5匹の愛猫と暮らす響介×漫画家ちとせが特別対談! 猫を前にすると“ヤバい人”になっちゃう「猫マスター」の日常と半生とは?


5匹の愛猫と暮らし、猫のために1億円の豪邸を建てた響介さんは自他ともに認める「猫マスター」。そんな響介さんの日常や猫好きになるまでの経緯を、漫画家ちとせさんがコミック化!
今回は、『借金1000万作曲家の人生を変えてくれた猫の話』(小社刊)に掲載されている特別対談の一部や、ここでしか読めない“こぼれ話”を紹介します。

※本記事は、WANI BOOKS NewsCrunch <https://wanibooks-newscrunch.com/>猫マスターと猫好き漫画家が対談。猫が快適に暮らせるように心がけていること(2023.12.30)を、加筆編集したものです。

 

「全部」と言いたいほどたくさんある“愛猫の魅力”

――猫には飼い主しか知らない魅力もありますが、お二人が思う「うちの子の魅力」とは?

響介:全部!……って言っちゃダメなんですか、これ?(笑)。んー、僕に対してすごく人懐っこいところですかね。どこの部屋に行ってもついてきてくれて、胸の上でパタンと倒れてくれることもあります。


▲左から順にピーボ、ソラ、ニック、リュック、ポポロン(響介さんの愛猫たち)

ちとせ:響介さんを追いかけてまで撫でてもらおうとするのが、すごいですよね。

響介:「ご飯で釣っているんじゃないか」と言われることもありますが、本当に何もしていないんです。

ちとせ:撫でられたくて、手を狙っていますもんね。うちの場合は、人間との共同生活の仕組みを理解しているところです。うんちをしたら呼びに来て、どのトイレでしたか誘導してくれますし、私がお風呂に入るときは毎回鳴いて家族を呼びに行きます。毎日、水に落ちて可哀想と思っているのかも。

 

――響介さんは多頭飼い、ちとせさんは犬と猫の両方と暮らす、それぞれ愛猫が快適に暮らせるように心がけていることがあるそうですね。

響介:トイレは飼育頭数プラス1個用意するとか、基本的なことはもちろん気をつけていますし、それぞれの居場所を1~2か所ずつ持てるようにもしています。それぞれの居場所には、その子が好きなグッズも置いていますね。

ちとせ:うちも、お互いが心地よく暮らせるように、それぞれのスペースを確保しています。ねこちゃんと私しか入れない部屋がありますし、犬のボンとねこちゃんの共同スペースには50cmくらいのサークルを置いて部屋を2つに仕切り、ねこちゃんの意志で犬と関われるようにしています。

響介:おお! それは素晴らしいですね。


▲ちとせ家のボン(ミニチュアダックス)


▲ちとせ家のねこ(右)とねこのママ(左)

ちとせ:なんだかんだ、ねこちゃんは関わりに行きますが、喜ぶ犬に舐められては「ここまでは求めてなかった……」みたいな顔をしています(笑)。でも、ふたりはなかなかいいコンビだと感じますね。

響介:いい関係性ですね。あと、意外かもしれませんが、僕はあまり猫を抱っこしません。リュックの場合は関節が弱いので、もし何かあったらイヤですし、なんとなく、みんなにストレスを与えちゃうんじゃないかなと思って……。だから、猫のほうから体に乗ってこない限り、猫を持たない生活をしています。

ちとせ:そういえば漫画に描いたんですが、季節によってポポロンがいる階段の高さが変わるのも面白いですよね。

 響介:そうなんですよ。ポポロンは暑くなるにつれて、だんだん上に上がっていきます。部屋の温度は気温に合わせて、自動で年中一定になるようにしていますが、猫の体格や性別によっても心地いいと感じる温度は違うので、快適な空間へ自由に移動できるように涼しい部屋や暖かい部屋、ひんやりできる部屋を作っています。


▲リビングイン階段のポポロン

ちとせ:他にも気をつけていることって、何かありますか?

響介:全員を平等な時間、撫でることです。ピーボだけは引っ込み思案で触られたくないタイプなので撫でる時間が短くなりますが、うちの猫はみんな嫉妬深いので、できる限り平等にスキンシップを取るようにしています。

ちとせ:そういう配慮は大事ですよね。うちは、犬のボンが年下属性の甘えん坊だったので、ねこちゃんは優しくて面倒見がいいお兄ちゃんになってくれましたが、私とふたりきりだと赤ちゃん返り。リュックくんの性格に似ているんですよ。


1 2