第3回 「土」の時代から「風」の時代へ――。絶対に押さえておきたい、新時代の歩み方とは?
【星読みヒーラーyujiが“時代のターニングポイント”を徹底解説!】
短期集中連載:「激動の新時代を生き抜くためのヒント(全4回)」
◇連載第3回 「土」の時代から「風」の時代へ――。絶対に押さえておきたい、新時代の歩み方とは?
来るべき新時代の幕開けのための“準備”をすべく、yuji氏が読者のために語った、集中連載「激動の新時代を生き抜くためのヒント」、待望の連載第3回!
第2回で、新時代のキーワードを「縦から横のつながりへ」「I(=個性)を出す」「moreからlessへ」と語った、yuji氏。連載第3回となる今回は、新しい風の時代を生きて行くために、絶対に押さえておきたいポイントや心構えについて、引き続きyuji氏からのアドバイスをもらいます。
激動の2020年もあと、残りわずか……。新刊『星2.0』(光文社)も好評のyuji氏から珠玉のメッセージを受け取り、新しい自分(NEW ME!)となって、2021年を迎えてみませんか?
「お金」ではなく、いかに「エモいか」が主軸となる時代
――前回に引き続き、年末からの「土」から「風」の時代への変化についてお聞きしたいと思います。年末に新しい時代の扉が開くわけですが(※連載「第1回」参照)、そこまでの直近で「これだけは覚悟しておけ!」というようなことはありますか?
yuji:そうですね。これは今年だけではなくて来年からも続くのですが、とにかく、お金を主人公にして考えない方がいいと思います。今後、お金の価値は相対的に下がるので、一般論でいう、いわゆる“儲かりそうな仕事”というのは時代の脚光を浴びなくなりますし、そのものの熱量も下がっていきます。ですから、今のうちになんとなくそういう場所には主軸を置かないようにした方がいいかもしれません。というのも、これからの時代は、資格とかスキル的なものより、どれだけ“心”にエモいパワーがあるかがポイントになっていくんです。極端にいえば、「TOEIC何点あります」「MBA持っています」なんて肩書きよりも、むしろめちゃめちゃエモい発信をしている人が勝つ! というような時代になっていくんです。そういったことを、今のうちから頭に入れておくといいかもしれませんね。
――「I(=個性)」を出すことによって愛を受け取る」という新時代のキーワードもそうですが、やはり“心”の部分が主軸になっていくのですね。
yuji:もちろん、全員がエモくならなくてもいいのですが、ただ“心”は無視できませんね。社会を牽引するドライブがお金ではなくエモパワーに変わっていきますから、これからは心のバイブス、共鳴で繋がる仲間たちが、あちこちにコミュニティをつくっていくような社会になるでしょう。今までなら、大きな企業や組織体、何億何兆っていう資本を前に、いわゆる序列のようなものがあったかと思いますが、もう、過労死寸前まで働いて、身体壊して……という時代でもありません。
――なるほど。「風」の時代と聞いて、どこかでサラッとしたものをイメージしていたのですが、エモい、心のパワーというのはいいですね。一方で、SNSだけの繋がりやZOOMでのやりとりに、まだまだ歯がゆさを感じる人も多いと思いますが。
yuji:でも、たとえば今「yujiチル(注)」の心の繋がりが熱いんです。
(注:yujiチルドレンの略。ゆじたび※で生まれた仲間たち)
※(「ゆじたび」とは、2019年3月にスタートした、鑑定セッションをしながら全都道府県を行脚する旅。セッションのバーターとしてyujiが受け取るのは、ご当地の食事や移動手段としてのドライブ、美しい景色、あるいは施術や創作など個人の持つ技など。本来であれば鑑定料となる金銭が一切発生しないことで話題となった)
――yujiチル、さすが表現の多さで知られるyujiさんならではですね(笑)。ツイッターなどで拝見していても、みなさん「横」の繋がりが“エモい”ですよね!
