「先祖供養」が人生を変える/シークエンスはやとも
“あなたがもしかすると見えていない世界”を、
視えすぎ芸人シークエンスはやともが毎月お届けしていきます。
第1回「「おとなこども」ってなんだろう?」はこちら
https://www.wanibookout.com/160019/
第2回「「考える力」を弱くするもの」はこちら
https://www.wanibookout.com/162613/
「先祖供養」があなたの人生を豊かにする
今回は結論から申し上げましょう。目に見えない何かに守られたり、人生に豊かさをもらえる人はどんな人かと言うと……ズバリ、きちんと「先祖供養」をしている人です。とはいえ、墓石を買えとも言いませんし、先祖供養をしないと「地獄に堕ちるわよ」と言うつもりもありません(笑)。
8月、とくにお盆の時期は久しぶりに帰省するという人も多いはず。そこで、なぜ「先祖供養」があなたの人生を豊かにしてくれるのか、僕なりの見解をお話していきましょう。
あなたが鏡を見て「あれ、今日肌ツヤいいかも?」「今日のファッション、まあまあいい感じ」なんて思えるとしたら、それは覚えていないくらい昔に享受した、あなたの両親や祖父母の愛情のおかげです。「いやいや、うちは毒親で」……なんて思う人もいらっしゃるかもしれませんが、幼少期に愛情をもらえなかった人は「今日肌ツヤいいかも?」と思うことはあまりありません。なぜなら、自己肯定感が低いからです。
つまり、自分を少しでも「いい感じ」だと感じられるということは、たとえ覚えていなくても、そこに両親や祖父母の愛情があったということなんです。そして、あなたに愛情をくれた両親や祖父母、代々のご先祖様を供養するということは、「自分は愛された存在である」「この世界に生きていていいんだ」という感謝へと繋がり、ご先祖様に感謝するということは、まわりまわって自分の存在を感謝することになる。あなたを誰よりも肯定してくれるのは、他ならぬ両親であり、ご先祖様なのです。
したがって、先祖供養とは自己肯定感をUPするための、いわば“ベストコンテンツ”。自分に感謝ができるようになれば、人生も変化していくはずなのです——。
ご先祖様の「見える化」に効果あり
ここまで読まれた方は、「じゃあ、先祖供養ってどうすればいいの?」と思われるかもしれません。昨今、仏壇のない家が増えるなかで「先祖供養」のイメージが湧かないのも無理はないでしょう。
そこでおすすめしたいのが、ご先祖様の“見える化”です。仮に仏壇がなかったとしても、ご実家のどこかにご先祖様の「写真」なら残っているはず。写真は見えない世界を“見える化”するツールですから、一気に感情移入することができます。おそらく「この人にも人生があって、自分という存在にまで命を繋いできた歴史があるんだ」と、実感することができるでしょう。自然と感謝の念が湧いてきて、おまけに自己肯定感も上がるはずです。
スピリチュアルな発信をしている僕が言うのもおかしいかもしれませんが、極論として「ご先祖様って本当にいるの?」といった、心霊的な“いるいない論”はどちらでもいいんです。ご先祖様がこの世に存在していたんだ、自分に繋がる愛があるんだ……これだけは嘘偽りようのない事実だからです。
「自分はこのままでいいのかな?」
「自分はどうなっていきたいんだろう?」
——そうした問いを抱えたときには、ご先祖様に想いを馳せましょう。自分という存在がクリアになり、人間が人間として生きていく上で“本質的に大切なもの”に気づくことができるはずです。
また、8月には実際にお墓参りをされる方も多いと思いますが、お墓参りなんて、いわゆる“コスパ・タイパ”で考えれば無駄でしかないですよね。ところが、この“無駄”に時間を割くという行為自体が、じつは、人生においてもっとも本質的な豊かさをはぐくんでくれるのです。
なかなか腑に落ちないという方は、ためしにお墓参りに行く人と行かない人、どちらを素敵だと感じるか考えてみてください。おそらく、ほとんどの方が前者を選ばれると思います。不思議なことに、他者に置き換えればわかることも、自分のこととなるとなぜか抜け落ちてしまうんですよね……。
「お墓参り」でアドバイスが降ってくる!?
僕自身、年に2回はかならずお墓参りに行く家庭に育ちました。僕が今、とても幸福度の高い人生を歩ませていただいているのは、自分の両親がしっかりと先祖供養をしていたからだと信じています。
つい先日、友人やスタッフと「誰の人生に憧れるか? 生まれ変わったらどんな人生を歩みたいか?」という話になったんですね。皆さん「○○さんの人生に憧れますね」などと言うなか、僕だけが「あ、俺は生まれ変わっても自分の人生がいいです」って答えたんです。
というのも、両親の教育の影響もあって“ポジティブな発信が良い循環を生む”と肌感覚で理解してから、徐々にまわりから嫌な人がいなくなり、自分の実力では考えられないような大きな仕事にも恵まれ、本当に楽しい人生を歩ませていただいているんです。
なぜそうなったのかといえば、やはり両親に対して大きな感謝を感じており、常日頃から「両親やご先祖様に恥じないバトンを次世代に渡そう」という意識が強く働いているからでしょう。ご先祖様がさらなる先人たちへ抱いていた感謝の気持ちが、今、僕に引き継がれているというわけです。
ちなみに、父と僕という“視える“人間が近くにいても、母はどちらかといえば幽霊否定派のリアリスト。もちろん霊感もないのですが、不思議なことにお墓参りのときだけは、お父さん(僕の祖父)と会話ができていたんです! 幼い僕は「じいじがね、こう言ってくれているよ」と母に言われても、ただ不思議に思うばかりでした。
先祖供養は自己肯定感をUPするための“ベストコンテンツ”のみならず、母のようにお墓参りに行くことで、何かしらのアドバイスが降ってくる……かもしれません。
今回はここまで。それでは、幸も不幸も楽しめる人生を!
ひらけ!視えない扉

今月は、お盆にまつわる、ささやかで不思議な小噺を披露したいと思います。
小さい頃、家族でお盆の時期に、海外旅行へ行ったときのお話です。現地に到着し、いざ観光というタイミングで、なんと大雨が降ってしまったんですね。激しい雨の中では楽しさも半減……。
とりあえずトイレにでも行こうと歩いていくと、建物の端っこで、なぜか手を合わせている父親を見かけました。「あれ、何しているんだろう?」と思いながらトイレから戻ると、なんと、大雨がピタリとやんだんです!
母が言うには「滅多にない家族での海外旅行で、しかもお盆。どうか雨をやませてくださいとお父さんがご先祖様にお願いしたのよ。たまには(父親も)役に立つわよね」とのこと(笑)。
もちろん、信じるか信じないかは、あなた次第です——。
構成・文/国実マヤコ
*第5回は、8月31日(月)に配信予定です。
シークエンスはやとも
1991年生まれ、東京都出身。吉本興業所属。
子どもの頃、とある事件現場を目撃したことから霊が見えるようになる。芸人として活動開始後、先輩芸人などの霊視を行っていたところ、的中率の高さに霊視依頼が止まらなくなる。以降、“視えすぎ芸人”としてテレビ番組などに出演し話題を呼ぶ。著書に『ヤバい生霊』(光文社)、『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)、『霊視ができるようになる本』(サンマーク出版)など多数。YouTubeチャンネル『シークエンスはやともチャンネル〜1人で見えるもん。〜』の登録者数は50万人を超える(2026年3月時点)。
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