王様のブランチで大反響!「飼育員さんのすごいこたえ」とは?
「生き物の『なぜ?』に飼育員が答えます!」――。
“自由研究に役立つようなイベントを”という目的で、兵庫県南あわじ市「淡路ファームパーク・イングランドの丘」に「生き物に関する質問回答コーナー」が設けられたのは、2年ほど前。
そのうち、訪れるお客さんと飼育員さんの、ちょっとユニークな(!?)やり取りがTwitterでバズったことから、“生き物に関する質問回答コーナー”は一躍有名に!
ここでは、「淡路ファームパーク・イングランドの丘」で飼育員を務める後藤敦さんに、今の心境を特別インタビュー。
また、SNSで“バズった”回答と、なんと書籍化された『飼育員さんのすごいこたえ』から“本邦初公開”の回答を、特別にご紹介しちゃいます!
こんな“珍回答”で、一躍有名に!
「いつかキングコブラを飼育してほしい」という、なんとも無邪気な子どものリクエスト――。
さて、いったいどんな回答をしたと思いますか?
「『コブラ』と『コアラ』は一文字違いですが、えらい違いです。
私はやっぱり『コアラ』がいいです」と、味のあるイラストとともに、なんと、想像の斜め上をいく回答(笑)!
「あれ、飼育員さん、ちょっと面白がっている?」と思う人もいるかもしれませんね。
ところが、「なんで、恐竜には、歯があるんだろう」という質問には、こんな回答が――。
そう、図鑑も顔負けのイラストを混じえつつ、“さすが、プロ”と唸らされる専門的な回答で、楽しくお勉強ができてしまうんです!
さてさて、こんな素敵なコーナーを担当する飼育員さんは、いったいどんな人!?
さっそく、お話を聞いていきましょう~。
予想外の疑問質問に、思わず「ハッ!」っと……
――「感動した」「回答が神すぎる」「素敵で見事な回答」など、ネット上でご回答が一気に拡散し、いわゆる「バズった」際の、率直なお気持ちをお聞かせください。
後藤:たくさんの方々の心を動かすようなことができて大変嬉しく思っています。この企画をきっかけに当園のことを知ってくださった方もたくさんいて、なかには質問回答コーナーを目的にご来園くださったお客様もいらっしゃるので大変やりがいを感じています。
――『飼育員さんのすごいこたえ』に掲載された質問のなかで、もっとも頭を悩ませたものはどれですか?
後藤:どの質問にも同じくらいの熱量で向き合っているつもりですが、生物学は研究により日々情報がアップデートされていますので、専門的な回答を行う際にはより気をつけながら書くようにしています。
――『飼育員さんのすごいこたえ』ですが、どのような方に読んでもらいたいと思われますか?
後藤:もともとはお子様向けにと始まった企画ですが、大人の方でも楽しんでいただけるような内容になっていると思います。お子様には少し難しい内容もあるかもしれませんので、親子のコミュニケーション等にご利用いただけると嬉しいです。
――本、そしてサイトの読者のみなさんに、メッセージをお願いいたします!
後藤:皆様から寄せられる予想外の疑問質問には私たちも「ハッ!」とさせられることが多々あり、いつも楽しく執筆させていただきました。イラストもたくさん載せていただきましたので文章と合わせて楽しんでいただければ幸いです。
飼育員さんが、生物学のプロとして、いかに真面目に「質問コーナー」に取り組んでいらしたか、その誠実なお人柄がビシバシ伝わってくるお話でしたね!
最後に、“本邦初公開”となる、「ネコとパパは、どっちがえらいの?」というアンビリーバブルな(笑)子どもの質問に対する、飼育員さんの回答をご紹介しましょう……。
きっと、飼育員さんの“キュート”な一面が垣間見られるはずですよ♪
\大好評発売中!/
『飼育員さんのすごいこたえ』
淡路ファームパーク イングランドの丘:著