日本では珍しいイタリアの郷土菓子とパンを手土産に 永福町【PANIFICIO VIVIANI】

日本では珍しいイタリアの郷土菓子とパンを手土産に 永福町【PANIFICIO VIVIANI】


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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。

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食いしん坊仲間へのちょっとした手土産を調達しに行っているのがこの「パニフィーチョ ヴィヴィアーニ」だ。その名前の通り、まだ日本では珍しいイタリアの郷土菓子とパンが手に入る。


オーナーは神泉にある直球勝負のソロオペイタリアン、「オルランド」の人見知りシェフこと小串貴昌氏。イタリアの郷土菓子といえば素材の持ち味を生かしたシンプルで素朴な味わいが魅力。

華やかなデコデーションも施さず、見た目もまっ茶色。でもそれがかえってチャーミングで長年作り続けてこられた歴史を感じさせてくれる。

よく差し入れにしているのが、ぷくっと膨らんだまん丸なフォルムが愛らしいイタリア版ドーナッツのボンボローニ。今では大人気のこのお菓子を、東京でいち早く紹介したのはこのお店だ。

ふわふわの生地の中にはレモンやピスタチオ、チョコレートなどのまろやかなクリームがたっぷり。数種類詰め合わせてもらったボックスを開けると必ず歓声が上がる。

ふんわり柔らかなパネットーネやオリーブオイルを使った焼きっぱなしのパウンドケーキ、香ばしいビスコッティやメレンゲなど、お茶の時間が楽しくなるラインナップが揃う。パッケージもクラシカルな雰囲気でプレゼントにピッタリ。


また食事パンの美味しさも見逃せないところ。小麦の風味が楽しめるシンプルなものはもちろん、こだわりのチーズや生ハム、コンビーフになどに野菜もたっぷりのパニーニやサンドイッチも充実。あれもこれも食べたくなってしまう。


また、焼き菓子に加えて少し前から、ティラミスやカンノーリなどの生菓子が加わったのも嬉しい限り。運が良ければ、オルランド特製の三浦産マグロのオイル煮(ツナ)などに出会うことも。


DATE

PANIFICIO VIVIANI(パニフィーチョ ヴィヴィアーニ)

住所 〒168-0064 東京都杉並区永福4-5-18
営業時間 平日 10:00~19:00/土日 9:00~18:00
電話番号 03-6379-1366
定休日 月曜・火曜(祝祭日の場合は営業)
Instagram @panificio_viviani
HP https://panificio-viviani-tokyo.square.site/

*次回は11月8日更新予定です。

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Written by ariko

CLASSY.、VERY、HERSなどの表紙やファッションページを担当する編集ライター。日々の食卓をポストしているInstagramが、センスあふれる美味しそうな写真と食いしん坊の心を掴む料理で話題に。著書に『arikoの食卓』シリーズ、『arikoの黒革の便利帖』(共にワニブックス)、『ありこんだて』(光文社)、 『2品で満足 arikoの家和食』(講談社)など多数。
Instagram:@ariko418

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