ネガティブ思考の自分を辞めたい

ネガティブ思考の自分を辞めたい



ついつい頑張りすぎてしまったり、
ちょっとしたことを気にしすぎて傷ついたり、落ち込んだり。
生きづらさを抱えたすべての人へ贈る
イラストレーター・なおにゃんのイラスト&メッセージ。


世の中の人って、やたらとネガティブ思考を嫌う傾向にありますよね。
かくいう自分も生粋のネガティブ思考の持ち主であり、「どうせ自分なんて」「どうせダメだし」といったネガティブみのある発言を日常的に連発しては、周りからは暗い人間だと批判され、こんな後ろ向きな自分を変えた方がいいのではと昔から思い悩んできました。

でも最近思うのは、どうせ自分なんて、どうせダメだし、というネガティブ思考は、よくよく考えてみると、自分に対して最初から期待していない状態であり、これって実は結構〝いい状態〟なんじゃないかということです。

最初から自分に期待していないので、失敗しても「まぁ自分なんてそもそもこんなもんだしな〜」と深く落ち込まずに済むし、また、「(どうせ自分なんてダメなんだから)逆に自分の好きなようにやってみるか〜」とむしろ開き直って行動に移すことができたりします。

ポジティブ故に変に自分に期待してプレッシャーをかけて胃を痛めるより、よっぽどストレスなく、時に大胆に生きられるような気さえします。ネガティブ思考もうまく活かせば、そんなに悪いもんでもないと思うようになりました。

今日のひとこと

ネガティブ思考はうまく活かせば、自分にとって武器になる。ネガティブ思考を一概的に否定するのはもったいないことかも〜。

*次回は6月15日(木)更新予定です。


Written by なおにゃん
なおにゃん

茨城県出身。大学卒業後、希望していた出版社に就職するが、職場環境に合わずうつと適応障害と診断されて2度休職する。その後、退職。2020年5月よりX(旧Twitter)でメンタルに関するつぶやきを始めたところ、「共感できる」「心がラクになる」と反響を呼び、フォロワー数は20万人を突破。現在はイラストレーター、絵本作家として活動しながら、猫たちとのんびり暮らしている。著書に『うつ吸いイラスト帳』(永岡書店)、『100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした』『うつ逃げ』(ともにKADOKAWA)。
X(旧Twitter):@naonyan_naonyan

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