中華粥で身体を美味しく労わる滋養めしランチ 横浜中華街【謝甜記 貮号店】

中華粥で身体を美味しく労わる滋養めしランチ 横浜中華街【謝甜記 貮号店】


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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。

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今年の夏は猛暑続きで、すっかりくたびれてしまった。そんな時に欲するのは身体に優しい滋養めしだ。
横浜中華街にある謝甜記 貮号店の中華粥はどんなに体が疲れている時にもスッとお腹に収まる美味しくて優しい滋養めしの代表選手。

トロトロに煮込まれたスープ状のお粥は丸鶏をはじめ、乾燥貝柱や牡蠣などと一緒に生の米の状態から4時間かけて炊き上げているそう。味付けはなんとゲランドの塩。シンプルなのに複雑な旨みが絡み合い、ひと口すすれば、優しい旨みがじんわり染み入る。
器に並々と満たされたお粥は透明感があり、艶々と美しく見惚れてしまうほど。なめらかな食感でレンゲが止まらない。

青菜に海鮮、鶏肉や豚肉、モツにピータン入りなどのラインナップが揃っているが、個人的には滋味溢れるお粥自体の美味しさが楽しめるシンプルな白粥が好み。

そこに中華粥に欠かせない油条(揚げパン)にネギや生姜、パクチーに搾菜、自家製の牡蠣のオイル漬けなど、トッピングで味変しながら食すのが楽しい。

お粥の他に一品料理もいろいろ。中でも欠かせないのが、名物にもなっている梅みそタレを添えた鶏チューリップの唐揚げ。
カリッと挙げられた鶏手羽に甘酸っぱい梅ダレが食欲をそそる。他にも点心や青菜炒めを頼んで大充実のお粥ランチを満喫するのが最高。


お粥のお店らしく、朝早くから営業していているのが嬉しい。大きなサンタクロースが目印の貮号店は、行列が絶えないが、スペースが広く比較的回転がいいので、最近は近くによるとよく足を運んでいる。


夏の終わり、満腹でも軽やかな食後感の中華粥で身体を美味しく労わってみてはいかがだろうか。

DATE

謝甜記 貮号店

住所 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町189-9辰ビル
営業時間
8:30~15:00/17:00~21:00(L.O. 20:30)
金曜・土曜のディナーのみ 17:00~22:00(L.O. 21:30)
電話番号 045-664-4305 ※予約不可
定休日 水曜
HP http://www.shatenki-nigouten.co.jp/

*次回は9月27日更新予定です。

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Written by ariko

CLASSY.、VERY、HERSなどの表紙やファッションページを担当する編集ライター。日々の食卓をポストしているInstagramが、センスあふれる美味しそうな写真と食いしん坊の心を掴む料理で話題に。著書に『arikoの食卓』シリーズ、『arikoの黒革の便利帖』(共にワニブックス)、『ありこんだて』(光文社)、 『2品で満足 arikoの家和食』(講談社)など多数。
Instagram:@ariko418

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