【インタビュー】「潜在意識への道先案内人」セラピスト OCOさん【後編】

【インタビュー】「潜在意識への道先案内人」セラピスト OCOさん【後編】



BOOKOUTジャーナルとは

知られざる想いを知る―。
いまいちばん会いたい人に、
いちばん聞きたいことを聞く、
ヒューマンインタビュー。


撮影/イマキイレカオリ
文/井尾淳子

Primary Professional Therapist .(プライマリー・プロフェッショナル・セラピスト) として活動を続けているOCOさん。もともとは医療職に就き、リハビリテーションを専門とするPT(フィジカル・セラピスト)理学療法士として働いていたといいます。そして現在のPrimary Professional Therapistでは、クライアントの潜在意識にあるものを探り、問題解決のヒントにつなげていく施術を行っているとのこと。

後編では、OCOさんが実際に行っているセラピーの内容と、具体的に潜在意識とつながるためのやり方について、さらに詳しくお話を伺いました。(前編はこちら)。

 

「評価」と「自分」を切り分ける

―OCOさんのセラピーでは、すべてその人の潜在意識からアドバイスを取り出しているとのことでした。そこまで潜在意識が全部、自分の答えを知っているとは……! どうすれば、自分の潜在意識とつながることができるのでしょうか?

OCO 問題はそれぞれですが、共通して言えるのは、「自分はどうありたいのか」「自分は、どうある状態が心地よいのか」、その方の「HOPE」を掘っていくこと。それは、ご自身の潜在意識がちゃんとわかっているからです。

たとえば、「それは到底ムリだよね」など、自分自身の思いに蓋をしたり、実現したいと思いながら、見て見ぬフリをしていたりすることはないか。それらについて、自分と対話する時間を持つことが、潜在意識につながる道筋になります。「本当はこうしたい」という、ご自身の根源的な声に聞き耳を立てる。そしてその声を受け入れる。それらは「気づきのプロセス」として、とても大切なことなのです

―シンプルなようでいて、なかなか難しいかもしれませんね。「自分はこれができていないからムリ」「まだ認められていないからダメ」など、自己受容できないこともありそうです。

OCO そうですね。これまでの社会では、他の誰かや組織的な基準で「評価されること」が多く、認められるための通信簿や順位づけという考え方が根強くありましたので。でも、仮に何かの評価をされたとして、果たしてそれが、自分の本質的な喜びなのか?という点を見つめていただきたいと思います。
たとえば、「誰かの役に立ちたいと思った、その自分らしいふるまいが、まわりの心を動かし評価を得た」という事実であれば、ご自身を肯定する本質的な喜びであると言えます。けれど、「本当はやりたくない、自分らしくないことなのに、評価されていないと不安になる」という状態であれば、「本質的な自分」は置き去りになっている。誰かに認められるために、また他者からの期待や目線を優先するあまり、無自覚に自己犠牲や存在価値を自分自身で低くしている行為にもなりうるということ。そこに気づく必要があります。

―まわりからの承認や評価を求め続けてしまうのは、なぜでしょうか?

OCO それは、自分自身を「あるがままで存在していてはいけない・頑張っていないと存在する価値がない」と、存在のスタートをマイナスに置いているからかもしれません。つまり、がんばって他者に認められて、ようやく「マイナス」から「ゼロ」起点になる。だからつねにがんばって、周囲から認め続けられていないと、あるいはちやほやされ続けていないと自分自身を肯定できないし、保てない。それほど、「自分で自分を卑下している」ということです。反対に、「自分は自分でいいよね」と思えている人ほど、外的な評価や称賛を必要としません。「自分のことを見て、理解して、認める。まずは自分をゼロベースに戻しましょう」そして「自己実現のための地図を広げ、本当の私の位置はこの辺りのようだ」という気づきに伴走する、そこに私のアプローチの本質があります。まわりにどう思われるかは、二の次以上の10の次。それくらい後のことで、本当はいいのだと気づいていくのです。

 

潜在意識に会いにいく

―「本当はこうでありたい自分。それがどうしてもわからない、ピンとこない」という場合は、どうすればいいでしょうか?

