「ピアノえほん」体験レビュー! 多機能で子どもが飽きずに楽しめる1冊


知育絵本としてお馴染みの「音が出る絵本」は、乳幼児がいる家庭なら1冊は持っている人気アイテム。それだけに、何を選べばいいか迷ってしまうほど種類も豊富です。
定番の選び方は、まずはボタンを押すと歌が流れる「うた絵本」タイプを選び、その後、子どもの手がしっかり動くようになったら曲が流れる鍵盤付きの「ピアノ絵本」タイプを、という人が多いよう。(絶賛1歳児育児中の我が家も前者は購入済み。)

そろそろ新しくピアノ絵本を買おうか、まだもう少しうた絵本で遊んでもらえるか、というタイミングで見つけたのがワニブックスより発売中の『いちばんたのしい! ピアノえほん』です。
この絵本、本気でおすすめしたい1冊なので、最速、体験レビューを行いたいと思います!

 

結論:子どもめっちゃ遊んだ!
「音が出る絵本」はこれ1冊買えばOK

「記事を読んでいる時間がない」という人のために、結論から先に。育児中の親はとにかく忙しく、時間がないものです。長いレビューなんて読んでいる暇があるならまず寝たい、なんなら読んでるあいだに寝ちゃう勢いです。なので、おすすめの理由を先に箇条書きしておきます。

おすすめの理由

・歌声つきで「うた絵本」タイプと「ピアノ絵本」タイプのいいとこ取り!
・自分の声がドレミの音階になる「録音機能」に子どもが熱中!
・多機能だから低月齢から就学前まで、これ1冊で長く遊べそう!
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忙しいパパ、ママはここだけ読んで終わりでも大丈夫。ですが、「もうちょっとなら読む時間あるよ」という方はこのまま読み進めてくれると、子どもの寝かしつけで寝落ちし深夜2時に目覚めてからこの記事を書いている私が泣いて喜びます。


▲ めっちゃ遊んでいる我が娘(1歳0ヶ月)。

 

「ピアノえほん」と辛口レビュアーの初対面

改めまして、こちらがワニブックスから発売された『ピアノえほん』です。
ティファニーブルーっぽくてかわいい表紙ですね。

中を開くと、下側にはピアノの鍵盤と、曲などのボタンが。上には各曲の楽譜があります。
ここまでは、一般的な「ピアノ絵本」とあまり変わりませんが、この『ピアノえほん』には、他にはない特徴的な機能が2つあるんです。

早速、その”特徴的な機能”のご紹介……の前に、この商品を試してくれる優秀なレビュアーを先にご紹介いたします。

今回レビューしてくれるのは、1歳0ヶ月の我が家の娘ちゃんです。かわいい顔してますが(親バカ)、こう見えてつまらない商品はすぐポイッと捨てる辛口レビュアー。
さぁ、この商品は娘ちゃんのお眼鏡に叶うかな…?

私   「娘ちゃん、はい、『ピアノえほん』だよ〜」
娘ちゃん「ぴー。あー?(まだ喃語。かわいい)」
商品をじっくり手に取る娘ちゃん。そしておもむろに……
ぱくっ!

赤ちゃんあるある、はじめて触るものはとりあえず口に入れる、を『ピアノえほん』にも発動。味わいもしっかり確かめる、丁寧なレビュアーですね。ちなみに、『ピアノえほん』の素材はツルツルしたタイプなので、万が一濡れてもさっと拭けば紙が痛みにくいです!

さて、味わいチェックには無事合格したようなので、まずはピアノを弾いてみました! 我が娘、ピアノの鍵盤ははじめての体験。うまく弾けるかな?
私   「こうやって鍵盤を指で弾くんだよ」
娘ちゃん「けー、、、ば、、、、」
    「ジャジャーーーーン!!!!!」

いきなり全指で豪快に弾き始める娘ちゃん。私もピアノ習い始めたばかりの時、やってたなぁ…。懐かしい気持ちになりつつも、1音1音を弾いて音の違いを聞かせてみたところ、娘ちゃんも人差し指で音が出せるように!
音の違いに気づいた娘ちゃん。いろいろな音階を弾きます。楽しんでいる様子、いいねいいね!!

 

歌声つきなので親が歌わなくてもOK!

ピアノに少し飽きてきた娘ちゃん。なにか曲を流してみることに。
鍵盤の上にある20曲の曲ボタンから選べます。これは、我が家で既に持っている「うた絵本」タイプにもある機能ですので、娘ちゃんも慣れた様子で押します。えい!


