
【正月太りに】脂肪も疲れも流す! ため込んだものをスッキリ出すために
植物療法士の南上夕佳さんに、女性が取り組むべき「からだづくり」について語っていただく連載。
20代で若年性更年期障害と診断された南上さんが、
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたこと。
第23回は、年末年始にため込んだ脂肪や疲れをとる処方をご紹介。
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今年最初のコラムは、年末年始でため込んだ脂肪や疲れをとるための自然ぐすりをご紹介します。
秋から冬にかけては、ため込みやすい時期というのもありますが、特に年末年始は美味しいものを食べて飲んで、動かないということもあり、体重増加に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこでまず試していただきたいのが、①からだをあたためること ②腸内環境をととのえること ③消化を助けることです。
①からだをあたためること
寒いこの季節はなかなか動けないのですが、代謝を上げるためには体温を上げていきましょう。
体温が1℃上がると代謝が13%〜15%上昇するといわれています。お食事などでは、ショウガを加熱調理したり、乾燥させた粉末を利用したりするのが手軽ですが、今回は入浴時におすすめの精油(エッセンシャルオイル)をご紹介します。
<ローズマリー>
1.8シネオールの成分が血行促進してくれます。
<柚子>
冬至でも有名ですが、リモネンが毛細血管まで血液を運んでくれます。ほかにもオレンジやレモンも効果的です。
イメージ/写真AC
これらをマッサージオイルに混ぜて、入浴後にからだの気になる部分に塗布するのがおすすめ!
植物油(ホホバオイルやアーモンドオイルなど)大さじ1(15ml)くらいに上記精油を3〜6滴混ぜて使います。もしできる場合は、日中でもお腹やお尻など脂肪や冷えが気になるところに塗り込んでみてくださいね。
わざわざマッサージオイルを作るのはハードルが高いという方は、おうちにある天然塩大さじ2杯に、上記精油を10~15滴まぜて、少し時間をおいてからバスタブに入れてお風呂に入るだけでもOK! じんわりポカポカあたたまりが続き、代謝が上がります。
②腸内環境をととのえる
いつもの水分補給の半分をダンデライオン(たんぽぽの根)のハーブティーやゴボウ茶に変えてみてください。腸の動きがよくなり、便もスッキリ。
便秘がちの方やガスが溜まりやすい方は、特に腸内環境をととのえるとからだがすっきりしますよ。
イメージ/写真AC
③消化を助ける
レモングラスやジャーマンカモミールのハーブティーを飲んでみましょう。 レモングラスは消化を助け、疲れた胃を労わってくれます。ジャーマンカモミールは炎症を鎮め、胃痛や胃炎、食べ過ぎなどの胃のトラブルを助けてくれます。
できるだけホットのハーブティーでいただき、その他の水分摂取も白湯にするなど、からだを冷やさないようこころがけてみてくださいね。
これで、ため込んだものをスッキリ出して、暖かい季節を迎える準備を少しずつしていきましょう。
*次回は2月20日更新予定です。
バナーイラスト/いいだあやか
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