再生回数1億回! 「ゾゾゾ」の落合さんに聞くセカンドシーズン裏話!


――では、皆口さんはどうでしたか?

落合:皆口くんは、とにかく“撮れ高”に対する貪欲さが増しています(笑)。たとえば、ブラックハウスで最後に電波塔を見つけたとき、じつは、その前の段階から、すでに撮影をストップしてもいいレベルの怖さだったんですよね……。でも、「撮らないと帰れない!」という彼の意識がだんだんエゲツなくなってきていて。ロシア村もそうですけど、メンバーも「えっ、もっと行くの?」みたいな。

僕からすると不思議ですね。もういいよ、絶対帰ったほうがいいのに、「何を言っているんだろう、この人は」と……(笑)。いやはや、貪欲ですよ。

――まさに“撮れ高の鬼”ですね……。では、セカンドシーズンから正式メンバーになられた山本さんについて、落合さんの印象はどんな感じですか?

落合:同世代ということもあるんでしょうけど、個人的には一番話が合う気がします。落ち着いていて気遣いもできますし、ゾゾゾのノリとは少し違う感じなんですよね。たとえば、移動中の車中では、皆口くんとかまーくん、しょうちゃんは結構ふざけてモノマネをしたりとワチャワチャしているんですが、山本さんは外を眺めていて(笑)。
で、僕と「最近、仕事どうなんですか?」みたいな話をしたりして。まるで、若いノリについていけないおじさんたちみたいな……。一緒にいて、心地いいですね。

 

とにかく「過酷だった」セカンドシーズン

――セカンドシーズン、視聴者としてはさらに怖くなった印象ですが、落合さんご自身は、どんな感触でしたか? あらためて振り返っていただければと思います。

落合:たとえば、ブラックハウスに行く道中、本当にすごい傾斜を上っていかなきゃいけないとか、とにかく肉体的にもハードというか、過酷でしたよね。で、これまでの撮影のなかで一番かというくらい、本気で嫌だと思ったのがロシア村(注:呪われた廃テーマパークで水没した地下室を探せ! 最期のスポットでかつてない恐怖に遭遇する!! ロシア村)の水没した地下……。

もう、どこまで深さがあるかわからないですし、濁りすぎて見えないから、何が落ちているかもわからない。とにかく「コケたら終わる!」っていうプレッシャーがすごかった(笑)。しかもあの時、カメラか照明のバッテリーが切れかかっていたので、急がなきゃいけなかったんですけど、もちろん走れないですしね。

――あれは、病気になりそうなほどの汚さでしたよね……。

落合:たぶん、飲んだらただじゃ済まないですよ! 一応、胴付きの長靴も履いていましたけど、ゴムが薄いんで、足の感覚はあるんですね。で、結構ごつごつしていて、いろいろなモノが落ちているのがわかるんです。あれはキツかった(涙)。奥の部屋では本当にパニックに陥ったんですけど、暴れたら、それはそれで終わりなのでこらえつつ。胴付き長靴を脱ぐときも、なるべく触れないように気を付けながら脱いで……セカンドシーズンは、あそこが一番キツかったかもしれません。

――一方で、みなさん「遠征が多くて楽しかった」と座談会(注:書籍収録「セカンドシーズンお疲れ様! スペシャル座談会」)でおっしゃっていましたけど、どこが一番楽しかったですか?

落合:ホテル皇邸の回(注:閉鎖された廃ホテルに突入! 幽霊が出るヤバい部屋で三人同時実証実験スペシャル! ホテル皇邸)で行った、ひろめ市場。あそこは本当にいい撮影だったというか、「いいところに来たな」という印象でしたね。屋台のような店がたくさんあって、刺身とか、美味しい水産物がたくさんあって、お酒を飲んで……。むちゃくちゃ楽しかったので、プライベートでも行きたいくらいです。

――前回のインタビュー時に、イノシシに遭遇したといった“裏話”を話していただいたんですが、セカンドシーズンの「ここだけの裏話」はありますか?

落合:移動中の車内でみんながグミをすごく食べていましたね。コンビニに寄ると、まーくん、皆口くん、しょうちゃんは必ずグミを買うんですよ。しかも1種類とかじゃなく、5種類くらい。しょうちゃんとかは爆買いしていて、車内で交換しながら食べて……。ゾゾゾが寄ったコンビニはグミの売り上げが増えていると思います(笑)。

――移動中の楽しみなんですね。

落合:あとはそうそう、取り残された廃屋の20カ所行脚(注:関西の最恐心霊スポット20カ所行脚!)の途中で皆口くんが豪快にコケて、リュックのなかのパソコンが壊れたんですよ! で、めちゃくちゃテンション下がっていましたね(笑)。「最悪だ。これ、アップルケアで直せるかな……アップルケアで直せるかな……」とずっと車中でそればっかり言っていて。とりあえずデータは無事だったみたいなんですけど、あれは、面白かったです(笑)。


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