その人気の秘密と、人柄に迫ります。

※本記事は、WANI BOOKS NewsCrunch <https://wanibooks-newscrunch.com/>インスタで人気急上昇中のDIYerワーママ「忙しいからこそラクに過ごしたい」(2023.10.22)を、加筆編集したものです。

 

人生はDIY=Do it Yourself

――なつこさんがDIYを始めたのはいつからですか?

なつこ 同居している祖父が庭のベンチなどを気軽に作るDIYerだったので、何か不便だな、ここにこれが欲しいなと思ったら“自分で作る”のが、子どものときから普通の感覚でした。でも本格的にやるようになったのは、結婚前から住んでいたマンションが極小で、とにかく不便だったから。その家が狭すぎて、家のサイズに合った収納を作るしかなかったんです。

――DIYは「Do it Yourself」=「自分自身でやる」という意味ですが、まさしく、自分自身で住む環境を整えてこられたわけですね。

なつこ そんな大げさなことじゃないんです。収納できないと物があふれてしまい、どこにいったかわからなくなるでしょう? 探す時間も手間も惜しいんです(笑)。それにケチだから、お金をかけなくて自分らしいオシャレな収納ができるなら、そのほうがお得ですよね。
DIYって自由なんですよ! 自分のタイミングで思うところに好きなように作れるから。こんな簡単に自分で作れるんだ、これだけで生活がラクになるよ、人生って思うようにカスタマイズできるんだって、DIYをするといつも思います。


▲なつこ

――『人生はDIY』、タイトルにつながるようなお話ですね。

なつこ これまでの35年間、私の人生において降りかかることはすべて、一見ピンチでも全部良い結果につながるための通過点でしかありませんでした! DIYもそうなんですが、まずはやってみて、それでダメなら次の方法を試して……の繰り返し。でも、それは失敗なんかじゃなくて、通過点以上に正解への近道。そう思うと、DIYでの誤差も、人生の回り道も、怖いものなどありません!

 

ポジティブの秘訣は「好き」を育むこと

――その言葉に勇気づけられますね。なつこさんがそう思われるようになった、これまでの人生が気になりました。

なつこ 今回の著書で初めて書きましたが、私は子どものころ、学校に行けなくなり、毎日どうやって死のうかと考えていた時期がありました。当時は、今より“人と同じ”、普通であることが求められた時代だったので、変わり者だった私には人と同じになることができず自己肯定感が下がり、自分を大嫌いになってしまったんです。
その後、大好きな音楽で抜きん出ることができると気づいたとき、人には得意・不得意があるんだと知り、自分を肯定できるようになりました。私はこの経験も、自分に必要な経験だったと思っています。


▲自身の長所を知り自己肯定できるようになった

――すべての経験が、今のなつこさんを形作っていると。それは日頃の子育てに関する投稿にも表れている気がします。

なつこ 私が“人と同じでなければいけない”という呪いにつぶされてきたので、息子の個性だけはつぶしてはいけないと思っています。学校や会社など“絶対に属さなければいけないもの”などないですし、勉強やスポーツなど“絶対にできなくてはいけないもの”もありません。だから、本人の意思を尊重することは、日頃から大切にしています。
たとえばそれは、息子の“好き”を大事にすること。というのも、私は「努力せずとも人よりも長(た)けてしまうもの」が、人には必ずあると思っていて、それは人生において大きな強みになると思っています。でも、それが何かに気づけるのは、自分の好きをどれだけ純粋に受け入れられてきたか、その経験によるのかなと。
だから、子どもの“好き”という感覚を、親の固定概念でつぶすようなことはしたくない。かわいいものが大好きな息子は、今もピンクや紫のプリンセスの靴を履いて公園に行ってます!

――好きを自由に表現できる、ステキなことですね!

なつこ でも、いつも理想通りにいくわけじゃなくて、ほとんどが堂々と人にお見せできるような状況や感情ではなかったりします。特に子育てはさまざまな価値観の方がいますし、正解・不正解のない世界なので、それを全世界に発信するのはけっこう勇気がいります(笑)。
そのぶん、いただいたコメントに、たくさんの勇気と癒しをいただいてます! 一人だったらしんどすぎて笑いに変える余裕すらないけど、ストーリーに載せたらいつもフォロワーさんたちが笑ったり共感してくれるので、いただいたDMを見ながら、みんなおんなじように子育てがんばってるんだな、一人じゃないんだな、と勇気をいただくんです。


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