【占星術研究家・芳垣宗久×サツキメイ】  2021年後半〜2022年の“運勢”はどうなる!?(後編)

【占星術研究家・芳垣宗久×サツキメイ】  2021年後半〜2022年の“運勢”はどうなる!?(後編)


――確かに、自分の星座の特徴にどこかしら違和感を持っている人もいますよね。

芳垣さん:これも考え方の一つですが、「◯座に生まれたからには◯座のように」っていうものが一つの理想の人格像として心の中にあるって考えなんですよ。ですから、サツキさんが言うように、「自分はその星座っぽくないです」っていうのはそんなに不思議ではないんです。最近では「◯座のあなたの性格はこうなんです」ではなく、むしろそのテーマが自分の人生の中にあり、そこに近づいていくっていう「一種の努力目標」と言いましょうか、そう捉えることが多いですね。
だから、雑誌などで星占いの記事で読むときなども、「できればこうしたいな」くらいでいいと思うんですよね。私は時代に合ってないとか、あんまり悩まなくてもいいと思います。

 

2021年後半〜2022年の運勢はどうなる!?

(イメージ:写真AC)

――さて、いよいよ2021年も後半戦に入り、2022年もすぐそこに。よろしければ、今年後半から来年にかけての運勢、メッセージをお聞かせください!

サツキさん:2022年も水瓶座土星時期が続くのですが、芳垣先生もおっしゃっているように、キーワードの一つに「流されない、自立する」というのがあって。ただ、その「干渉されなさ」が楽だという人もいるのではと思っているんです。また、居場所も繋がりも、今だとネット上で複数持てるので、一人の相手に全部を求めるのではなく、「この話をするならこの人が合う」というように、分散させることもできる。だからリアルでの友達が少ないとか、何でも話せる親友がいないとか、そこにあまり囚われなくてもいいように思います。

芳垣さん:私も、全然それでいいと思いますね。もうリアルでの対人関係が苦手でも構わないのでは、と。様々な繋がり方ができる時代になってきていますから。

――「孤立」というキーワードをいい方に捉えるといいますか、いい意味での自立と考える、ということでしょうか?

芳垣さん:そうですね。悩んでいる方は開き直っていいんじゃないかな、っていう意味合いです。無理やり繕おうとしなくていいと思います。
実は水瓶座の土星には意外とアクティブな側面もあるんですよね。しっかりしたグループとかネットワークを作ろうとする動きも起こるんです。単純に皆が孤立してしまうと世の中が立ち行かなくなるので、価値観が異なる人々がなるべくうまく付き合っていくためのスタイルも模索されていくと思います。


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