【225万VIEW】SNSで話題の「セルフ推し活」を書籍化!「自分で自分を推す」とは、何をすればいいの?(MIND編)
ある日、イラストレーター・漫画家であるワダシノブさんがSNSに載せるイラストを描きながら、ふと思いついた「わたしを推す」という考え方。
なんだかいいなと思って、SNSに投稿したらたちまち話題に!
「推し活をしているの」
「へえ~。誰を推しているの?」
「わたし」

自分のことを推しに置き換えてみたら?
「推し、尊い!」という慈しみを自分に向けてみたら?
もっと自分を大切にできるんじゃないだろうか__。
そんな「自分を推す」をテーマにした書籍『セルフ推し活BOOK – 自分=推しとして過ごすアイデア36 -』が6月3日(水)に発売することになりました。
ほかの人に注いできたエネルギーを自分に戻す心がけや、日常の工夫を36個、自身の生い立ちや考え方の癖をひともときながら綴られています。
そこで、発売を記念して全4回の短期連載をスタート!
一足早く本書の内容を少しおお届けします。
第1回は、Chapter1 MIND編【推し=わたしを捉えなおす心の準備】よりご紹介!
あなたにあなたを推す力が湧いてきますように。
※本記事は、ワダシノブ:著『セルフ推し活BOOK – 自分=推しとして過ごすアイデア36 -』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。本文は修正及び加筆の可能性があります。
推しに言わないこと、わたしにも言わない

「セルフ推し活」のアイデアを思いついた時、最初に始めた活動は「推しに言わないことは、自分にも言わない」ということ。いつも自分に言っていた、「わたしなんかにできないよ」と否定する言葉を口にすることをやめた。
自己否定をする癖は、周りの大人や学校の先生たちから「結果が出るまで頑張れ」と言われていた子ども時代に始まった。その応援の言葉は裏を返すと、結果を出せないのは、本人の努力が足りないということでもあった。小学校の体育の授業で、二重跳びのテストがどうしても合格できなかったこと。高校で人間関係に失敗したこと。大学受験で第一志望の大学に入れなかったこと。そんな失敗を全部、「わたしの努力不足だから、もっと頑張ればなんとかなったはずだ」と思っていた。
その頃、わたしにとっての成功とは、良い成績、良い進学、良い就職という、周りから「すごい」と評価されることだけだった。だから何者でもないわたしの小さな成功を認めることができなかった。
そうした考えが積み重なり、いつの間にか、始める前から挑戦を諦めるようになった。 どうせ世間的な評価は得られないのだから、恥ずかしい姿をさらさないようにしたいという、周りの目を気にして何もできない人になっていた。
今のイラストレーターという職業だって、ゼロからスタートしてイチになっただけでも良く頑張ったはずなのに、「大したことはありません。だって、わたしはお金をたくさん稼いでいないから」と自分を低く評価して守りに入る。そんなネガティブな大人になった。
しかし、推しに出会い、彼らを応援しているうちにそんな自分を変えたいと思うようになった。推しは、公式YouTubeに配信されるダンスの練習動画の中では、難易度の高い振り付けに苦戦しても、練習をやめることはなかった。本番のステージでは完璧に踊っていた。たどたどしかった英語の発音も、海外でインタビューに答えられるくらい上達していた。推しは失敗する姿を見られることを恐れていないようだった。その時、失敗はただの通過点なのではないだろうかと思った。
推しが失敗する姿を見て「無理なことはやらなければいいのに」なんて1ミリも思わなかった。世間的な評価ばかり気にして、失敗することを恐れ、何もしないことで自分を守っていたわたしにはまぶしかった。
そして、ファンからの褒め言葉に対しても、「ありがとう。そう思ってくれるあなたも素敵です」と受け止められる推しの姿に、自分を下げなくてもコミュニケーションは成り立つのだと学んだ。「わたしもそんな風に言えるようになりたい」と素直に思うようになった。
言葉には力があるから、わたしは自己否定をして自分の力を奪っていたなと思う。推しに「失敗するからやめた方がいいよ」なんて言わないように、自分に対して「わたしなんかには無理だよ」なんてことは、もう言わない。自分を推しだと思って「良く頑張っている! いい感じ!」と優しくポジティブに声をかけている。
次回は、Chapter2 Lifehack編【推し(わたし)仕様で暮らす日常の選択】より一節をご紹介! 自分を推すマインドを手に入れたワダシノブさんが実際に「セルフ推し活」を実践していきます。
*5月18日(月)更新予定です。
\予約受付中!/
『セルフ推し活BOOK – 自分=推しとして過ごすアイデア36 –』
著:ワダシノブ
\初のエッセイも好評発売中!/
『いいかげんなイタリア生活』
著:ワダシノブ
ワダシノブ
広島県生まれ、イタリア・トリノ在住のイラストレーター。イタリア人の夫と2人の子どもたちと暮らしている。イラストの仕事のみならず、マンガやエッセイなど多岐にわたり活動中。幅広い年齢層の人物を描き、特に中年層の絵を描くのが得意。たわいのない日常のワンシーンを切り取ったマンガがSNSでたちまち話題に。実は氷河期世代ど真ん中で、周りとの調和を優先してしまったり、ちょっぴりネガティブなところがある。趣味は、推し活とスケッチとスタンドアップコメディ。著書に『いいかげんなイタリア生活』(小社)、『晩ごはんはジェラートです』(大和書房)がある。
X(旧Twitter) @shinoburun
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