【INTERVIEW】清水尋也ファースト写真集『FLOATING』6月9日発売!写真集についてのエピソードを聞いた。未公開カットを新たに公開!

【INTERVIEW】清水尋也ファースト写真集『FLOATING』6月9日発売!写真集についてのエピソードを聞いた。未公開カットを新たに公開!


21歳の誕生日にファースト写真集『FLOATING』を発売する清水尋也。昨秋、短期語学留学で渡米し、滞在先のロサンゼルスで撮影が行われた本作。写真集にまつわるエピソードのほか、現在の様子を教えてくれた。

撮影/赤木雄一(eight peace) スタイリスト/服部昌孝 ヘアメイク/須賀元子(星野事務所) 文/今津三奈

――いよいよファースト写真集の発売日が近づいてきましたが、この企画の最初の記憶に戻って頂いて写真集のオファーがあった時の心境を教えて下さい。

これまでもファンの方からSNS等を通じて、写真集を出してほしいという声が届いていました。いつかその声に応えたいという思いがあったので、お話を頂けたのはとても嬉しかったです。ただ、写真集はもっと売れている方が出すイメージがあったので、僕なんかで大丈夫だろうか……という不安もありました(笑)。

――写真集を出すことが決まり、撮影を意識して何か始めたことはありますか?

企画の段階から、留学先のロスでドキュメンタリータッチの撮影をすることが決まっていたので、ありのままでいいかなと思って何もしませんでした(笑)。打ち合わせしたのは出発前でしたから実際にロスでどういう生活をしているかもわからなかったし、どんな姿になっているのかもわからなかったので、無責任にこんなことが出来ます! とも言えないし自分でもわからなかったです。そのままの自分を撮ってもらいたいと思って、ロスに行ってからもいい意味で写真集のことは考えずに、いつもと変わらない生活を送っていました。

――アメリカの食生活で太っているかな? とも想像していたので、撮影で伺った際に全く変わらない清水さんが現れてビックリしました。

普通に食べていましたが、ピザを食べていると野菜も食べたいなと思うので、自然にバランスよく食べていたのかもしれません。カロリーとしては増えたと思いますが、特に変化はありませんでしたね。

――役として撮影されることは慣れていると思いますが、ありのままの自分を撮影されるという体験はいかがでしたか?

最初はファッションの撮影と変わらないのかなと思ってました。なぜなら、ファッションの時も役ではないから。ポーズは意識しますが、服をかっこよく見えるように努めるので表現をするという部分ではからっぽ。その日の晩ご飯のことを考えながら撮影することが多いんです。今回もそんな感じなのかなと想像していたんですが、自分自身の撮影となると服を見せるという目的すらなくなって。普通にしている僕の横でパシャパシャとシャッター音が鳴っていて。そういう体験は新鮮でした。カメラマンの赤木さんはコミュニケーションを取りながら撮影して下さる方なので、普通に話しながら楽しく、気づいたら終わっていた感じ。友達と旅行に行って誰かが写真を撮っている感覚に近かったと思います。
――寝ている部屋に侵入して撮らせて頂いたシーンもありました。

あの時の写真はガチの寝起きで目がパンパンに腫れていますよね(笑)。寝ていたらシャッター音が聞こえてきて、眠い……と思っている間に撮られていました。仕事となるとカメラの前では完全な素にはなれないと思うんですが、今回は完全に素でした。とはいえ、普段からキャラを仕事とプライベートで切り分けていることは全くないので、普段とそれほど変わらないのでは!? と違いを感じられない方もいるかもしれません。ただ、寝起きのシーンはさすがに初めてです。そのほかのシーンも“本当の素”であることは間違いありません!

――撮影中はレストランでのオーダーの際に手伝って頂いたり、スーパーで美味しいものをたくさんオススメして下さり、かなり頼らせて頂きました。ロスでの暮らしはあっと言う間に慣れたのでしょうか?

僕は人の家でも落ち着けるタイプで、初めて行く人の家でもロケ先でも一切関係なくいつも通り眠れるので、向こうの生活にもすぐに慣れましたね。買い物の英会話なんかは多少勉強してフレーズを覚えたらすぐに出来るのでたいしたことではなかったです。学校で仲良くなった友人達との会話は必然的に英語でしか成り立たないこともあって、いい訓練になっていました。

――なぜ留学したのか、そして留学中はどんなふうに過ごしていたのかなど、写真集の中のインタビューでたくさん語って頂きました。留学中に日記のように記録していたメモも披露して頂きましたが、勉強、プライベートともに満喫している様子がうかがえました。

