【春こそデトックスの季節】“若々しくつかれ知らず”になる「解毒スープ」って?


「なんとなく疲れやすい」「肌や髪のツヤがなくなってきた」「足が冷えてむくむ」「気力がわかない」……。
いつも身体に不調を感じている人はなおのこと、春は心身ともに、なにかと揺らぎがちな季節。一方で、冬の間に溜まった老廃物をデトックスするには、春こそベストシーズンとされていることを、ご存知ですか?

そこで、「デトックス=解毒」のために、今すぐ毎日の食卓に取り入れたいのが、東洋医学で“命そのもの”とされている腎臓をケアする「解毒スープ」。
大注目のYouTubeチャンネル「腎機能アップ!ちゃんねる」主宰の鍼灸師・大野沙織さんが、実体験を通じて編み出した腎臓をケアする“魔法のスープ”レシピは、なんと11.8万人もの支持を受け、実際に、多くの人の“腎機能回復”の報告を受けているのだとか!

ここでは、大野さん待望の書籍となる『おつかれ気味の腎臓がよみがえる 超!解毒スープ』より、春野菜を使った、おいしく元気になれるスープレシピをご紹介していきます。

 

まずは基本の「腎臓スープ」でデトックス!

「基本の腎臓スープ」

腎臓が元気な人は「若々しくて、つかれ知らず」。逆に、腎臓が疲れたり悪くなっていると、老化まっしぐら……。
そんな大切な腎臓をケアしてくれる基本のスープが、野菜たっぷりで自然なあまみがおいしい「腎臓スープ」です。具材がすべてなくても大丈夫ですし、好きな野菜をプラスしてもオッケー! ここでは、最初の基本となるレシピを特別にご紹介します。

材料(2人分)

ブロッコリー… 1/2株
玉ねぎ… 1/2個
にんじん… 1/2本
大根… 4cm
蒸し大豆… 1/2パック
ミニトマト… 6個
キノコ… 80g
なす… 1本
かぼちゃ… 150g
水… 400ml
塩… 小さじ1

それぞれの野菜をお好みの大きさに切ったら、具材をオリーブオイルでさっと炒め、水を注いで煮るだけ!
塩を入れ、フライパンにふたをし、20分を目安に“野菜がくたっとやわらく”なるまで煮てください。くたっとなった野菜は細胞壁が壊れている証拠。私たちの身体のなかに入ると、すんなり栄養として取り込まれていくんです!
また、にんじんなど皮のある野菜は、栄養価を逃さないよう、できるだけ皮をのこしておくのがポイントですよ。

それにしても、あまりにも簡単なレシピに、拍子抜けしている人も多いのでは?
でも、この簡単さこそが、毎日つづけられる理由なんです♪

 

春野菜の「ふき」を使った解毒スープ!

「ふきの煮つけ風スープ」

3月から初夏にかけて旬を迎える春野菜・ふき。気がたかぶって安定しない春には、ふきのように苦味のある旬の野菜が大活躍! この「ふきの煮つけ風スープ」も、毒出し力の非常に強いレシピですので、食べ過ぎにはくれぐれもご注意くださいね。
かつおぶしは、体内をパワフルに巡らせて活動的にしてくれますよ!

材料(2人分)

昆布だし… 200ml
みりん・酒… 各大さじ1
醤油… 大さじ1/2
天日塩… 小さじ1/2
ふきの水煮(レトルト・長さを半分に切る)… 1パック
かつおぶし… 適量

フライパンに昆布だしを入れて火にかけ、みりん、酒、醤油、塩で味をととのえたら、ふきを入れ、沸騰したらかつおぶしを入れて3〜5分煮たらできあがり!

 

身体の“ろ過装置”である腎臓。老廃物を取り除き、私たちの身体が正常に機能するよう細かく調整してくれる、この腎臓をケアすることで、いつまでも若々しくつかれ知らずの身体でいられるんです。

また、栄養の吸収率がよく、身体をあたためてくれるスープは、まさに一石二鳥! 『おつかれ気味の腎臓がよみがえる 超!解毒スープ』には、不調や美容など、目的別にいろいろな効用のある野菜を使った解毒スープのレシピが満載です。

この春、身体を思い切りデトックスして、腎臓ケアを“おいしく”毎日の習慣に取り入れてみてはいかが――?

写真/菊池陽一郎

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超!解毒スープ
著:大野 沙織

大野 沙織

鍼灸師。心合いの風鍼灸院主宰。20代で腎盂腎炎を発症、右の腎臓の機能を失い、現在は1つの腎臓で生活している。YouTube「腎機能アップ!ちゃんねる」では、実体験に基づいて腎臓のためにできることを定期的にシェアしている。東洋医学に基づく腎臓にいい食材や体の不調を改善する食材を使ったスープを紹介したところ、急激に登録者数が増加、現在11.8万人(2023年4月)。本書が初の著書となる。
YouTube 腎機能アップ!ちゃんねる
鍼灸院HP http://umoplus-kokoroai.com/