日韓累計145万部の大ヒット『私は私のままで生きることにした』著者最新作! 『頑張りすぎずに、気楽に』が、あなたの“人間関係”をグッと楽にする!


韓国で発売されるやいなや“生きづらさ”を抱える多くの若者の反響を呼び、100万部を超える大ベストセラーに! その社会現象は国境を超え、日本でも「ありのままの自分」を認め、幸せになろうとする幅広い世代に支持され「2019年 年間ベストセラー」にも輝いた、イラストエッセイ『私は私のままで生きることにした』――。そんな、話題沸騰のヒット作を生み出したキム・スヒョンさんの最新刊『頑張りすぎずに、気楽に ―お互いが幸せに生きるためのバランスを探して―』が、いよいよ待望の日本語版となって登場です!

「ありのままの自分」で生きることを決めたあなたが、さらに人生を楽しむためのバイブル『頑張りすぎずに、気楽に』のテーマは、ずばり“人間関係”。仕事で輝いているあの人も、友だちが多くて一見楽しそうなあの人も、誰もがみんな“人間関係”に疲れ、悩み、苦悩しているんです。

でも、どんな人にも振り回されず、頑張りすぎず、我慢せず、キリリと胸を張って生きられるとしたら――? 本書はあなたの“人間関係”をグッと楽にし、日々のあらゆるシーンで役立つ“常備薬”のような存在となることでしょう。そうそう、頑張りすぎずに、気楽に……ね!

その「断捨離」、ちょっと待った!?

近ごろは、人間関係も断捨離ブーム。手っ取り早く気持ちがスッキリするので、多くの人が人間関係の整理=断捨離を望んでいるのでは? もちろん、本当に相性の悪い人や、こちらの気持ちを話しても聞く耳ももたないような人とは関係を整理してもよいでしょう。でも、ちょっと待ってください。本当にそれがベストな方法なのでしょうか? 著者のキムさんは、こんなメッセージを送ります。

物に傷がついたくらいで取り換えたりしないように、
寂しさや軋轢が生じたからといって、
すべての関係を簡単に切り捨てるわけにはいかない。
こんなときに有効な方法が、時間を置くことだ。(p121)

人間関係でトラブルが生じたとき、多くの人は「この関係性を早く修復、あるいは整理したい!」と焦るもの。でも、よい人間関係をキープするためには“時間”が鍵になることが意外と多いんです! そして、ある人の「恋人同士の関係は、ゴム紐のように遠ざかったり近づいたりするもの。遠ざかったときに関係を断ち切らず待っていれば、また近づく」という言葉をヒントに、キムさんはこう続けます。

人間関係は人生の節目節目で変化するものであるため、
学生時代には無二の親友だった二人が
社会人生活を送る間はお互い疎遠になり、
育児をするころには再び、お互いのサポーターになることもある。
(中略)
関係を切り離さず、一時的に距離を置いて待っていれば
関係をつなぎ止めておいてよかったと思える瞬間が来ることもある。
だからこそ、時間を置いて、関係の変化を待ってみよう。(p122)

くれぐれも、相性の悪い人を切り捨て続けているうちに、気がついたら周りに誰もいなくなっていた……なんてことがないようにしてくださいね。せめて「スリーアウトしてからチェンジ」と覚えておきましょう。

どうして、私の気持ちをわかってくれないの?

キムさんの会社の後輩だったAさんには、長い付き合いの友人がいました。普段はよい友人同士なのですが、誰かがAさんのことを褒めると、友人は「どこが? 私はそうは思わないわ」と、みんなの前でAさんをけなすのだそう……。当然Aさんは傷ついているはずですが、反射的についつい、ぎこちなく笑ってやり過ごしてしまうので、友人の無礼はその後も繰り返されます――。

「それ、我慢しないほうがいいよ!」そんな声が聞こえてきそうですが、キムさんはこのエピソードの背景には、私たち東洋の文化的背景があると指摘。以下のメッセージには、私たち日本人も思わず「ギクッ」とする人が多いのではないでしょうか?

