いま話題の0号室さん。新刊の制作秘話を聞いてみた!


撮影:加藤 光


Twitterフォロワー26万人が感動! いま日本中の女性が注目する愛妻家、0号室さん(@o__room)が待望の新刊『愛、という文字の書き順は教わっても愛し方までは教わってこなかった』を11月22日(いい夫婦の日!)に発売されます。そこで、気になる本の内容や制作秘話、込められた想いをお伺いしました。


新刊『愛、という文字の書き順は教わっても愛し方までは教わってこなかった』は、6つの恋愛ショートストーリーが収録されていて、それぞれの中に心に残ることばも入っていますね。とても斬新な形の本ですが、どういった経緯で作られたんですか?

TwitterやInstagramで、よく恋愛相談をいただくんです。告白する勇気がないとか、友だちと同じ人を好きになってしまったとか。それに一つずつ答えることがなかなかできず申し訳なく思っていたのですが、今回ストーリーにのせて僕が思うことを伝えていければと思って書き始めました。

確かにどのストーリーも、失恋したりときめいたり、すれ違ったり……。だれもが経験しそうな悩みを抱えている気がします。そして登場人物のセリフなどもすごくリアルですよね。モデルになった人などはいるんですか?

そうですね。ぼく自身も昔好きな人に想いをうまく伝えられないということがあって、苦しい思いをしました。この本の登場人物たちはみんな恋愛がうまくいかない切なさを抱えているので、みなさんにも親しみをもってもらえるかなと思います。モデルは「この人!」という人は特にいないのですが、書く前に、この人はどんな人なんだろう?とイメージを固めてから書くようにしました。たとえば、主人公は決してかっこよくはないんだけど、メジャーデビューしたいという夢があるバンドマンで、元気な女子に惹かれつつも照れくさくていつもふざけてしまう。ちょっとだらしなくて、でも憎めない男子高校生、とかですね。

ストーリー2の山田ですね! 実はこの登場人物、社内で密かに「山田には幸せになってほしい!」と応援する女子が続出でした(笑)。細かい設定まで考えられているから、とてもリアルに感じることが出来るんですね。女性同士の友情をテーマにしたお話も、他ではあまり見ることのないお話でしたね。

ストーリー3ですね。僕はいつも、「大切な人には、いつでも思ったときに感謝を伝えよう」ということをみなさんに伝えたいと思っています。それが、彼氏でも、片思いの人でも、奥さんでも、友だちでも。友だちや家族は、そばにいてくれることがいつの間にかあたりまえに感じがちですよね。失ってからその大きさに気付く前に、いつも自分を支えてくれる人に感謝を伝えることも大切です。

最後のストーリーでは、ファンのみなさん待望の、0号室さんの結婚前夜のお話もありますね。

そうですね。1作目と2作目の書籍では語ることはなかった結婚式のときのお話です。今思い返しても涙が出そうになる……そんな幸せがぎゅっと詰まった内容になっています。今までの著書に書いたエピソードで、僕たちが一度別れている話もあるんですけど、その時の奥さんの気持ちも入っているんです。過去の作品を読んでくださった方も、今回が初めての方にも読んでいただきたいですね。

ご夫婦のお話はとっても素敵で、心が温かくなりました。お二人のなかで、色々なことを乗り越えられてきたんですね。切ない恋や、乗り越えなければいけない壁を前にどう考えていけばいいか、たくさんのヒントが得られる本だと思います。最後に、いま恋愛で切ない思いをしている読者のみなさまにひと言お願いします!

よくできたラブストーリーにも苦しみや痛みが必ずあります、ハッピーエンドを望むならそれまでの過程からもどうか目を背けないで。

0号室さん、ありがとうございました!


2018年11月22日発売
愛、という文字の書き順は教わっても愛し方までは教わってこなかった』(著:0号室)

0号室(ぜろごうしつ)
「妻大好き症候群」の夫。2013年7月よりTwitterを開始。恋する男女の気持ちに寄り添い、励まし、ときに優しく諭してくれるツイートが共感を呼び、フォロワー数は26万人を突破。Instagramやブログでも、最愛の妻と過ごす日々や、恋愛に悩む人への応援の言葉を公開し、「今みんなが一番憧れる恋愛をしている人」として絶大な支持を集めている。著書に、『勇気は、一瞬 後悔は、一生』『がんばる理由が、君ならいい』(ともにストセラーズ刊)があり、著者累計31万部突破のベストセラーとなる。
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