yuji:本当に激アツなんです! イベントやったらみなさん快く来てくれますし、参加費が5000円する配信イベントを急遽行っても、全員参加(笑)。ブログやnoteでのコメントも毎回激アツですし、そもそもnoteを更新したら速攻コメントを入れてくださいます……。
――yujiさんが、とにかくご自身をさらけ出してやっていらっしゃることが、みなさんに響いているのでしょうね。出し惜しみしたり、カッコつけた上っ面しか出さない人の言うことは、今、響かないような気がします。
yuji:逆に言えば、いわゆる協会ビジネスは、今後は厳しいかもしれませんね。まず囲おうとするマインドがこれからの時代っぽくありませんし。世の中は横の繋がりが主となっていく流れですから。
一人称複数で生きる時代なんです。
「I(=個性)」を出しつつ、心は「WE」! 自立した個人同士が奏でるハーモニー
――なるほど、一人称複数。「I」を出しつつ、意識は「WE」ということでしょうか?
yuji:はい。僕はいつもブログを書いているとき、というか、基本的にいつもそうです。「ブログ書くから誰かお金くれ!」みたいな意識は一切ありませんので(笑)。
――ところで、「WE」意識どころか、「I(=個性)」を出すと言っても、「私、私!」と、無意識に他の人を下げつつ「I(=個性)」を出そうとする人が、なかにはいらっしゃいませんか?
yuji:いらっしゃいます。でも、それって「縦」の繋がりなんですよね。どうしても上へ上へと他人をかきわけて行くのが、これまでの優秀者の証明でしたから。本当はサバなのに、シャチとかクジラを狙っていたわけです(笑)。
――では、「I(=個性)」を出す」がキーワードなら「オレはこのままでいいんだ!」と、勘違いする人が出てくる可能性も?
yuji:そうですね。でも、〝わがまま〟と〝われがまま〟は全然違うものですからね。「Be 100% ME (自分に正直になること)」と、「Selfish(わがまま)」は違いますよ、ということです。そこはちゃんと個々がわきまえるべきでしょうね。サバはサバで輝けばいい。サバ味噌になればいいんです(笑)。そもそもですが、「横」の繋がりは個々の自立が大前提になるんですよ。横のコミュニティに入るためにはきちんと自立していなければいけないんです。「I(=個性)」をきちんと表明した人でなければ入れてもらえない。といいますか、誰かに依存しようとすれば、勝手にはじかれてしまうことでしょう。なぜなら、本人が居づらくなるからです。
――なるほど! 今までの「縦」社会であれば、自立しなくても……。
yuji:自立しなくても、コマンド体系がしっかりしていましたから「お前コレやれ!」「アレやれ!」と言って、いわば“かき分け組”のトップが全部指示してくれますから、つまり、ドラマ「半沢直樹」のいわゆる大和田常務のような人に従っていれば全部オッケーだったんです(笑)。ところが、これからはスタンドアローンで考えなければいけない時代になります。たとえ話としてくり返し出ますけれども、「NEW ME」Tシャツにしても(※連載「第2回」参照)、1人で考えて作り始めた人がいて、それを面白いなと思った人たちが“いいね”とか“リツイート”しただけ。そこにはコマンド体系なんて、一切ないんですよ。皆が「面白いことやろう」とか、皆が「楽しんでもらいたい」という気持ちありきですから、音の輪がコンピート(競争)じゃない、協奏なんです。ハーモニアス(調和)の方が、協奏の輪が生まれますよね。
――自立した同士のハーモニー。すごく美しい世界ですね!
