【宝塚歌劇110周年】10年ぶりの「ベルばら」再演に、ゲーム「FF16」の舞台化も!


来年、2024年に110周年を迎える宝塚歌劇団が、7月10日(月曜)、本拠地となる兵庫県宝塚市の宝塚ホテルにて「宝塚歌劇110周年概要発表会」を行いました。
大きな節目となるメモリアルイヤーに向けた多彩なラインナップと記念行事が発表されるとともに、各組のトップスター(花組・柚香光さん、月組・月城かなとさん、雪組・彩風咲奈さん、星組・礼真琴さん、宙組・芹香斗亜さん)が集結! それぞれの抱負と意気込みを語りました。
(注:東京公演中の雪組・彩風咲奈さんは、リモートでの出演となりました)

 

各組トップスターの意気込みと、熱い想い

 ――2024年前半を飾るトップバッターとなるのは、元日に幕開けとなる星組公演『RRR×TAKA“R”AZUKA~√Bheem~』。全世界でヒットしているインド映画「RRR」の舞台化となります。

礼真琴さん:「今なお世界中でヒットしているインド映画「RRR」初の舞台化ということで、宝塚歌劇として新たなステージを作っていけたらと思います。110周年の良いスタートを切れたらと思っております。星組一丸となって努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」

――2月から始まる花組公演は、小池修一郎氏の書き下ろしミュージカル『アルカンシェル~パリに架かる虹~』となりますね。

柚香光さん:「(ナチス・ドイツ占領下のパリが舞台になることから)今なお、世界中で争いが絶えない状況でございます。アルカンシェルとはフランス語で虹という意味。平和への希求を込め、また繋ぐ120周年に向けて大きな虹をかけられるような作品になるよう、大切に務めてまいります」

――3月からは、月組公演『Etrnal Voice 消え残る想い』が開演となります。

月城かなとさん: 「諸先輩方が繋いでこられた宝塚歌劇が110周年を迎えること、記念すべき年に舞台に立てる喜びを感じております。月組は3月の大劇場公演で初舞台を踏む110期生を迎えて、共に110周年を祝う舞台となります。明るく爽やかな舞台をお届けできるよう、精一杯頑張ってまいりたいと思います」

――5月からの宙組公演では、記念奉舞『宝塚110年の恋のうた』、そして人気ロールプレイングゲームの舞台化となる『FINAL FANTAZY XVI(16)』となります。

芹香斗亜さん:「私もファンの1人であります、ファイナルファンタジーシリーズのミュージカル化ということで、私個人としても、大変心躍る演目となっております。110年もの間、挑戦を常に続け、守り続けてくださった諸先輩方、そして何よりも宝塚歌劇を愛し続けてくださる皆様に感謝の気持ちを込めて、宙組一丸となって取り組んでまいりたいと思います。」

――そして、7月には雪組公演として、宝塚歌劇10年ぶりの公演となる『ベルサイユのばら―フェルゼン編―』が開演となります。

彩風咲奈さん:「私個人といたしましては、新人公演時代に挑戦させていただいたフェルゼンという役を再び演じさせていただけることを、本当に幸せに感じております。宝塚歌劇の伝統を守りながら、皆様に愛とロマンを、そして今のこの時代だからこそできる『ベルサイユのばら』をお届けできるよう、日々、努めてまいりたいと思います」

 

各組の「最大のアピールポイント」とは?

――各組の「ここが私達の組の魅力の最大のアピールポイント」というところがありましたら、ぜひ、教えていただけますでしょうか。

柚香光さん:「花組は華やかな組です。下級生に至るまで一人ひとりに活気がございまして、個性にあふれております。研究科何年であろうと、舞台の隅から隅を駆け回りながらいきいきと輝く姿を、皆さまにご覧いただければと思っております」

月城かなとさん:「月組は、それぞれお芝居についてとても熱い思いを持っているところがアピールポイントだと思っております。また同時に伝統として繋いでいかなければいけないところだと、感じております」

彩風咲奈さん:「深々と降る雪のように、みんながコツコツと努力を積み重ね、真面目に本当に一人ひとりが芸と向き合うところが一番の魅力かと思っております。また、厳しさと真面目さの両立が、アピールポイントかと思います」

礼真琴さん:「星組といたしましては、ここ数年の作品ではすごくエネルギッシュな作品が多かったおかげで、みなが勢いを持って作品に取り組んでいる印象があります。一人ひとりが一つのものに向かっていくパワー、団結力を、さらに強めていけたらと思っております」

芹香斗亜さん:「宙組は創立25周年を迎えたばかりのまだまだ成人したばかりの組でございますので、宝塚の新たな魅力を生み出していきたいという願いのもと、アグレッシブさと大胆さがアピールポイントだと思っております」

 

10年に一度の「大運動会」がいよいよ開催!

また、2024年4月9日には、宝塚大劇場にて「宝塚歌劇110周年記念式典」を執り行われ、全組のスターたちが宝塚大劇場へ集結。次の10年への一層の飛躍を誓う“厳かでありながら、宝塚らしい華やかな式典を計画”していると発表されました。

さらに2024年6月29日、30日には『タカラヅカスペシャル2024』の開催。そして、宝塚歌劇、10年に一度の一大イベントといえば宝塚歌劇大運動会! ファン待望の大運動会は、2024年10月16日に大阪城ホールでの開催となります。

来年にせまった、宝塚歌劇団の“110周年”メモリアルイヤーから、いよいよ目が離せません!

宝塚大劇場 2024年前半5組の公演ラインアップ

・星組公演
『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』
レビュー・シンドローム『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』

宝塚大劇場:2024年1月1日(月) ~2月4日(日)
東京宝塚劇場:2024年2月23日(金) ~4月6日(土)

・花組公演
ミュージカル『アルカンシェル』~パリに架かる虹~
宝塚大劇場:2024年2月9日(金)~3月24日(日)
東京宝塚劇場:2024年4月13日(土)~5月26日(日)

・月組公演
ミュージカル・ロマン『Eternal Voice 消え残る想い』
レビュー・アニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』

宝塚大劇場:2024年3月29日(金)~5月12日(日)
東京宝塚劇場:2024年6月1日(土)~7月7日(日)

・宙組公演
宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』
ミュージカル『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』

宝塚大劇場:2024年5月17日(金)~6月23日(日)
東京宝塚劇場:2024年7月13日(土)~8月25日(日)

・雪組公演
宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら』 -フェルゼン編-
宝塚大劇場:2024年7月6日(土)~8月11日(日・祝)
東京宝塚劇場:2024年8月31日(土)~10月13日(日)

宝塚歌劇110周年記念行事

・『宝塚歌劇110周年記念式典』
 日程:2024年4月9日(火)
 会場:宝塚大劇場

・『タカラヅカスペシャル2024』
 日程:2024年6月29日(土)・30日(日)
 会場:宝塚大劇場

・『宝塚歌劇110周年記念大運動会』
 日程:2024年10月16日(水)
 会場:大阪城ホール

※公演情報は変更になる場合がございます。
最新情報は宝塚歌劇公式ホームページをご確認ください。
https://kageki.hankyu.co.jp/