デリケートゾーンのかゆみや痛み、実は乾燥が原因だった!?

デリケートゾーンのかゆみや痛み、実は乾燥が原因だった!?



植物療法士の南上夕佳さんに、女性が取り組むべき「からだづくり」について語っていただく連載。
20代で若年性更年期障害と診断された南上さんが、
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたこと。

第9回は、冬に向かって気をつけたい、デリケートゾーンの乾燥対策について。


立冬を過ぎ乾燥が気になる季節になりました。お肌や髪の毛と同じようにデリケートゾーンの乾燥を気にしたことはありますか?
外陰部とよばれるデリケートゾーンは他の皮膚以上に外部の環境の影響を受けやすいので秋冬の時期には特に乾燥しやすい場所です。
また、膣の中は季節に関係なくホルモンバランスやストレスによって乾燥することがありますので、この機会にデリケートゾーンと一緒に潤いケアをしていきましょう。

あまり気づかれにくいデリケートゾーンや膣の中の乾燥ですが、乾燥するとどうなるのでしょう。
かゆみがでたり、粘液が出にくく性交渉のときに痛みを伴ったり、また異物の侵入を防ぎきれなくなって免疫力が下がってしまったり……。

膣が乾燥しているかどうかのバロメーターは、目や口の乾燥があるかないかをまずチェックしてみてください。膣以外の粘膜を潤す粘液の分泌が不十分だと膣粘液の分泌も同じように乾燥している可能性大です。
外陰部分のデリケートゾーンの乾燥については、股関節のあたりの皮膚の乾燥具合をチェックしてみるといいでしょう。乾燥が進むと、もっとシワシワになり、黒ずみの原因にも。

9月20日配信のコラム「ボディソープで洗ってはダメ! 女性がデリケートゾーンのケアをしなければいけないこれだけの理由」でもご紹介した正しいデリケートゾーンの洗い方で、潤いを残せる専用ソープを使って洗い、保湿を念入りにおこなっていきましょう。

お風呂からあがったらタオルドライはせずに少し濡れた状態でデリケートゾーン専用のローションを適量塗布します。お顔をお化粧水で満たしてあげるのと同じようにデリケートゾーンにも水分をたっぷり塗り込みます。ローション保湿の次はクリームでさらに皮膚をやわらかくしながら、薄いベールの膜を張るイメージでしっかりめに塗り込んでいきましょう。
ローションやクリームは少しずつのばしていき、数回に分けて重ねて塗る方が浸透しやすいので、私はそれぞれを少量ずつ出して、重ねて塗るようにしています。

(イラスト:いいだあやか)

専用のローションやクリームを選ぶときのポイントとしては、人工香料や着色料などが含まれていないものでデリケートゾーンの㏗に配慮しているものがいいと思います。
植物療法の視点でいえば、抗菌作用や抗ウイルス作用を持つものが良く使われます。
例えばオレンジやレモンやティーツリーの精油などです。香りがさわやかになり、使うたびにリフレッシュもできますね。
また女性ホルモン様作用をもつローズや、ゼラニウム、ラベンダーの精油も華やかな気持ちになるので、お気に入りの香りのものを見つけてみてくださいね!

次回は、膣の中の保湿についてお伝えしていきます。

バナーイラスト/いいだあやか
>>https://ayaillustration.amebaownd.com

Written by nanjou yuka
南上夕佳

南上夕佳(なんじょう・ゆか)/植物療法士、ルボア フィトテラピースクール副代表。

ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。
日本における植物療法の第一人者 森田敦子に師事し、森田と共に啓蒙活動を行いながら、自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、数々のセミナーやカウンセリングを行う。確かな知識と、実際の経験に基づいた説得力のある講義は、明解でわかりやすいと定評がある。著者に「自然ぐすり生活 」(小社刊 )。

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