計100万回再生の動画が本になった!! YouTube「おっぱっぴー小学校」が大人気の小島よしお“先生”と夏休みを楽しもう♪
長梅雨が明け、子どもたちは念願の夏休み! しかし、コロナ禍で「例年とは違う」今年の夏休みは短く、そして、自粛モードのため「とくに予定もなくて……」というご家庭も多いのではないでしょうか?
そんな、2020年の夏……。コロナ禍のなか、休校などで自宅学習を余儀なくされた小学生を中心に人気を集めているのが、タレント・小島よしおさんの公式YouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴーチャンネル」のなかで展開している、小学生向け学習動画「おっぱっぴー小学校」! なんと、小島よしおさんが子どもたちのために、楽しく体をはって、みんなに勉強を教えてくれるんです。
今回、その「おっぱっぴー小学校」の動画から、特に人気の高かった「時計のよみかた(小1算数)」を、さらにしっかりと履修できるドリル『小島よしおのとけいドリル』(小社刊)、そして、2018年に発売した絵本『ぱちょ〜ん』に続き、第2弾の絵本となる『べろべろぶりぶり』(小社刊)の2冊を、なんと、同時刊行!
『べろべろぶりぶり』は、動物たちの「べろ」と「うんち」がテーマ。動物たちの生態を、楽しみながら学べる一冊になっています。
ステイホームでも親子で一緒に楽しめる2冊を刊行することになった小島よしお“先生”に、特別インタビューとしてYouTubeチャンネルのこと、そして新刊について、お話を伺いました!
一緒に勉強する「仲間」=「ピーヤ」!?
――新刊の発売、おめでとうございます! 「おっぱっぴー小学校」は、情報番組「とくダネ!」(フジテレビ)などメディアでも多く取り上げられて話題になっていますね。特に「時計のよみかた」は「わかりやすい!」「本当に子どもが時計を読めるようになった!」「教え方が上手!」などと、大反響です!
小島:ありがとうございます! あの「時計のよみかた」は、僕のチャンネルにも本当に大きな反響があったんですよ。でも、お子さんによってはYouTubeをみることができない環境にいるケースもありますよね。ですから、本になることで、そういうお子さんたちにも届くといいなあ、と思っているんです。
――YouTubeを見ることを禁止しているご家庭もあるでしょうし、そもそもPCやタブレットを持っていないお子さんもいますよね……。では、完成した本について、あらためて、どのような感想をお持ちですか?
小島:いや、本当に手前味噌ですけど、すごい本ができたと思っているんです。「おっぱっぴー小学校」の授業でやっていたことが、見事に1冊になったという印象です。時計って意外と色々な要素があって、教えても急には「何時何分!」って読めないじゃないですか。だから、はじめは「何時?」と読むところからはじめて、順々に「何時間後」「何分前」みたいなところも覚えないといけない。だから、僕は“段階を追って” 教えることを意識しています。
――さすが、人気「小学校」の先生ならではの視点ですね!
小島:いえ、確かに「先生」と言われますし、テロップにも一応「小島よしお先生」と出してはいるんですが、実のところ、子どもたちと“一緒に勉強している”感覚が強いんです。一緒に楽しむ、といってもいいかもしれない。時計は読めますが、じゃあそれを「どう教えるか? どんな授業にするか?」と考えたとき、実は、ものすごく大変だったんです。動画は作家の方と協力して、進学個別桜学舎さんに監修していただいて、編集も知り合いのディレクターさんにお願いしているので、とても心強いです。だから、先生というよりは、一緒に勉強している“仲間”といった感覚なんですよ。しかも、すごいんです。僕のギャグ「ピーヤ」なんですけど、実は同僚とか、それこそ仲間っていう意味があるらしいんですよ。
――えっ! そうなんですか!?
小島:そうなんです。英語の「peer」という単語に、そういう意味があるんですよ。僕も最近知ったばかりなんです。だから、動画でも小学校ですから「気をつけ! 礼! ピーヤ」って言っているんですけど、本当に仲間で一緒に勉強をして、っていうことになるんですよね。まあ、後付けなんですけど……(笑)。
Tシャツを着て乳首を隠したら、ファンが増えた!?
