第2回 2021年からのキーワードは『I(=個性 )』を出せば『愛』が返ってくる!


【星読みヒーラーyujiが“時代のターニングポイント”を徹底解説!】
短期集中連載:「激動の新時代を生き抜くためのヒント(全4回)」

◇連載(第2回) 「I(=個性)」を出すと「愛」が返ってくる? 2021年からの“キーワード”をひもとく。

来るべき新時代の幕開けのための“準備”をすべく、yuji氏がBOOKOUT読者のために語った、集中連載「激動の新時代を生き抜くためのヒント」、待望の連載第2回!
第1回で「2020年上半期のコロナショックは、時代の変革のためのプロローグにすぎない」「11月から12月にかけて、さらにドラスティックに世界が変わっていく」と新しい世界の幕開けについて語った、yuji氏。連載第2回となる今回は、そんな新時代の幕開けとなる2021年からの“キーワード”について、お話を聞いていきます。

激動の2020年もあと、残りわずか……。新刊『星2.0』(光文社)も好評のyuji氏から珠玉のメッセージを受け取り、新しい自分(NEW ME!)となって、2021年を迎えてみませんか?

縦(上下)のつながりから横(個人)のつながりへ

――前回、年末に迎えるグレートコンジャンクションなどの星の動きによって、ドラスティックに世界が変わっていくというお話をうかがいました。そこで、そんな新時代の幕開けについて、さらなる「星読み」をお聞かせいただけますでしょうか。

yuji:そうですね。ひとつ大きなポイントをお話すれば、「縦のつながりから横のつながりへ」ということが言えると思います。僕が1年かけて「ゆじたび」※をしたのも、まさに、ここを意識していたから。先手を打って横のつながり重視の旅をし、全国にネットワークを生み出すことができました。結果的には、全国に「yujiサテライト」のようなものができて(笑)、みなさん面白い取り組みをされていらっしゃいますよ。

(※「ゆじたび」とは、2019年3月にスタートした、鑑定セッションをしながら全都道府県を行脚する旅。セッションのバーターとしてyujiが受け取るのは、ご当地の食事や移動手段としてのドライブ、美しい景色、あるいは施術や創作など個人の持つ技など。本来であれば鑑定料となる金銭が一切発生しないことで話題となった)

――「NEW ME」と書かれたTシャツを作られた方もいらっしゃいましたよね! ちなみに、yujiさんのおっしゃる「縦」と「横」のイメージについて教えてください。なんとなく、「縦」は上司、「横」は友人などのフラットなイメージがありますが……。

yuji:「横」というのは、もちろん友人なども当てはまりますけれども、ここでいう2020年以降の「横」とは、性別・肩書・社会的な属性うんぬんのボーダーを超えて繋がることができる関係性のことです。たとえば、趣味が同じだとか、好きな俳優が同じだとか、そういうことだけでも、いくつかのつながりができますよね? これは、本当になんでもいいんです。僕もツイッターなどで、最近わざとやっていますけど「たけのこの里か、きのこの山か?」みたいな(笑)。

――一気に、身近な話になりました(笑)。

yuji:あれを見てくださった人が「私もたけのこが好き」と思ってリプライで書き込んでくるとか、そんなささやかなことでも一緒に盛り上がることで、何となく連帯感が出てくるものなんですよ。だから、僕は「きのこの山がいい」という人にはいいねを押さないんですけど。だって「YOU、きのこじゃん!」と思いますから(笑)。いずれにせよ、「たけのこの里」が好きという一点のみでも、僕とひとつの繋がりが出来ると思いますし、そういった好き嫌いを出すのはイデオロギーなどのレベルの話ではありませんから、出しやすいですよね? しかも、自分にとってはくだらないことでも、その人にとってはめちゃめちゃ大事なことかもしれませんし。ちなみに、僕からすればそれこそ「たけのこの里派か、きのこの山派か」はめちゃめちゃ大事なこと(笑)。そんな感じです。

