宝塚歌劇 宙組公演『FLYING SAPA -フライング サパ-』制作発表会


2020年2月27日、宝塚歌劇 宙組TBS赤坂ACTシアター公演『FLYING SAPA -フライングサパ- 』の制作発表会が都内で開かれました。

『FLYING SAPA -フライングサパ- 』は、未来の水星(ポルンカ)を舞台に、過去を消された男と記憶を探す女が、到達すれば望みが叶うという、謎に満ちたクレーター“SAPA(サパ)”の奥地を目指す、退廃的なムード漂うSF作品。
人気演出家の上田久美子氏が作・演出を手がけるオリジナル作品となる本作は、リオデジャネイロ五輪の閉会式の「君が代」のアレンジなどで知られる、世界的な作曲家・三宅純氏が音楽を務めることでも、注目を集めています。

パフォーマンスとして作品の代表曲を歌唱した後、演出家の上田久美子氏と出演者による挨拶が行われました。

主人公のオバクを演じるトップスター真風涼帆さんは、「SF作品に挑戦させていただくのは初めて。イマジネーションと戦いながら、日々新鮮にお稽古をさせていただいています」と話すかたわら、謎めいた自身の役柄について、「コーヒーを飲むことが趣味。寝ているか、アンニュイな感じで喋るか。人間味のない部分も必要になるので、模索しつつ稽古をしています」と、言葉を選びながら、熱い意気込みを語りました。

また、ミレナを演じるトップ娘役の星風まどかさんは、「謎の多い作品だからこそ、しっかりと自分のなかで世界観を噛み砕き、ストーリーを皆様にお届けしたい。思い切って体当たりで演じたいと思います」と話しました。

次いで、精神科医のノアを演じる芹香斗亜さんは、自身の役柄について「意外と普通」と笑いを誘う一方で、「今、先生に(自分の役柄について)聞こうと思っていることを箇条書きにしている」と、役作りにおける、強い意志をにじませました。
また、主役の真風について、「真風さんは無駄な動きが少ないので、オバクという役柄にぴったり」と、その魅力を語ります。

作・演出の上田久美子氏が、「制作発表という場ではあるものの、SF作品ということもあり、舞台の設定や人物の関係などあえて多くを語らず、お客様にベストな状態で観劇していただきたい」と語る本作に、いやがうえにも期待が高まります。

================================

『FLYING SAPA -フライング サパ-』

作・演出/上田 久美子

TBS赤坂ACTシアター
2020年3月30日(月)~4 月15日(水)
一般前売:2020年2月15日(土)

宝塚歌劇オンラインチケット【インターネット販売】<要事前会員登録、入会金・年会費無料>
パソコン http://kageki.hankyu.co.jp
モバイル http://sp.takarazuka.tw/

宝塚歌劇団公式HP
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2020/flyingsapa/

================================