思い出の詰まった老舗のあんみつと釜めし 自由が丘【銀座立田野】

思い出の詰まった老舗のあんみつと釜めし 自由が丘【銀座立田野】


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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。

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子どもの頃、父がお土産によく買ってきてくれたのが銀座立田野のあんみつだった。
麻の葉文様が描かれたカップは2段になっていて、下にはプリプリの寒天、上にはあんこと求肥にみかんなどのフルーツ、別添えの黒蜜(子どもながらに黒蜜が好み)をたっぷりかけていただくのが大好きだった。

デパートや駅ビルの中にも入っていたので、ちょっと甘いものが食べたい時には気軽に寄れて安心安定の味にホッと癒されたものだった。その後、惜しまれつつ閉店したと聞き、残念に思っていたところ、多くのファンの熱い願いに応えて2023年に自由が丘に改めてオープン。

120年超の老舗の看板の復活に多くのファンが歓喜したのは想像に難くない。またあの味が食べられるのは嬉しい限りだ。それ以来、近くまで買い物に行った際にはよく立ち寄るようになった。

すずかけ通りから1本入ったところにあるお店の店内は広々、おひとり様でも居心地のいいレイアウトが嬉しい。


午後のおやつの時間に豊富なラインナップの甘味をあれやこれや楽しむ。一番のおすすめはやっぱりあんみつ。そこにもちもちの白玉とアイスクリームもトッピング。

あんこは粒あんとこし餡から選べるがおすすめはこし餡。こちらのこし餡は一粒ずつ皮を剥いてから煮る「皮むきあん」。ほろほろっと溶けてなくなる滑らかな舌触りにうっとり。

いつもなら粒あんを選ぶことが多いのだが、こちらではこし餡一択。小豆の甘さを楽しめるように甘さも上品に仕上げてあるのでさっぱりいただける。

これからの季節は冷やしぜんざいもおすすめだ。舌触りも滑らかな冷たいぜんざいにもちもちの白玉、そこにアイスクリーム。ソフトクリームにするか抹茶アイスにするかいつも悩むが、爽やかな渋みが心地よい抹茶が最近の好み。

お昼の時間なら注文を受けてからひとり分ずつ丁寧に炊きあげる釜めしをいただく。釜めしと甘味という王道の組み合わせが最高だ。

こちらでは秋田県産の「サキホコレ」を丁寧に引いただしで炊き上げるという。具材は色々あるが、釜めしといったらやっぱり五目。鶏肉、椎茸、ベビー帆立、海老、筍、絹さや、にんじん、栗、錦糸卵と盛りだくさん。どれから行こうか楽しく迷うのが釜飯の醍醐味。

甘い栗の甘露煮が私的には一番のポイント。甘ジョッパさを楽しむためにタイミングを見計らっている。小さな釜の底にはちゃんとおこげも。香ばしさを楽しみながら最後まで堪能できる。

釜めしとセットになる小さな甘味も。仲良しとおしゃべりしながらの甘味タイムももちろん楽しいがひとりでサクッと過ごすのもいい時間になる。

DATA

銀座立田野(ぎんざたつたの)

住所 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-26-8キクモトビル1F
営業時間 11:00~20:00 (L.O. 19:00)
電話番号 03-5726-8517
定休日 不定休
Instagram  @ginza_tatsutano1895
HP https://www.ginzatatsutano.com/

*次回は6月12日更新予定です。

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Written by ariko

CLASSY.、VERY、HERSなどの表紙やファッションページを担当する編集ライター。日々の食卓をポストしているInstagramが、センスあふれる美味しそうな写真と食いしん坊の心を掴む料理で話題に。著書に『arikoの食卓』シリーズ、『arikoの黒革の便利帖』(共にワニブックス)、『ありこんだて』(光文社)、 『2品で満足 arikoの家和食』(講談社)など多数。
Instagram:@ariko418

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