宝塚歌劇 雪組公演『壬生義士伝』『Music Revolution!』制作発表会


 2019年4月17日、宝塚歌劇団雪組公演『壬生義士伝』『Music Revolution!』の制作発表会が都内で開かれました。

原作は、浅田次郎氏の『壬生義士伝』。2002年にドラマ化、そして2003年には映画化されて、大ヒットを記録したベストセラー小説です。
幕末、南部藩の下級武士として生まれ、貧困にあえぐ家族を救うために妻・しづを残して脱藩し、新選組隊士となった吉村貫一郎。近藤勇、土方歳三、斎藤一、そして沖田総司……。新選組の名だたる隊士たちが一目おいたその田舎侍を、望海風斗さんが演じます。
新選組は宝塚歌劇でも過去に多く上演されている題材ですが、本作は、これまでとは全く異なる視点から描かれた物語となります。

『Music Revolution!』は世界各地で生み出され、育まれてきた「音楽」をテーマにした作品です。
ジャズ、ロック、ラテン、ポップス、クラシックなど、代表的なジャンルの起源から今日に至るまでの発展をテーマに、「音楽」の持つ美しさと素晴らしさをダイナミックに描きます。

パフォーマンスとして作品の代表曲を歌唱した後、出演者による挨拶が行われました。

主人公の吉村貫一郎を演じるトップスター望海風斗さんは、
「浅田先生の、涙なしには読めない素晴らしいこの作品に、自分が出演させていただくことを大変嬉しく思っています」「演出の石田(昌也)先生とは昨年春に『誠の群像-新選組流亡記-』という、同じく新撰組を題材とした作品でご一緒させていただいた。その時とは違った角度から見る新撰組の姿、そして、人としての生き様、命の大切さというものを、皆様にお届けしたい」
と、本作にかける熱い意気込みを語りました。

また、主人公・吉村が南部盛岡藩出身の侍であることから、
「南部弁をいかに自然に喋っていくか、それがお客様にいかにきちんと届くかということを考えながら、稽古をしていきたい」
と決意表明。

次いで、主人公である貫一郎の妻・しづ/みよを演じるトップ娘役の真彩希帆さんは、
「子どもを持つ母としての強さ、夫を持つ妻としての強さ。そして、南部弁の持つ柔らかさがお客様に伝われば」と語りました。

主人公の竹馬の友・大野次郎右衛門を演じる彩風咲奈さんは、
「今回も一筋縄ではいかない友人関係ではあるが、望海風斗との二人にしかできない関係性を、心を込めて作り上げていきたい」
と、盟友との思いを語るかたわらで、
「私は(本作でも振られてしまうが)真彩希帆を“想う”役が多い」
というエピソードで、笑いを誘いました。

原作者である浅田次郎さんが、「この小説に“日本人の魂”を込めた。世代を超えて多くの人に見て欲しい」と話す、本作『壬生義士伝』。
なんと、原作者である浅田さんの許諾をとるかたちで、宝塚のトップスター二人(望海風斗&真彩希帆)の共演シーンが特別に用意されているとのこと。
多くのファンを持つ本作品が、今回の舞台化でどのような進化を見せるのか、期待に胸が膨らみます。

 

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かんぽ生命 ドリームシアター
幕末ロマン
『壬生義士伝』
~原作 浅田次郎「壬生義士伝」(文春文庫刊)~
 脚本・演出/石田 昌也

かんぽ生命 ドリームシアター
ダイナミック・ショー
『Music Revolution!』
作・演出/中村 一徳

宝塚大劇場
2019年5月31日(金)~ 7月8日(月)
一般前売:2019年4月27日(土)

東京宝塚劇場
2018年7月26日(金)~9月1日(日)
一般前売:2019年6月30日(日)

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宝塚歌劇団公式HP
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