ふたごと離乳食開始時期

ふたごと離乳食開始時期


 

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舞台や雑誌などエンタメ業に携わる
YURIさんが、双子の子育てを
あったかくもちょっとコミカルに綴ります。
子育て1年生さんにも役立つ実用もお伝えします。

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こんにちわ。 

出産からひと段落ついた頃、次の仕事としてやってくるのが離乳食。

いつが離乳食のタイミングとしてベストなのか悩むママさんも多いと思います。

WHO(世界保健機関)は、生後6ヵ月から母乳と並行して離乳食を与えるのがベストとしているので、難しく考えなければそのくらいから始めればいいだけなんですが、少し調べ始めると、開始時期については、遅いと鉄分が足りなくなるからダメ、いや、遅く始めたほうがアレルギーにならない、いや、最新の研究では遅いほうがアレルギーになるぞ、etc.etc……。本当に諸説ありすぎて何を信じたらいいのかわからない状況です。

うちの場合、初めての育児、そして2人とも低体重で産まれ、頑丈というには程遠い感じだったため、いろいろ情報を集めたりした結果、アレルギーが出ないためには遅いほうがいいという説を採用し、実は、離乳食開始したのは11ヵ月のとき。

1歳から保育園に通えることが決まって、バタバタと離乳食を始めたのでした。

まわりにそれを言うと驚かれますが、確かに小児科に行く度、「離乳食そろそろ始めましょうね~」と語尾を強く言い続けられ、まわりからは、こだわり育児のめんどくさい奴なのか、ただの怠慢育児なのか、困惑の目を向けられながら、11ヵ月まで引っぱったわけですが、真相は、「遅めでいいかな」と思っているうち、ふたごが体調を交互に崩したり、日々の忙しさにかまけたりで、あまり深く考えずタイミングを見計らっていたら11ヵ月になってしまったという事実。

で、その結果、現在3歳、どうなったかというと、アレルギー的には、初期に軽いタマゴアレルギーは発症(現在は克服)してしまいましたが、その他は問題なし。体重的にも、問題なく順調に増えています。

という結果で、良かったか悪かったは判断不能で、私からはどちらをおススメするということもないのですが、これは離乳食が遅かった結果か!? と感じていることが1つあります。

それは、うちのふたご、食べることが大好きで、好き嫌いがなく、食欲旺盛ということ。

保育園の先生やまわりのママたちが驚くくらい食べます。

離乳食スタートからすでに食欲旺盛。2歳くらいのときは、朝食にヨーグルトやパンなどを人並みの量に加え、バナナ2本ずつ食べていました。一度に2本あげるのが良いか悪いかは別として、毎日計4本ずつ消えていくバナナに、バナナの木を植えたほうが早いんじゃないか?と真剣に思ったくらいです。

あくまでも個人的な見解ですが、きっと、食べ物を食べてみたくてしょーがないという飢餓感がMAXになったときというか、食べ物に恋焦がれているときに、「はい!」と与えられたので、食べ物への愛着が生まれたのではないかと…。

苦労して手に入れた恋人のほうが大切にするという恋愛の法則のそれです。

私もパパさんも子どもの頃は少食だったので、遺伝ではないと考えると思い当たる原因はこれくらい。

そして、 “食”が大好きで一番良かったと思うのは、言うことを聞かないとき、なにかに誘導したいときなど、食べ物で100%釣れるということ。

グズってる最中、「じゃあ、お家でみかん食べよっか?」などと言うと、コロっと「ウン!」と、機嫌よく帰ります。果物やお菓子の他、から揚げやトマトやポテトなど、おかずでも釣れます。完全にデブキャラですが、今のところ細の大食い。どこにそんなに入っていくのか謎ですが、食べる分だけ出るので、大は1日2~3回。快便。

食べるときも「オイシイネェ~」「アマイネェ~」となんでも嬉しそうに食べてくれるので、子どもがあまり食べなくて悩んでいるママさんの話などを聞くと、食べないよりは安心かなと思いますが、エンゲル係数的には不安でしょうがないので、今から“かさ増しレシピ”をチェックしてしまう日々。

でも、食欲旺盛の真相はわからず、体質によっては栄養不足などになっちゃうかもしれないので、離乳食遅スタートはあくまでも一例として捉えていただければと思いますが、まわりのいろいろなパターンを見る限り、きっと子どもの様子を見て、親が感覚で見計らうタイミングが一番なのかな~という結論です。

1歳4ヶ月頃。いわゆるパクパク期。ちぎったパンを食すの図。なんでもパクパク本当にパクパク期。

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その頃の離乳食。これくらいの量は余裕。

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そして今現在。スパゲティを食すの図。ミートソースは大参事必至。

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Written by YURI

YURI(ゆり)/ライター・舞台演出家
学生時代からストリートダンスをはじめ、ダンサーとして活動。ケガにより現役引退後、ダンサーとしての経験を活かし、演出・制作など、数多くのダンス公演に関わる。2005年からダンス舞台の演出家として活動。ダンス舞台のプロデュースなども手掛ける傍ら、ダンス専門誌の編集・ライターをはじめ、さまざまな分野の、書籍、web、などのライターとして活動中。
2014年3月。アラフォー真っ只中、二卵性の男子ツインズを36週で出産。

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