yuji:これまでの、最初から指揮者がいて、全部指揮者が「アレやれコレやれ」と牛耳っていたのがこれまでの音楽だとすれば、街中で自然発生的に発生する音楽が、これからの時代の音楽なんです。もちろん、自然発生的なものに紛れたいと思っても、「自分は〇〇が出来ます」と「I(=個性)」を出していないと参加できない。オーディエンスになってしまうんですよね。ですから、言うは易しで、ハードルはけっこう高いんですよ。
――風の時代を生きる大前提が、ここにあるわけですね。なかなか「自分は〇〇が出来ます」と表明するのは難しいですよね。
yuji:でも、それは皆気付いてないだけで、みなさん◯◯を持っているんです。呼吸をするようにできることが本来の才能ですから、シンプルに“気付くだけ”なんです。「本当はこれが出来るんだ」と。気付いちゃったら、すぐにでもシフトチェンジ出来るはずなんです。これは、いわば土の時代の“呪縛”ともいえるもの。これまで「アレやったらうまくいくよ」「コレやったら稼げるよ」と、土の“型”をどんどん詰め込まれたがゆえに、みなさんも本当はパイ生地なのに、もしかしたら、ハート型とか星型とかで切り抜かれているかもしれない(笑)。本当は、くるくる巻いたらロールケーキにだってなれるかもしれませんよ?
2026年までは、「普通」「当たり前」から、いかに脱却できるかがポイント
――土の呪縛! たしかに、「普通」「当たり前」といった言葉に、今なお頭を悩ませている人は多いかもしれません。
yuji:実は、星的な話をしますと、2020年から2026年までは、人外の力、宇宙の力、見えない力といった、これまで少々胡散臭いと思われていたような要素を、自分に取り込めた方が生きやすい時代になっていくんです。したがって、裏を返せば、社会のことなんて、けっこうどうでもよくなる。つまり、社会的には「普通」とか「当たり前」とされることから、どれだけ脱却できるかというところが非常に重要なんです。
――つまり、2026年まではスピリチュアリティであるとか、人外的な部分にフォーカスされる?
yuji:フォーカスされるがゆえに、今まで通りの「当たり前」「普通」ではなくて、「そんなのあるの!?」みたいな働き方、肩書、生き方にシフトしても全然オッケーだよ、というのがこの6年間なんです。ある意味、トップランクのユーチューバーさんたちのように、自分の新しい座を確立しちゃったら、あとはもう、ぶっちぎりで逃げ切り。裏を返せば、今までのマイノリティの人々からすれば、めちゃめちゃボーナスステージなんですね。たとえば、動物園ではライオンが最強とされてきましたけど、この6年間はアルパカが最強になるみたいな(笑)。大逆転が起きるんです。
――なんと! 励まされる人、追い風を感じる人も多いかもしれません(笑)。
yuji:それこそ最近だったら、年収が高いところのお子さんが塾などの学習環境がよくて、いい大学へ入って、それが富の再生産となって集中するところに集中しているとか、そういった、長年の蓄積によって社会的にあるもの、それを「いかん、いかん!」と思って、上司が「ガシャーン!」とひっくり返しているのが今なんです。前にもお話したとおり、今までCOOLだったものがNOT COOLになり、逆にそうじゃなかったものが COOLと見なされたりしてるわけですね。ですから、むしろ「地方って、生きづらい」「私は学歴もないし」なんて言っていた人が、ちょこちょこっとやったことがバズって大逆転するかもしれない。そういう意味では一発逆転とか、起死回生なんかも、非常にやりやすい時代になると思います。
――なにもかも、変化していくんですね。ワクワクします!
yuji:ある意味、気付いた人から、みなさんがエースになれる時代なんですよ。今までは環境とか状況とか枠、型に影響されていたと思うんですけど、そうじゃない。たとえば何か面白いことをやって、それをTwitterにあげて誰かにリツイートされてバズったら「Twitterがバズったので私広告のっけます」みたいなもの、見かけませんか? そういうことで顧客が増えるかもしれないし、一夜にして「今月はやたらすごい延びてめちゃめちゃ売り上げあがったなー!」とか、そこからいきなり富豪の仲間入りとかするようなことも起きるかもしれない。それこそが、風の時代なんです。
――新しい時代への課題も見えつつ、これまで「土」の時代を生きてきた人間としては、今回の変化が非常にポジティブにものだと実感でき、気分がワクワクしてきます。ありがとうござました! 最終回となる次回は、新時代を生きるための裏ワザ的なコツや来る2021年の生き方について、より深く、お話をうかがっていきます。
yujiさん集中短期連載、最終回の第4回目は11月11日更新予定です。
お楽しみに!
文:国実マヤコ
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