【春旅】週末に海外旅行!? 2日で満喫できるリフレッシュ旅


社会人になってから、旅行なんて全然行けていない……。
そんな忙しい現代人にあえて提案したいのが「週末海外」。

せっかく海外に行くのに「週末だけなんてもったいない!」と思ってしまいますが、
時間が限られているからこそ、「やりたいこと」に焦点を当てられるので、
むしろ、ゆっくりと気分転換できるんです。

ここでは、これまで世界65か国を旅してきた旅作家の小林希さんによる新刊『もっと! 週末海外』より、2日で楽しめる街、韓国の釜山(プサン)とグアムをご紹介します。

何が起こるかわからない世の中だからこそ、旅は行けるときに行きたい!
今年こそは海外旅行を解禁してみませんか。

※掲載している情報は、2024年1月現在までのものです。店舗情報は変更となる場合がございます。旅行の際は、事前に必ず公式サイトなどで確認してください。

 

釜山でメディアアートとチムジルバン体験!

韓国の首都ソウルに次ぐ第二の都市、釜山(プサン)。日本に最も近い港町で、街中にはメトロやバスが走り、移動も楽ちん!
若者や観光客に人気のある西面(ソミョン)は釜山の繁華街で、ショップや美容クリニック、おしゃれな田浦(チョンポ)カフェ通り、釜山の郷土料理など、あらゆるものが終結した場所です。

そんな釜山で最も注目を集めているスポットが、海雲台(ヘウンデ)にあるセンタムシティ。
ショッピングや食事のほか、低温サウナを主体とした韓国版のスーパー銭湯・チムジルバンを体験できる「新世界スパランド」や、2022年にリニューアルオープンされた現代美術館「MUSEUM1」があり、心と体を癒す一日をゆっくりと楽しめます。

韓国名物チムジルバンでひと汗流す!

天然温泉水を使った温泉エリアと低温サウナがあり、館内で食事もできるので、遊びつくしてひとやすみしたい……なんて時にもおすすめ。入場料にタオルや館内ルームウェアなども含まれているので、手ぶらでもOKです!

水着不要の温泉は男女別ですが、10種類以上のサウナ&チムジルバンエリアやカフェ、リラックスルームなどは男女一緒に楽しめるので、家族やカップルもたくさん。ちょっと休憩したくなったら、ぜひ寄ってみてはいかが?

新世界スパランド
釜山広域市海雲台区センタム南大路35、百貨店1F
TEL:+82 51-745-2900
営業時間:9:00~20:00
定休日:不定休、正月、旧正月・秋夕の当日

映える写真も撮れる! グローバルなアート空間

センタムシティ館内には、MUSEUM1というメディアアート専門の現代美術館があり、国内外のアーティストによる映像やインスタレーション(芸術的空間)、写真など約100点以上の作品を展示。館内の床や天井、壁には8千万個のLEDが設置され、幻想的な世界を体感できます。韓国のセンスが散りばめられたスタイリッシュな空間は、旅の記念の1枚にぴったり。

MUSEUM 1
釜山広域市海雲台区センタムソロ 20
TEL:+82 51-731-3302
営業時間:10:00~19:00(月~金曜)、10:00~20:00(土日祝)
定休日:なし

 

グアムでジャングル&古代遺跡を探検

太平洋のマリアナ諸島南端に浮かぶ島、グアム。日本から3時間半と近く、週末に行ける常夏の楽園として大人気です。
豊かな自然と最新スポットが楽しめるグアムは、半日もあれば車でぐるりと一周楽しめるほどの大きさ。ホテルのプールやビーチでゆっくり過ごしたり、観光の中心地であるタモンで、買い物や食事、エンターテインメントを楽しんだりすることができます。

土着のチャモロ文化と植民地時代の影響が混ざり合って、独特の雰囲気や食文化などが見られるのもグアムならでは。中心街のタモンから車で40分、グアム南東部のタロフォフォリバーバレでは、古代チャモロの村を散策する現地ツアーを体験することもできます。

カヤックでジャングル探検!

Valley of the Latte Adventure Park (バレー・オブ・ザ・ラッテ・アドベンチャー・パーク)では、ボートやカヤックなどでタロフォフォ川を渡る現地ツアーに参加することができます。
今回は朝9時に、日本人インストラクターと一緒にカヤックを漕いで出発!

カヤックでぐんぐんと進んでいくと、川の両岸にはヤシの木など熱帯の木々が生い茂り、頭上から照りつける太陽の光を遮って優しく風に揺れています。途中でヤシガニやナマズにパンをあげるなど、ほのぼのとした時間を過ごしていたら、目的地である川沿いのチャモロ歴史文化村に上陸。

チャモロ歴史文化村で古代にタイムスリップ!

およそ2000年前に大規模な古代チャモロ人の村があったといわれる村落跡で、当時の家などが再現されています。 そしてグアムのシンボルでもあるラッテストーン (古代に家の土台として利用された石柱)も拝めます!

グアムで食べたいチャモロ料理

ツアーのランチはチャモロ料理!
代表的なレッドライスには、細菌に強いという赤いアチョーテの実を使うそう。もともとチャモロ人の食事は、魚、野菜、果物、ココナッツなどを使った料理が基本。その後、植民地時代に様々な影響を受け、いずれの料理も「甘い・辛い・酸っぱい」といった味付けなのだそうです。

静かな川沿いで自然とともに暮らす、古代チャモロ人の姿を目に浮かべながら、カヤックで川を戻って帰路に。お昼過ぎにはホテルに到着するので、午後はゆっくり過ごせます。

Valley of the Latte Adventure Park
4, Talofofo, Guam
TEL:+1 (671) 647-1118
営業時間:8:30~16:00
定休日:なし
※ツアーへの参加はネットやホテルで要予約。

 

このほかにも、新刊『もっと! 週末海外』では、土日の2日間や3連休、有休を使って4・5日で行ける海外都市とその魅力をご紹介しています。
さらに、限られた時間で満喫するための準備方法やおすすめのアプリ、番外編として国内で海外を感じる“週末国境”旅まで収録。

折角の週末、たまには海外まで足を延ばしてみるというのはいかがでしょうか?

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小林希(こばやし のぞみ)

1982年生まれ、東京都出身。旅作家。立教大学卒業。在学中から写真部に所属し、様々な国を旅する。29歳のとき、勤めていた出版社を退社し、その日の夜から世界放浪の1 人旅へ。帰国後、日本や世界を旅する旅作家に。著書に『週末海外 ―頑張る自分に、ご褒美旅を―』『大人のアクティビティ! ―日本でできる夢のような28の体験―』(小社刊)、『今こそもっと自由に、気軽に行きたい! 海外テーマ旅』(幻冬舎刊)など。
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