――これだけ動画が人気になって、子ども達が実際に勉強を楽しくできるようになり、小島さんにエールを送る親御さんが増えていることと思います。
小島:そうですね。最初に「おっぱっぴー」って単純にネタをやっている頃は「こんなの見るな!」的扱いだったのですが、今では「積極的に見るようになりました」なんてコメントをくださる方もいらっしゃって。ネタで乳首を出しているときは「教育に悪い」というお叱りの声もけっこうありましたから、なんだか不思議なかんじです。今回は、ちゃんとTシャツを着て乳首を隠しているからか、「今になって好きになりました」という声もあって(笑)。そんな親御さんからのエールは多いですね。
――それは、嬉しい反応ですね! 今年はコロナ禍で夏休みも短いですし、気軽に旅行などもできないというご家庭も多いかと思いますが、ぜひ、ご自宅で親御さんと一緒に楽しんでほしいですね。
小島:まさに、そう思っています! お子さんだけでなく、親子一緒に読んでもらえたら、なにより嬉しいですよね。塗り絵や自分だけの時計を描くなど、楽しめるページもたくさんあるんです。もちろん学習にもなるんですけど、単純に夏休みの楽しい時間として、この本を読んでもらえたらと思っています。
絵本『べろべろぶりぶり』は“歌”にも注目!
――第2弾の絵本となる『べろべろぶりぶり』ですけれども、読んで楽しい&学べるだけでなく、QRコードで聴けるオリジナルソングの中毒性、クオリティに驚かされました! なかなか、知識を歌にしようとは思いませんよね。
小島:もともとQRコードについては、僕がシンプルに豆知識を喋るといった予定だったんですが、「芸人なんで、面白くやりますよ!」なんて大口を叩いていたにもかかわらず、実際にやってみたら、全然面白くない(笑)。そこで、「やべーな」と思っていたんですが、ギリギリになって歌にすることを思いついて。だから、あの中毒性のある“歌”については、作曲/編曲を担当した手賀沼ジュンさんの力が大きいと思っています。あとは、「面白くやりますよ!」と言ってしまった自分への“責任”をとった結果、と言えるかもしれません(笑)。
――ちなみに、最初から読むと「だれのべろ?」、後ろから読むと「だれのうんち?」という面白い仕掛けになっていますね。「べろ」と「うんち」という発想はどこから?
小島:電車なんかで子どもにベロを出して「べろべろばあ」をすると、受けますよね。そこで、「動物のベロはどうかな?」「いや、いろいろな種類があるうんちもいけるぞ」などと考えていたら、「べろべろぶりぶり」という言葉が出てきて……。それが面白くなっちゃったんです(笑)。そこで、どうにか両方できないかということを編集さんと相談していたところ、「べろは体の入り口で、ぶりぶりは体の出口」だから、本のなかでも始まりと終わりのページでそういうスタイルを作ろうことになったんです。
コロナ禍で、近づいた“距離”
――このようなご時勢で迎える夏ですけれども、子どもたちになにか伝えたいことはありますか?
小島:イベントやライブで子どもたちと会える機会は、さすがにほとんどないので、いま、いわゆる“読み聞かせ”をリモートでできないかな? なんてことを考えているんです。やっぱり芸人としてライブや舞台でのコール&レスポンスを一緒にできる場がなくなっているのは本当に寂しいんですけど、逆にいえば、コロナ禍のおかげで「おっぱっぴー小学校」ができたわけですよね。リアルな声を聞くことができないぶん、SNSやお手紙を通じて感想をいただいたりと、新しい“触れ合い”の場ができているんです。
――なるほど、新しいスタイルが生まれつつあるんですね。
小島:そうなんです。実際のライブではなかなか一人ずつとお話することは難しいんですが、ライブ配信することによってたくさんのコメントに反応することができるんです。しかも、北海道だろうが沖縄だろうが、場所も関係ない。どんな場所に住んでいらしても気軽に参加していただけますし。そんななかで、一人ひとりのコメントに「好きなものはごぼうだよ」なんて返していると(笑)、逆に距離が近づいたような気がするんです。それが、SNSやライブ配信の良さですよね。スペインの親御さんからも「子どもがこの動画で時計の読み方を覚えて、日本語も少し勉強になっています」とコメントがくるんですよ!
――「おっぱっぴー小学校」の生徒は、もはやワールドワイドに広がっているんですね。これからも楽しい動画を楽しみにしています。本日は、ありがとうございました!
小島:こちらこそ、ありがとうございました!
奇しくも、みじかい“夏休み”のあいだに発売されることになった、『小島よしおのとけいドリル』と絵本『べろべろぶりぶり』の2冊。本人も「驚いた」という、まさかの2冊同時刊行で、この夏、多くの家庭に楽しい学習の場と笑いをもたらことでしょう。
ぜひ、親子一緒に楽しんでみてくださいね!