
妊娠力を上げたい! そんな悩みにいい植物は①
こんにちは。
植物療法士として、いろんな女性たちの悩みを聞くことが多いのですが、やはり一番多いのは、婦人科系の悩みです。
月経痛やPMS(月経前症候群)などから、妊娠・出産に関することまで。特に最近は出産年齢も上がっているので、いずれは出産と思いながら、どう準備に入っていいかわからない方も多くいらっしゃいます。
そこで、今回のみどりのくすりばこは…
「妊娠力を上げたいなら、粘液力を上げなさい」
これが私の持論です。
粘液と言われても馴染みがないかもしれませんが、実は人間の体の大事なところはすべて粘液でおおわれています。
目も鼻も口も、喉から胃、腸にかけても、デリケートゾーンも全部粘膜でしょう。この粘膜は、ウイルスや菌を含め、異物が体の中に入ってきたら外へ排出する役目を担っている大切な場所。ところが粘膜は、潤沢な粘液でおおわれていないと細胞が死んでしまうのです。
つまり、粘液がしっかり出ていないということは、免疫力が下がっているということ。そして、妊娠という観点からは、精子をしっかり包み込んで離さない「妊娠力」が下がっているということです。
そんな女性の「粘液力」を上げるのにおすすめなのが、「ラズベリーリーフ」。
「なんだ、ラズベリーならよく食べてるわ」そんな声が聞こえてきそうですが、「実」のほうを食べても効果はありません。「実」にも様々な栄養素は含まれていますが、薬効があるのは「葉っぱ」のほうなんです。
「ラズベリーリーフ」は子宮と相性がよく、月経痛、PMSにも効果がありますし、出産準備として飲むのもいいでしょう。
「コスメキッチン エルボリステリア」では、ティザンヌ(ハーブティー)を取り扱っています。
このほか、「高麗人参」も手に入りやすくて、効果の高い植物です。
「高麗人参」は漢方の有名な材料のひとつですが、いまやドラッグストアなどでも、成分の入ったドリンク剤やチンキ剤がたくさん売られています。
また、韓国料理屋さんで参鶏湯のスープを飲むのもOK(ここで大切なのは鶏ではなくスープです!)。
もともと精力剤として広く知られているものですから、カップルで飲むのもおすすめです。
次回は、「ラズベリーリーフ」や「高麗人参」と一緒に摂ってほしい植物をご紹介します。
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