やらなくてはいけないのに頑張れない

やらなくてはいけないのに頑張れない



ついつい頑張りすぎてしまったり、
ちょっとしたことを気にしすぎて傷ついたり、落ち込んだり。
生きづらさを抱えたすべての人へ贈る
イラストレーター・なおにゃんのイラスト&メッセージ。


高校生の方からこんなお悩みを頂いた。
気を引き締めてやるべきことをやらなければいけないという気持ちと、自分を甘やかしたいという気持ちが半々で、どうやって頑張ればいいのかわからなくなってしまう時がある。とのこと。

わかる、頑張るのって面倒くさいよね。
自分はうつになった経験もあるから、頑張りすぎてしまう人にあまり頑張らないでねと言うようにしている。でも、人生って頑張らなきゃいけない場面も実は何気にたくさん潜んでいるから、その見極めって難しい。

しかし、自分は腑抜けた大人であるのに対し、質問者さんは高校生。学校って実はある意味わかりやすい。
だって数年行けば卒業というシステムになっているし、部活動も定期テストも、頑張る期間は限られていて、いつか「終わる」という区切りがある。

終わりがあるのは、実はすごくいいことだ。だって、逆に考えるとその期間だけ頑張ればいいのだから。頑張る時間は苦痛であるが、必ず終わりが来る。
終わった後で自分を存分に甘やかそうと思って、その期間だけでも頑張ってみるのもいいかもしれない。

今日のひとこと

終わりをイメージできない時は、具体的に数字として逆算すればいいよ。
あと何日、あと何時間で終わるから、その間だけ頑張ろう〜って。

 

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毎日は生存記念日 -何やってもダメな日だって生きてるだけで偉いから-
著:なおにゃん

*次回は11月21日(木)更新予定です。


Written by なおにゃん
なおにゃん

茨城県出身。大学卒業後、希望していた出版社に就職するが、職場環境に合わずうつと適応障害と診断されて2度休職する。その後、退職。2020年5月よりX(旧Twitter)でメンタルに関するつぶやきを始めたところ、「共感できる」「心がラクになる」と反響を呼び、フォロワー数は20万人を突破。現在はイラストレーター、絵本作家として活動しながら、猫たちとのんびり暮らしている。著書に『うつ吸いイラスト帳』(永岡書店)、『100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした』『うつ逃げ』(ともにKADOKAWA)。
X(旧Twitter):@naonyan_naonyan

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