全体の調和をよしとする私たちの文化は
感情をむやみにあらわにせず、
抑え込むことを大人の行動だと考えてきた。
笑うときでさえ口元を隠して笑うことが礼儀だと教わるほど
感情表現の抑制を求められている。
まるで百通りの感情も、ひとつの表情でしか表現できないような
一流の大根役者になることを強いられてきたとでも言おうか。
(中略)
揉め事を避けるために沈黙を貫くことは
単にその揉め事を別の形にすり替えているだけ。
怒りから関係が壊れてしまったり、
我慢しすぎて病気になってしまうこともすべて、
健全な自己表現のやり方を学んでこなかった弊害なのだと思う。(p193―195)

まさに、目から鱗ですね……。そう、私たちは本当に自分の気持ちを相手にわかってほしいと思ったとき、相手の反応が怖い、恥ずかしいといった感情に惑わされることなく、自分の感情を、必ず“言葉”で表現しなければいけません。トラブルをなくすために、健全な関係性のために、なによりあなたの心のために――。人生にはあなたの“声”が必要なんです!

あなたからの連絡を待っている人がいます!

ずっと仲良くしてきた気心の知れた友人だったのに、価値観や生き方に少しずつ違いが生じて、だんだん相手を遠く感じたり、ときには寂しさを感じたり……。これって、生きていればどんな人にも訪れる、人間関係の悩み“あるある”ですよね。そんな私たちに向けて、キムさんは「ひとまず新しい友人をつくってみる」ことを提案します。

もちろん、年齢を重ねるにつれ、友人を作ることは容易でないかもしれません。少し親しくなれたかと思えば、意外とあっさり疎遠になったり、思うような付き合いができずがっかりしてしまうことも――。でも、長年試行錯誤して築き上げてきたような友情を、新しい友人とすぐに見出せないと失望するのは、ちょっと不公平だと思いませんか? キムさんは、「私たちはただ、長い目で関係の種をまき続ければいい。不思議と、時間が答えを出してくれる」と、メッセージを送ります。

ある関係は芽も出ずに消えてしまい、
ある関係は時間という肥料を与えて
深いつながりという実を結ぶ。

だから、斜に構えず、失望することを恐れず、焦ることなく、
関係の種をまこう。
私たちを守ってくれる関係の垣根は、そうやって築かれる。

関係を終わらせない、一番確実な秘訣は
「そのうち会いましょう」という言葉を
「今週会いましょう」に変えることだ。(p252)

人間関係は私たちの思い通りにならないことが多く、人生の節目節目で自然と変化していくもの。だから友情にだって、ときどき“お手入れ”が必要になるんです。あなたからの連絡を待っている人は、いったい誰だと思いますか――?

話題の新刊『頑張りすぎずに、気楽に』は、人間関係にずっと苦しんできたあなたにとって、最高のバイブルとなることでしょう。さあ、もう少し肩の力を抜いて、自信を持って! 本書を片手に、新しく心地のよい“人間関係”をスタートさせてみませんか?

\12月11日(金)発売!/
頑張りすぎずに、気楽に
キム・スヒョン(著)・岡崎暢子(訳)

\日韓累計145万部突破!/
私は私のままで生きることにした
キム・スヒョン(著)・吉川南(訳)

著者 キム・スヒョン
イラストレーター・作家。まじめだけど深刻ぶらない、明るいけど軽くはない人。美大には行ってないけれど、絵を描くのが好きで、デザインを勉強したことがある。文系とデザインのあいだにいて、現在はイラストを描き文章を書いている。韓国では本書の他、4冊の著作がある。2019年に日本語版を発売した『私は私のままで生きることにした』(小社)は、韓国で100万部、日本で45万部のベストセラーになった。
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訳者 岡崎暢子(おかざき・のぶこ)
韓日翻訳家・編集者。1973年生まれ。韓国人留学生向けフリーペーパーや韓国語学習誌、韓流ムック、翻訳書籍などの編集を手掛けながら翻訳に携わる。訳書に『クソ女の美学』(小社)、『あやうく一生懸命生きるところだった』(ダイヤモンド社)、『1cmダイビング 自分だけの小さな幸せの見つけ方』 (宝島社)など。