TVでも大反響! 50万部突破のベストセラーに学ぶ「自分軸で生きるヒント」


先日放送された「世界一受けたい授業」でも反響を呼び、現在日本で50万部、日韓累計158万部のベストセラーとなった『私は私のままで生きることにした』を、皆さんはご存じですか?

韓国で発売されるやいなや、たちまち社会現象とまで言われるほどの反響を呼び、若者たちが抱える生きづらさを代弁し、多くの人々を勇気づけてきた本書――。
ここでは、ありのままの自分を肯定し「自分軸で生きていくためのヒント」を、本の内容を一部抜粋しながら、ご紹介していきます!


イラスト/キム・スヒョン

 

完璧な人生なんてない!

あるドラマ(※パク・ソンヨン脚本『青春時代』)の最終回で、旅行に旅立つ主人公の一人を見た空港の職員たちが、「うらやましい」「今度はお金持ちの家に生まれなくちゃ」などと、こそこそ話す場面がありました。
ところが、当の主人公は6年ものあいだ植物状態だった弟が亡くなった後、全財産の17万円を手に、今後の見通しなどまったくないまま空港を旅立つところで……。

そんなたとえ話をまじえつつ、著者は「完璧な人生なんてない」というメッセージを贈ります。

はたして私たちは、他人のことをどれくらい知っているのだろう?

私たちは、表面だけを見て他人の人生の重みを測るけど、他人の目に映る自分の姿がすべてではないように、私たちの目に映る他人の姿もすべてではない。
人はそれぞれ、傷や不完全さを抱えている。傷のない人生なんてない。
だから、あなたが理解しないといけないのは、じつは誰の人生もそれほど完璧でないということ。ときには、この言葉が慰めになってくれることもあるはず。(p45−46)

ちなみに、友人から突然「いつも頑張ってるね。あなたに刺激を受けてる」というメッセージを受け取った著者。そのとき彼女といえば、ただ寝転んでインターネットショッピングをしていたのだそう(笑)。そう、完璧な人など一人たりとていないのです! 


イラスト/キム・スヒョン

 

しんどいときには、しんどいと言おう!

私はあまり、しんどいとは口にしない。
口に出すと、もっとしんどくなるような気がして、いつも「大丈夫」と言う。
でも、しんどいのにしんどくないふりをして、感情をごまかしていると、自分に対する感覚が鈍くなる。

だから、人生でやるべきタスクが多すぎたり、責任感に溺れ死にそうになったり、家に帰った瞬間に涙があふれそうになったりしたら、「しんどい」と言おう。

著者は、「誰もあなたの代わりにあなたを守ってはくれない」「耐えがたい犠牲に耐えるのは、自分を虐待しているのと同じ」と、説きます。たしかに“しんどさ”は見かけではわかりませんね。それを知るのは“自分だけ”……。そして、メッセージは続きます。

窒息するまで自分を放っておくことほど、
自分に対して無責任なことはない。(p146−147)


イラスト/キム・スヒョン

いかがでしょうか? もう、誰かと自分を比べることも、まねすることも、焦ることもありません。
世界にたった一人しかいない“自分”を大切に生きていくために。
ありのままの“自分”として生きていくために――。

優しくも思わずハッとする70のメッセージとヒントの詰まった『私は私のままで生きることにした』は、きっと、あなたの背中を優しく押してくれることでしょう!

 

大好評発売中!
私は私のままで生きることにした

■著者 キム・スヒョン/著
イラストレーター・作家。まじめだけど深刻ぶらない、明るいけど軽くはない人。
美大には行ってないけど、絵を描くのが好きで、デザインを勉強したことがある。文系とデザインのあいだにいて、現在はイラストを描き文章を書いている。韓国では本書の他、4冊の著作がある。2019年に日本語版を発売した『私は私のままで生きることにした』(小社)は、日韓累計158万部のベストセラーになった。
◆instagram @liveinlove217

■訳者 吉川 南/訳
早稲田大学政治経済学部卒。書籍やテレビ番組の字幕など、幅広いジャンルの翻訳を手がける。訳書に『「先延ばし」にしない技術』(サンマーク出版)、『TEAM OF TEAMS』(日経BP社、共訳)、『熱狂の王 ドナルド・トランプ』(クロスメディア・パブリッシング、共訳)などがある。