初夏の屋上ライフ

初夏の屋上ライフ


今年のゴールデンウィークは晴天続きだったので、いつもの年よりも早く屋上ライフがスタートした。
我が家の屋上には夫がDIYで作ったウッドデッキがあり、日光浴したり、ランチをとったり、ときにはBBQを楽しんだりと寒くなるまでのこれからの時期は屋上で過ごす時間がぐんと増える。
白肌美肌でいることが正義、日焼けは悪と言われて久しいが、どんなに少数派になっても日焼けは辞められない。誰に何を言われても引き締まって見えるような気がするし(笑)、アラフィフの夏のカジュアルをこなれさせて見せるにはこんがり焼けた肌がやっぱり必要なのだ。

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それになにより、その昔ディノスの通販で購入した年季の入ったデッキチェアにのんびり寝転びながらお気に入りの本を読むのは至福のひととき。食べ物のエッセイや時代小説を読みふけっていると時間を忘れてしまう。どんなときにも食べ物から離れられないのかと突っ込みも入ってしまいそうだが…。
時代小説なら池波正太郎さんや藤沢周平さんの作品は何度読んでも飽きることがないし、食のエッセイなら向田邦子さんや沢村貞子さん、平松洋子さん。全巻持っている東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズや安野モヨコさんの「くいいじ」もかなりのお気に入りだ。全巻持っていると言えば、漫画の「美味しんぼ」も何度も繰り返して読む作品のひとつ。
新刊本ももちろん読むのだが、屋上にいる間はなぜかお馴染みの本を繰り返して読むのがなんだか落ち着くのだ。

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屋上で本を読むために、屋上に続く階段の壁面に本棚を設けて、そこを通る際にその日の気分で読みたい本を選んで、ひょいと抜き出して持って上がる。整理整頓上手の夫が考えたシステムで、こうすれば読み終わったあとの本をまた帰り際に戻しておけるので、いくら私が片づけベタでもなんとか本を元通りに収納するようになった。

階段を上がり切った狭いスペースにあるのは飲み物用の小さな冷蔵庫。いつも入っているのがペットボトルのペリエと缶ビール。ここに水出しのマルベリーティーやモヒート風のレモンソーダが加わることも。
これで陽にじりじり焼かれて冷たい飲み物が欲しいとき、わざわざ階段を下りてキッチンに行かなくても簡単にのどを潤すことができるのだ。

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お昼になればパラソルの下でランチを取るのもまた楽しい。冷やし中華やつけ麺、パスタやボリュームサラダなど簡単なものばかりでも風に吹かれながら食べればひとあじもふたあじも違うような気がする。もっとも暑さが厳しくなる真夏には外でランチなど食べている場合ではなくなってしまうが…。だからこそ、外が気持ちの良い季節にはせっせと料理を運んで外で食べるのを楽しんでいる。

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そうこうしているうちに日が陰って、吹く風が涼しくなってくる頃、空を真っ赤に染める夕焼けを眺めるのはなんともいえない。
夏を惜しみながら過ごす時間が少しでも長く続くといいなと思う。そろそろ晩ごはんの支度を始めようか。

 

◆西森園のマルベリーティーのソーダ割り
レモンフレーバーのマルベリーティーは50ccほどの水で濃く搾り淹れ、冷たい炭酸水で割る。

◆モヒート風レモンソーダ
レモン汁を絞って、アガペシロップで甘味を付けたものをグラスに入れ、ちぎったミントの葉をどっさり加え、冷たい炭酸水を注ぐ。

 

*次回は6月11日(月)更新予定です。

 

『arikoの食卓』

 『arikoの食卓 -もっと食べたい-』

『arikoの黒革の便利帖』
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Written by ariko
ariko

CLASSY.、VERY、HERSなどの表紙やファッションページを担当する編集ライター。日々の食卓をポストしているInstagramが、センスあふれる美味しそうな写真と食いしん坊の心を掴む料理で話題に。現在、フォロワー数は98000人を突破。Instagram@ariko418

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