【占星術研究家・芳垣宗久×サツキメイ】  2021年後半〜2022年の“運勢”はどうなる!?(後編)

【占星術研究家・芳垣宗久×サツキメイ】  2021年後半〜2022年の“運勢”はどうなる!?(後編)


サツキさん:それと、年末の12月29日には木星が魚座に移動するので、そこから2022年にかけては、世の中のムードが癒しや救いを求めるようになっていくのではないかなと考えています。たとえば困難な状況にいる人たちに対する、セーフティーネットのあり方が見直されていくとか……。

芳垣さん:私もそれを予期しているんです。「癒されたい、救われたい」というムードが出てきて、それを「何とかしなきゃ」っていう人たちの意識が活発化するようになると思います。

サツキさん:ここしばらくで、今の社会が抱える問題、例えばですが、心の病気とか、ワンオペ育児、介護、経済的な悩みに関することなどの情報が広まり、具体的に認知されてきましたよね。だから年末からは、それらを何とかしようという動きが始まっていくんじゃないかと。なので、一人では無理なことは助け合うという流れになっていくように思います。

芳垣さん:あとは、魚座といえば、音楽や美術に関係があるんですよ。ですから魚座に木星が入ることで、心の糧と言いましょうか。音楽とか文学とかいったものもまた、大きく盛り上がるんじゃないかな? 今コロナ禍で活動できなくて、抑圧されていますけどね。コロナが明けたら、反動で、芸術や旅行などのブームが来るかもしれませんね。

 

「リアルでの対人関係が苦手でも構わない」「一人では無理なことを助け合うという流れになっていく」「音楽とか文学とかいったものもまた、大きく盛り上がるんじゃないか?」。そんなお二人の明るい“未来予測”とアドバイスに、ホッと心を和ませられました。

たとえどんな生き方でも、「それでオッケー!」と太鼓判を押してくれるお二人の言葉に胸に、顔を上げて、ゆっくりと前を向いて歩んでいきたいものですね。

文/国実マヤコ
バナーアートワーク/浮須 恵(フライスタイド)

芳垣 宗久

占星術研究家。ホロスコープを人間の創造力を引き出す思考ツールとしてとらえ、古典から近代のテクニックまで幅広く研究。個人相談や原稿執筆のほか、セミナー・講演等も積極的に行っている。占星術スクール「ヘルメス学園」主催。
Twitter @astrohund
HP https://munehisa-yoshigaki.com/

サツキメイ

カウンターカルチャー世代の占い師。占術は西洋占星術とタロット。時代感覚に寄り添った解釈と、等身大で飾らない文体が特徴。主な仕事歴はSHISEIDO、anan本誌、auなど。個人ブログとTwitterから活動をスタートし、ネットでの人気が各種メディアからのオファーに繋がったという、現代的な経歴を持つ。現在は雑誌・ウェブ媒体での執筆を始め、占いコンテンツの企画・監修等も行っている。
Twitter @meidiamond
HP https://meidiamond.com/


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