書籍編集部の副編集長が『旬がおいしい台所』のレシピを作ってみた。
土日は家事の日――。
独身時代は1日中寝て過ごした週末が、結婚して子供が生まれると、一変しました。
土曜日は、仕事と育児でクタクタになった妻の代わりに1週間分の食材を買いに行き、昼と夜の食事を担当することになったのです。実家があまり外食をする家ではなかったため、大学、若かりし社会人時代の夕飯も、もっぱら自炊。
切る、焼く、ゆでるくらいはなんとなくこなす、書籍編集部所属の40歳が、今週もキッチンでゆる~く腕を振るいます。
3歳になる娘ちゃんは、食事中にウロウロとテーブルの周りを徘徊するクセがなかなか治りませんが、おいしいものはしっかりと食べる現金な性格。食べ物の好き嫌いを作らないよう、できるだけその時々で旬な野菜、果物を食べるように心掛けています。
なにより、旬の食材は値段もお手頃だというのも、家計的には大きな理由でしょうか。
なんてことを考えているうちに、スーパーに到着。
野菜コーナーには色とりどりの春野菜が並んでいます。
どれもこれもおいしそう。
大の枝豆好きの娘ちゃんは、しきりに勧めてきます。同年代の子供たちを見ていても、妙に枝豆好きが多いように感じるのですが、気のせいでしょうか…。
ともあれ、かわいそうですが、娘ちゃんのリクエストは次回以降に回すことにしました。
本日は、サヤ部分のシャキシャキとした食感、豆部分の甘さが味わえ、今まさに旬を迎える「スナップエンドウ」をいただきましょう。
軽く塩ゆですると鮮やかな緑に色づくスナップエンドウは、マヨネーズをつけて食べるのが我が家の定番。
でも、休日のお昼ご飯は、もう少しこってりとしたものが食べたい気分。
そこで挑戦したのが、「スナップエンドウとゆで卵のサラダ」です。
他に必要な材料はゆで卵とツナ缶、マヨネーズだけ。
どの家庭の冷蔵庫にもありますよね。
というか、マヨネーズとツナって、もう、これだけで最強でしょう。
大人も子供も大満足で、満腹も間違いなしです。
レモン汁と黒こしょうがあれば、さらにおいしくなるのだそう。作り方は驚くほど簡単でした。
スジを取ったエンドウと卵をゆでて、ツナ、マヨネーズと合えるだけ。
料理が苦手な方でもすぐにできると思います。
娘ちゃんに手伝ってもらいながら、ゆで卵の時間込みで、15分くらいで完成しました。
卵が半熟すぎましたが、トロリとした黄身が他の食材とからみ、濃厚でおいしかったです。
娘ちゃんは小皿を押しのけ、大皿から白目をむきながらパクついて、見事完食!
最後まで席を立たずに食事を終えることができました。
このように、四季折々の旬素材を使ったレシピ集『旬がおいしい台所』が、好評です。
ぜひ、お試しください。
『旬がおいしい台所』(井上裕美子:著)