嫌なことはひとつもなかったので、日本に帰りたいと思いませんでした。恋しいのは家族、友達、日本食くらい。だから帰りたくないとも思いませんでした。ただ、家の前に野生のアライグマがいた時だけは怖かったです。雑食だから危ないんです(笑)。生活する中でトイレが詰まったり、シャワーヘッドが壊れたりしたこともありましたけど、そのくらいなら自分で対処出来ますし、僕は虫さえいなければ、世界中どこでも大丈夫だと思います。せっかくなら楽しもうという気持ちのほうが強いし、通りすがりに気になる靴を履いている人を見かけたら「その靴いいね。どこで買ったの?」なんて知らない人同士が気軽にコミュニケーションを取る文化が僕には合っていました。僕の家の前に教会があって、その駐車場に車を止めて暮らしている年配の女性がいました。見た目は真っピンクの髪型にスタッズをジャラジャラつけていて。次第に話すようになり、彼女が映像の仕事をしていることがわかったんです。僕は自分の名前を明かさなかったんですが、笑顔がいいから写真を撮らせてと言われて応じたら、なんと日本人の友達に見せたらしくいつの間にか僕の名前を知っていたんです。帰国する前には家のドアに手紙が挟まっていてメッセージを頂いたり。そんな出会いもありました。

――撮影中の一番の思い出は?

写真集の中のインタビューでも答えましたが、やはり最後の夜は凄く印象に残っています。撮影中は、僕が普段過ごしているエリアだけではなく、路地裏へ回ったり、初めて行くエリアもあったりして僕自身も新しい発見がたくさんありました。夕日をバックに電車の上に乗って撮影したりと、全部が楽しい思い出になっています。
――帰国されてこれから本格的に仕事を再開するというタイミングで新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために外出を自粛する生活になってしまいました。現在、ご自宅で過ごす日々かと思いますがどんなふうに過ごされていますか?

最初の頃は毎日ゲームをしていました。仲のいい友達と全員で同じゲームを買って、自宅に居ながら一緒にゲームを楽しんでいました。これまでは遊ぼうとなると、どこか外で会う約束をしていましたが、みんなが家に居るから全員集まれるしゲーム上で遊ぶのは新鮮で。最初の頃は夢中になり過ぎて昼夜逆転がひどく、夜9時に起きて、10時からゲームをスタート。2日後まで37時間ぶっ通しでゲームをしていたこともありました……。さすがに今は生活のリズムを戻しましたが、一時期どっぷりハマっちゃいました。

――外出自粛生活だからこその過ごし方で、今後こんなにゲームと向き合えることは無いかもしれません。

今後生きていてこんなことはないと思います。みんなが家に居るからこそ、ゲームという場に集まれるのが楽しかったです。あとは家で毎日ごはんを食べられるのも新鮮でしたね。母はもう目新しい献立がないと困っていますが(笑)

――留学中の友達と話したりしましたか?

はい、みんなと話しました。実はタイ人の友達に会いにみんなでタイへ遊びに行こうと話していたんですが、中止になりました。世界中で日本の様子も報道されているようで、みんなから心配もされました。

――予定していた写真集の発売イベントはお客様の安全面を考え延期となりましたが、発売日の6/9の発売日にネットサイン会を行うことになりました。インターネットを通じてサイン会を行うのは清水さんのみならずファンの方も初めて体験する方が多いと思います。どんな場にしたいかなど意気込みを聞かせて下さい。

初めての体験をファンの皆さんと共有出来るのが楽しみです。せっかくなので僕の話す時間も設けてお互い楽しめる場にしたいと思います。誕生日当日にお付き合い頂くことになりますが、どなたでも参加できる場なので、多くの方に参加して頂けたら嬉しいです!

 


  ●プロフィール

清水尋也(しみず・ひろや)
1999年6月9日生まれ。東京都出身。血液型O型。2012年にドラマ『高校入試』で俳優デビュー。主な出演作は映画『渇き。』(14)、『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(15)、『ちはやふる 上の句・下の句/結び』(16/18)、『貞子』(19)、『パラレルワールド・ラブストーリー』(19)、『ホットギミック ガールミーツボーイ』(19)、ドラマ『インベスターZ』(テレビ東京系)、『anone』(日本テレビ系)、『チア☆ダン』(TBS系)、『サギデカ』(NHK)など。2019年、第11回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。映画『甘いお酒でうがい』、『青くて痛くて脆い』は2020年公開予定。

公式サイト
http://www.office-saku.com/artists/new_actors/hiroya_shimizu.html

公式LINEアカウント
@shimizuhiroya

公式LINE BLOG
https://lineblog.me/shimizuhiroya/


    ●作品紹介

清水尋也1st写真集『FLOATING』
撮影/赤木雄一

昨秋、13歳から始めた仕事を初めて休み、短期語学留学で渡米。撮影は全編、滞在先のロサンゼルスで行われた。ドキュメンタリータッチの飾らない姿に加え、留学中に書いた日記、生い立ちから恋愛観まで赤裸々に綴ったロングインタビューも併載。二十歳の清水尋也がギッシリと詰まった永久保存版となる1冊。

2020年6月9日(火)、21歳の誕生日に発売。

同日、19時からネットサイン会開催も決定。ネットサイン会ではご購入者様のお名前入りのサイン本を手に入れられる貴重な機会となります。詳細はこちらをご確認下さい。
https://www.wani.co.jp/event.php?id=6678