▲ なぜ片足が伸びているのか?子どもってこういう謎のポーズよくしてますよね。

一般的な「ピアノ絵本」タイプは曲ボタンを押すとメロディーだけ流れるものが多いですが、この『ピアノえほん』の特徴は、それに加えて、歌声が入っているバージョンも流せるということ!
曲ボタンの上に、「うたごえ」「えんそう」ボタンがあり、モードを切り替えることができるんです。

この機能を聞いた時、「それってそんなにいい機能か? 必要ある?」と若干懐疑的だった私ですが、実際に使ってみると、その良さに驚き!

メロディーだけで歌声がないと、やっぱり少し寂しい。特に我が家はまだ人差し指で鍵盤をポチポチするレベルで、曲に合わせて鍵盤を弾けるわけじゃない。そうなると、メロディーだけではなんとなく場がもたないので、結局親が歌うことになるんですよね。なんだかんだ全力で一緒に歌うことになり、しかもそこそこ長い時間付き合うので、まぁぶっちゃけ疲れてくるわけです。

でもこの『ピアノえほん』だと歌声も流せるので、親が歌わなくても大丈夫! 常に疲れている子育て中の方におすすめできる機能です。
あと、これは子どもの性格にもよるとは思いますが、我が家の場合、「あっ、お母さんちょっとだけキッチンに飲み物とりに行こうかな」みたいな場面で少しだけ離れても、歌声が子どもの気を引いてくれているので、そのまま一人遊びを続けてくれたんです。これは便利! 自分がちょっといなくなっても、泣いて追いかけてこないことが、どれだけありがたいか! え、これ、ほかの「ピアノ絵本」タイプの本にはついてない機能なの? 逆に何でついていないのかなってぐらい、我が家では役立つ機能でした。


▲ 歌声に合わせてノリノリで手を叩く娘ちゃん。

メロディーに合わせて鍵盤が弾ける年齢になってきたら、「えんそう」モードも楽しめそう! 「うたごえ」モードと、「えんそう」モードのどちらもあることで、子どもの年齢によって楽しみ方が変わるなと思いました。娘ちゃんが「えんそう」モードでも弾けるようになるのが、今からとても楽しみです。

 

録音機能つき! これは子どもがハマる予感!

さて、この『ピアノえほん』のもう一つの特徴的な機能は、録音した声がドレミの音階になるもの。「ろくおん」ボタンを押すと、3、2、1のカウントダウン後に録音開始。その後「おしゃべりピアノ」ボタンを押してから鍵盤を弾くと、なんと録音した声がドレミの音階で流れるんです!

失礼ながら、こちらも「そんな機能、要りますか…?」と疑っていた私。あまり使い道のない機能かなと思っていたのですが、なぜかこのボタンに、娘が大ハマり!

といっても正式な使い方ではなく、「ろくおん」ボタンを押すと流れる「マイクにむかってはなしてね」という明るい声のアナウンスにハマったようで、そのボタンを連打、連打!
「マイクにむかって「マイクにむかって「マイクにむかってーーと、最後まで話させてもらえないアナウンスがかわいそうになるくらいの連打。全然録音できない。でも娘ちゃん、めっちゃ楽しんでます。熱中している。なぜなんだ。

しばらく連打したあと、さすがに飽きたようで、やっと「おしゃべりピアノ」ボタンに着手。偶然録音された父親の「ちょっと待って」という言葉がドレミの音階になるというシュールな鍵盤を楽しそうに弾いていました。
我が家の娘ちゃんはまだ言葉の意味が理解できないのでこの遊び方になったけど、もっと大きくなったら、「録音した自分の声を聞く」ということを楽しむんだろうな〜と想像できました。いいね、この機能!(手のひら返し)

 

0歳から6歳までず〜っと使える!

辛口レビュアーである我が家の娘ちゃんが、飽きずに長く遊んでくれた『ピアノえほん』。親としては、現時点でも感謝したくなるところだけど、この本は、「成長したらこの機能も使えそう!」と、先が楽しみになるところが多いのがとっても良いなと思ったポイント。

まだピアノが弾けない0歳児も歌声入りの曲ボタンで楽しめるし、6歳になったらメロディーに合わせて曲を弾けるようになるかも。どんな年齢から買っても楽しめるからこそ、はじめからこの本を選べば、この1冊でOK! 子どもの成長とともに、いつもそばにあるような、そんな存在になってくれそうです。ぜひ手に取ってみてくださいね!


▲ 娘ちゃん「め〜め〜!(この本、おすすめですよ!:母意訳)」。

撮影・文/大久保亜季乃

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いちばんたのしい! ピアノえほん