妊娠力を上げたい! そんな悩みにいい植物②

妊娠力を上げたい! そんな悩みにいい植物②


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こんにちは。

「妊娠力を上げたいなら、粘液力を上げなさい」
前回はそんなお話とともに、「ラズベリーリーフ」と「高麗人参」を紹介しました。
でもこれらの植物を単独で摂るより、一緒に摂ることでより良い組み合わせとなる植物があるのです。

というわけで、今回のみどりのくすりばこは…。
いろんな場面で使えてとても有用性の高い植物「メリッサ」をご紹介します。

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メリッサ」は別名「緩和のトランキライザー(精神安定剤)」と呼ばれ、ちょっとイライラしたときなどに、気持ちをゆるめてくれる効果があります。

私が植物療法を学んだフランスではとてもポピュラーで、女性たちはチンキ剤などを持ち歩き、何か嫌なことがあるとパッと一口。そんなカジュアルな使い方をしています。

心を鎮めてくれるだけでなく、月経痛の緩和や、女性ホルモンの働きを助けてくれたり、消化不良を改善したりという効果も。
女性が何かひとつ常備するのであれば、ぜひおすすめしたい植物です。

私が監修している「コスメキッチン エルボリステリア」では、「メリッサ」のティザンヌ(ハーブティー)とタンチュメール(ハーブ浸出液)を展開しています。

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メリッサのティザンヌ(ハーブティー)

 

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 メリッサのタンチュメール(ハーブ浸出液)

これから妊娠の準備をしていきたいと思っているなら、「メリッサ」と「ラズベリーリーフ」、または「メリッサ」と「高麗人参」など、組み合わせて飲むといいでしょう。

妊娠力を上げるには、粘液力を上げる、つまり免疫力を高めることが大切。
でもそのためにまずやってほしいのは、心を穏やかに、ストレスなく過ごすことです。

心が疲れてネガティブになってしまったとき、些細なことでイライラしやすくなっていると感じたときなど、「メリッサ」の力で気持ちをゆるめてみてはいかがでしょうか。

注意点&免責事項
フィトテラピーは、日本では医療行為ではありません。ここに掲載されている内容は、植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任においてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

 


Written by moritaatsuko

森田敦子(もりた・あつこ)
日本での植物療法の第一人者。サンルイ・インターナッショナル代表。大学卒業後、念願だった航空会社の客室乗務員の仕事に就くも、ダストアレルギー気管支喘息を発病。その治療として植物療法に出会い、驚くほどの効果を実感。本場のフランスで学びたいと、航空会社を退職し渡仏。フランスでは4年間滞在し、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学ぶ。 帰国後、植物療法に基づいた商品とサービスを社会に提供するため、会社を設立。2003年には日本バイオベンチャー大賞近畿バイオインダストリー振興会議賞受賞。AMPP認定・植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」を主宰するほか、植物療法と医療とのコラボレートや商品開発など、多岐にわたって活躍。2014年、自身の念願の夢であったエルボリステリア(植物薬局)をコスメキッチンにて監修。

»http://intime-cosme.com/

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