OCO そういう場合に、ご紹介したい方法があります。ぜひ、次の自己対話ステップを実践してみてください。

ステップ1

これから先、「あとひと言しか、言葉を発することができない」という設定があなたにかかったとイメージします。その最後のひと言は、誰に対して、どんなことでしょうか?
(例:パートナーや子どもに対して、「あなたが大切だよ」「大好きだよ」。親に対して「いつもありがとう」など)

ステップ2

で思い浮かんだ言葉を、今度は他者ではなく、自分自身に向けて伝えるイメージをします。その言葉を受け取ったとき、どんな気持ちが湧き上がるか、しっかりと体の感覚や感情として味わってみましょう。

ステップ3

で感じた気持ちのまま、最近感じている不安、不満、悩みについて振り返ってみてください。
(例:上司に言われたひと言や恋人のSNSでモヤモヤしたこと、ダイエットが続かない、など)

OCO どうですか? 今、どんな感じでしょうか。

―最近の不満について、最後は「まぁ…それはべつにいいか」と思いました! これも、潜在意識につながる方法ですか?

OCO とてもいいですね。何のために行うかというと、ぐるぐる考えている思考のおしゃべりを、一旦ストップさせるのが目的です。また「言葉を制限する」ということで、ご自身にとっていちばん必要な言葉を探ることでもあります。

また、ぐるぐると頭の中のおしゃべりが続くときは、断ち切らずに一度すべてを自分で聞き終えてみるという方法もあります。
その後で、「それで、一言で言うと、何が言いたいのかな」「そのことを、誰に伝えたいのかな」と自分に返してみる。すると、先ほどとは別のアプローチですが、今度は最後まで聴き終えることで、思いを共有することと、伝えたいことの整理ができ、モヤが少しずつ外れていく感覚があるかもしれません。

潜在意識は無意識的で直感的なもの。でも現代人は頭の中で余計なことを考えすぎてしまうので、「自分は本当のところ、どうしたいのか」を見失ってしまいがちなんですね。なので、こころの声がわからなくなったときは、ぜひこの方法で、ご自身と対話をしてみてください。ステップ3で「それは、そんなに重要案件じゃなかったな」と気づけたら、しめたもの。それは本質とは違う「ダミー案件」です。そっちを考えることで本質に蓋をしてしまうという、複雑なこころの仕組みによるものなんですね。

「これは何を表しているのかな」ということを、丁寧に感じ続けていく。すると、日々発信されている潜在意識からのヒントに、次第に気づけるようになっていきます。腕の痛みから、なぜか友だちや知人のことがふっと浮かび上がって、「連絡してみようかな」と思ったり、「今日はあの場所に行ってみたい」と感じたり。潜在意識は、自分の想像を遥か超えたところにアクセスして、答えをあぶり出してくれるのですよ

―それくらい、物事を思い込みで決めつけないで、柔らかいこころで日々を生きていく、ということですね。「絶対に自分を、自分で幸せにできることは何か」を知っている潜在意識ってすごいですね。自分の潜在意識にどんどん会いに行きたい、と思いました(笑)。

OCO そうそう。その自分に会いに行きたい! という沸き上がる感覚、とても素敵で、大切です。ぜひ、会いに行きましょう(笑)。100人いたら100通りの価値観、自己評価軸、心地よさ、幸せになる方法があります。それは、社会的評価とは全く別物で、切り離されているもの。それが何かはまだ見つけられていなくても、大丈夫。外的ではなく、「内的に充足する」方向に向かい続けることで、潜在意識は必ず、答えを投げかけてくれますから。そのために私は、現在セッションを単発で行うのではなく、年間を通してそれぞれの自己実現へ本質的に、全人的に伴走するという関わりを行っています。
自分を大切にすることとは、自分の内なる声に耳を傾けること、ささいな心地よさ、日常にある安らぎの時間から、少しずつでも自分の内側に気づいていくことを、心から応援しています。ご自身の心がふわっとする感覚を、味わうことから始めてみましょう。

 

OCO

プライマリー・プロフェッショナル・セラピスト。理学療法士として急性期〜在宅までの幅広い疾患と病期のリハビリテーションに携わる。一側面だけではなく、あらゆる関係性を総合的に捉え、アプローチをしていく必要性を感じ、独立。西洋・東洋医学、量子力学を用いたキネシオロジーを主軸に、フラワーエッセンスやクラニオセイクラルなど幅広い知見や技術により、それぞれのクライアントに合ったベストな形で寄り添う。その非常にパーソナルな施術は、個人をはじめ経営者や教育・美容・芸能業界から”本当の幸せへ導くセラピスト”として信頼されている。
HP https://www.oco-therapy.com/