――それが、ひとつの「横」の繋がりということですよね? そういうところからでも何かが生まれたら面白いですし、単純に楽しいというのもいいですね。

yuji:そうです、そうです。ちなみに、「横」のつながりには“わからないこと”もポイントになるんですよ。たとえば、「最近こういうこと起きたんだけど、これにくわしい人、誰か知らない?」と投げかけると返ってくることがありますよね。「yahoo!知恵袋」なんかは、まさに「横」のつながり。自分のわからないことを聞いたら誰かが返してくれる。僕はいつも、なかば呪文のごとく言っていますけど、これが「凹と凸を合わせる」ということなんです。

――なるほど、凹と凸の合う“仲間”を見つけるということですね!

yuji:はい。でも、今は多くの方が、凸も凹もない状態にあるんですよね。ひっかかるところがない。だからこそ、これからは凸も凹も出しまくるといいと思います。

2021年からのキーワードは「I(=個性)」を出す!

――凸も凹も、これまではどこかあまりよくないイメージがありましたけれども、逆にそれが活きてくる時代になるということですか?

yuji:もちろんです! 僕がずっと言っている新時代のキーワードのひとつに「I(=個性)」を出すことによって愛を受け取る」というものがあるんですよ。つまり、凸でも凹でも、結局は「I(=個性)」を出さないことには、いったい自分が何者で、どういうものが好きで、どこに属したいか、はたしてどういうことがしたいのか、わかりませんよね? つまり、わかってもらわないことには、結局、まわりも助けようがないしピックしようもないんです。ですから、先ほどお話に出た「NEW ME」Tシャツにしても、僕が「作ってくれませんか?」とお願いしたわけではなくて、「New me」「New me」と話していたら、その言葉にインスピレーションを受けて自発的に作りはじめた人が出てきたんです。そして、横のつながりの拡散に上手く乗り、勝手にバズった。そして、Tシャツを作成した当人は販売人となって、今、彼女はさらに新しいラインナップの拡充等を頑張っているわけです。

――「I(=個性)を出す」ということが、新時代のテーマになるのでしょうか。

yuji:それこそがテーマなんですよ。実際に、2021年からのサバイブ戦略というか、もはや生存戦略において、もっとも重要なのがI(=個性)を出すこと。今までは、どちらかといえば、個性を出すことは社会、会社、組織においてはなんとなく封印といいますか、むしろ「公私混同するな」という面があったと思います。しかし、むしろこれからは「Let’s 公私混同!」(笑)。そういう時代になっていくんです。今までは、あえて声を大にして言いますけど、了見の狭かったこの縦社会においては、「情報漏洩したらどうするんだ!」とかなんやかんやで、外の世界のものが入ってくることが許されなかった。ところが、このコロナの影響で、大企業でも「テレワークOK」「リモートOK」、さらには「副業OK」となっていき、あの売り上げが日本一の某T自動車さんですら「終身雇用は難しい」と言い出したわけですよね。つまり、日本で一番大きな会社ですら自分の定年までの雇用を守ってくれないかもしれないとなれば、当然それ以下の会社はどうなるんだ、と。

――確かに、コロナの影響もあって終身雇用の時代は終わりつつあります。

yuji:だからこそ、これを機にいろいろなところと繋がっていくリンク社会になっていくべきなんです。つまり、これが「縦」から「横」へということ。ですから、極端にいえば「まだ鍵アカやってます」「自分を出せません」なんていうのはもったいないですよね。もちろん、全員がインスタグラマーやティックトッカーになれ、ということではありませんが。

――自分のやり方に合った「I(=個性)」の出し方、ということですよね。とはいえ、やはりSNSの力は大きいですか?

大きいと思います。でも、必ずしもSNSでなくてもいいんですよ。自分が直接SNSを使っていなくても、たとえば有名なインフルエンサーを介して、自分の商品がバズるかもしれない。そう、別にSNSをやってなくていいんです。でも、わざわざ守りに入って囲うようなことはしなくていいですよね、ということ。知ってもらう努力は必要だと思います。ただ、知ってもらう努力をするのであれば、最近さすがにガラケーの人はあまりいらっしゃらないと思うので、「せっかくスマホというツールがあるのに、何で使わないの?」とは思います。

