【子育てのヒント満載!】現役小学校教師が“子どもから教わること”とは?
「思春期とどう付き合う?」「子ども同士のケンカが始まったら?」「個性を伸ばすにはどうしたらいい?」「子どもが学校に行くのを嫌がったら?」――。
子育てに悩みは付きものですね。では、毎日子どもたちと接し、教育する立場にある現役教師たちは、いったいどうしているのでしょうか?
大人気インスタグラマー・ほたろうさんは、なんと現役の小学校教諭! 子どもたちとの関わりの中で出会ったという“教師として得たたくさんの宝物(=感動、刺激、学び)”を、あたたかく可愛いイラストで綴ったエッセイは、子育て中のママたちを中心に「(子育ての)参考になる!」と大反響を呼んでいるんです。
ここでは、そんな“現役教師”ほたろうさん待望の書籍『先生のあのね』から、思わずハッとするような子育てのヒント満載のエッセイを、特別にご紹介していきます♪
子どもが反抗的……こんなとき、どうする?
「触んな!」「うざ!」……。思春期の反抗的な態度や、周りをハラハラさせるような言動は、親だけでなくプロの先生たちも、どう接していいのか悩むのだそう。
そんなとき、あるベテラン先生の放った珠玉の言葉は、まだ思春期を迎えていないお子さんのいるご家庭でも、かならずや、良き“道しるべ”となることでしょう!
「彼らはみんな、自分の体と心のバランスをとるのに一生懸命なんだ。不安定になりながら自分を見つけようとしているんだよ」
「うまく距離をとって、でも身離さないで、ドンと構えていよう」
「どんな君でも、受け止める……!」
子どもの個性を伸ばしたい……こんなとき、どうする?
「これじゃダメじゃない!」「あと5分しかないわよ!」「そんなこと無理に決まっているじゃない!」……。何気なく発しているそんな言葉が、もしかすると、子どもたちの個性や好奇心を、奪ったり削ったりしているかもしれません。
では、子どもが“持っている”才能や個性を伸ばしてあげるために、私たち親は、どのように接してあげたらよいのでしょうか?
「一見マイナスのものを、プラスに見ること、認めること」。子どもたちならではの考え方を、決めつけて否定するのではなく「見方を変えること」――。それらがどれだけ大切なことか、先生たちはよく知っているようです!
子どもが学校を嫌がる……こんなとき、どうする?
連休明けや、夏休みの終わりに、子どもがボソッと「学校、行きたくない」……。
そんなとき、不安や苛立ちが先走り「ダメよ! ちゃんと行かないと勉強も遅れちゃうわよ!」などと、思わず子どもを叱ってしまう親御さんも多いことでしょう。
でも、ちょっと考えてみてください。大人でも、休み明けは憂鬱だと思いませんか?
これは大人も一緒ですが、「周りのことを気にしてモヤモヤしなくていい場所」を持ったり、「自分の気持ちを声に出してみる」ことは、子どもにとって、とても大事なことなんですね……。
「不安定になっちゃう時は一生懸命泳ごうとしなくてもいい」
「今は、ぼちぼち行こうね!」
実際に多くの子どもたちと過ごしているプロ(学校教諭)ならではの気付きや感動は、ママやパパがいくら育児書を読んでも得られない、まさに、最強の「子育てのヒント」!
そんな貴重なヒントを、惜しげもなくシェアされている“現役教師”ほたろうさんの優しい眼差しとあたたかいメッセージの数々は、『先生のあのね』のなかでキラキラと輝きを放っています――。
『先生のあのね』
著:ほたろう
ほたろう
1988年生まれ。中部地方のある県で、公立小学校教諭として勤務している。学校での出来事や、子どもたちとの関わりで考えたことの絵日記をつけ、インスタグラムに投稿して話題に。小学生の頃に好きだった教科は理科と図工、好きな給食のメニューはわかめごはん。
Instagram @hotarouenikki