【電子書籍】『ペルー国境足止め日記』その後ー5年暮らしたペルーを離れたら、ボリビアでも足止めされました【前編】


もし、旅の途中で数日だけ滞在するはずだった町に、5年も暮らすことになったら――?

中南米を旅していたグラフィックデザイナーのミユキさんは、本来なら4日ほどで離れる予定だったペルー・アンデス山脈の町・クスコに、思いがけず足止めされることに。言葉も文化も暮らし方も異なる異国の地で過ごした日々は、やがて人生を大きく変える時間となりました。

その体験を綴った実録エッセイ『ペルー国境足止め日記』では、戸惑いや発見、現地の人々との交流など、濃密なクスコでの暮らしが描かれています。

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そして今年4月、ミユキさんはついに帰国。クスコを発ったのは昨年12月31日でした。今回は、帰国までの最後の3カ月間続けた南米旅を振り返りながら、その暮らしぶりをまとめてご紹介します。

 

涙の出国

「もっとペルーにいたかった……」

海外へ渡航する日本人は年間1,500万人前後にのぼる一方、ペルーを訪れる人は約1.9万人ほど。世界遺産マチュピチュをはじめとする魅力的な観光資源を有しながらも、日本人にとってペルーはまだまだ遠く、訪れる機会の少ない国といえるでしょう。

そんなペルーで、ミユキさんは知り合いもいない異国の地にたった一人で渡り、気づけば5年もの歳月を過ごしました。言葉も文化も異なる環境のなかで暮らす日々は、決して平坦なものではありません。

そんな彼女の心の支えとなったのが、一匹の犬・マチルダとの出会いでした。どんなときもそばで寄り添ってくれた存在だからこそ、帰国を前にして最もつらかったのは、マチルダとの別れだったといいます。

徒歩で国境越え? ペルーからボリビアまでの道のりは次のページへ

 

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ペルー国境足止め日記
著:ミユキ

※本書はウェブマガジン「WANI BOOKOUT」にて2022年6月~ 2025年3月まで連載された「ペルー国境封鎖足止め日記」をもとに加筆・修正を加え電子書籍化したものです。

ミユキ 

旅するグラフィックデザイナー、イラストレーター
広島出身、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒、在学中よりフリーランスとして広告、ロゴ、エディトリアルデザインなどを手掛ける。ロンドンに2年間の語学留学、オランダ・セントヨースト・マスターグラフィック卒業後、個人事業主ビザを取得しアムステルダムに12年居住。ヨーロッパ全域を含む訪れた国は50カ国以上、旅先では美術と食を軸に、ダイビングや運転もする。
主な作品:ギリシャ・クレタ島の大壁画、ハイネケン Open Your World、モンスターズインク・コラボイラスト、豊島復興デザイン等、15年前からのリモートワークで、世界のあらゆる場所で制作。本書が初の著書となる。

HP http://miyuki-okada.com
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