――すべて、「I(=個性)」を出すということに集約されていきますね。

yuji:星読み的には、キロンという自分の個性を示す星が、来年中もずっと牡羊座にいるんです。しかも、牡羊座のキロンですから、意味合い的には「I am」。さらに、今年の12月22日からは「発信すること」と「I am」がダブルキーワードになりますから、結局、自分を打ち出していくことがすごく重要になっていくんです。世界って万華鏡のようだと思いませんか? 赤もピンクも黄色も黒もあっていいし、そこに上下とか赤が優れていて黄色がダメ、なんてことはないんです。だから、世界の万華鏡、美しいカレイドスコープを完成させるためにも、各々がそれぞれの色を出すことが必要になるんです。だから「私なんて」は、もう金輪際、年末でもって封印してください(笑)。

――なるほど、万華鏡とはわかりやすく美しいたとえですね! しかし、まだまだ「I(=個性)」を出して何かを生み出すようなことは、「私なんて」という人も多いかと思います……。

yuji:先日、全国のyujiサテライト(笑)の中の 1人にもそういう方がいらしたので、「別に仕事に結びつけて考えなくてもいいよ」とお伝えしたんです。その方は、どうやったら仕事に繋がってお金が入るか、とにかくお金に繋げることをめちゃめちゃ考えていらしたのですが、それをやめて目の前のことを楽しみはじめた途端、逆にいろんな企画が起きて仕事になっていきましたね。結局は、自分という個性を気に入ってもらえるかどうか、なんです。

「more」から「less」へ――。いったい何が必要で、何が不要なのか?

――必ずしも生産性に結びつけなくていいというのは、気持ちが軽くなります。では、「I(=個性)」を出すことのほかにも、なにかキーワードはありますか?

yuji:そうですね。2020年という年は、これまでのプラストレンドからニュートラルに戻る年だったんですが、ここからは世の中がマイナストレンドに変わっていくんです。いうならば、「More」から「Less」へ。つまり「Less is cool」で、Lessなことがカッコいい時代になっていく。これは生き方だけでなく、ビジネスにおいても同じです。これまでのように、持つことがカッコいいのではなくて、どれだけ削れるかがむしろカッコいいという世界ですよね。まさにミニマルな生き方のことですけれども、結局ミニマルという言葉は「どれだけ自分の本質と向き合えているか?」と同義ですから。

――持つものから、持たざるものへ、ですね。

yuji: あとは、虚飾みたいなところもいらなくなっていくでしょうね。当然そういうミニマルなライフスタイルにシフトするためには、自分の本質と向き合わなければいけませんし、これだけ選択肢に溢れている現代だからこそ、「私はこれがいりません」という勇気が必要になるんです。でも、それってすごく勇気のいることですし、難しいこと。足していく方が簡単なんです。ですから、極端に言うと「ここまでが金閣寺、ここからは銀閣寺」というような流れといえるかもしれません(笑)。これまでの、なんなら分かりやすい鳳凰の紋章も付いているみたいな世界から、いざ、ワビサビの世界へ――。

――新時代のキーワードがどどん! と出てきましたね。しかも、どれも一貫性がありますし、時代の流れが一気に可視化されたように思います。ありがとうございました! 次回は、引き続き「土」から「風」への時代の変化、新時代の歩み方について、お話を聞いていきたいと思います。

 

yujiさん集中短期連載、第3回目は11月4日更新予定です。
お楽しみに!

文:国実マヤコ

\2020年10月22日発売!/
星2.0

1800円+税 光文社刊

yuji
香川県高松市生まれ。高校卒業後、渡伊。 現地デザイン系大学院卒業後、デザイン事務所に勤務。帰国後、数社での実務経験を経てクリエイティブとその先を繋ぐ仕事に就く。幼い頃から”お呼び”がかかっていたが、そのいわゆる“いかがわしい”道ではなく、ものづくりの道に進む。 しかし、上から度重なる「上からのメッセンジャーとして生きなさい」という警告をうけ、ヒーラーとして活動する決心をする。現在はクリエイティブ活動と並行し、多くの人にセッションを行うほか、自身のさらなるレベルアップのために聖地を巡る日々を送る。著書に『神様と顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』(ともに小社刊)、『本当の人生を引き寄せる星座別スピトレ』(幻冬舎plus+)『星2.0』(光文社)など。