【ショートショート】10万人がハマった! SNSで話題の「140字小説」の魅力とは?


いま、ツイッターの文字制限である140字以内で完結する「140字小説」と呼ばれるジャンルで、なんと、20万以上もの「いいね!」を続々と叩き出す話題のアカウントをご存知でしょうか? 

10万人超の人がハマった、そのアカウントの生みの親は、作家・方丈海さん。140字という文字数の中で展開される“意外な展開&オチ”が、最大の魅力なんです。ここでは待望の初書籍『#140字小説 意味が分かるとゾクっとする話』より、ツイッターでとくに反響の大きかった作品を特別にご紹介します。

ミステリーやショートショート、最近流行りの「人怖(ヒトコワ)」好きのあなたなら、一気にハマること、間違いなし! 予約の段階で、さっそく「Amazonベストセラー第1位(こどものホラー・怖い話)」に躍り出た“1話30秒”で読める超短編小説の魅力に、年末年始、どっぷりハマってみてはいかが――?

 

殺害事件よりも“悲しい事件”とは……?

チャイムに出ると、警察が立っていた。
「あなたの旧友である高橋さんが、先日の同窓会の後、殺害されました」
僕は驚愕した。
「そこで、当日の様子をあなたからもお伺いしたく…」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「はい」
「同窓会があったんですか…?」

『悲しい事件』

さてさて、なにやら物騒なことが起こった様子です。ところが、主人公の頭に浮かんだのは、事件に巻き込まれた友人よりも!? 同窓会 ≧ 高橋……。よく考えると、二重の意味でコワイ作品かもしれませんね。

 

呪われていたのはカメラ? それとも……?

撮られると死ぬ。
このカメラには、そんな迷信があるらしい。しかしその真相は、撮った相手をターゲットにする殺人鬼がいたというわけだ。そいつを検挙した俺は、撮られて生き残った記念すべき最初の一人だ。これで、思い残すことは無い。俺はビルの屋上から晴々とした気持ちで飛び降おりた。

『殺人カメラ』

本当に“呪われたカメラ”だったのでしょうか? それとも、ただの迷信だった? ではなぜ、刑事は飛び降りたのか!? 本当にいろいろな解釈ができるお話です。カメラは今も、誰かを撮っているのかもしれません……。

 

わずか140字、されど140字。
たった20~30秒で読める超短編にもかかわらず、長編小説に劣らぬ“ハラハラ”と“謎”を秘めた作品に、思わずうなった人も多いのではないでしょうか?

じつは、1話が短いので小学校の「朝読」にも最適! そう、“謎解き”好きのお子さまにもおすすめの1冊なんです。小学5年以上の学習漢字と読み方にふりがなを振っていますので、冬休み中の小中学生のお子さんへのプレゼントにもぴったりですよ。

そんな『#140字小説 意味が分かるとゾクっとする話』には、ツイッターで発表された人気作から厳選した作品に加え、書き下ろし140字小説と、短編を収録。ミステリー、ホラー、感動する話、ブラックユーモアetc……。奇想で多彩な161話を、この冬、思いっきり楽しんでみてくださいね。

 

【お知らせ】あなたも「140字小説」を書いてみる!?

本書の出版を記念して、「140字小説」のコンテストを開催します!

応募方法

Twitterでハッシュタグ 「#140字小説方丈杯」を付けて作品を投稿。

募集内容・規定

・1ツイート(140字)以内で完結するオリジナル作品。ただしタイトルは140字に含みません。
・タイトルやハッシュタグは、応募作品のツイートとスレッドで繋げて投稿してください(文字数制限内に収まる場合は、同じツイート内に含めても構いません)。
・お一人様何作品でもご応募いただけます。プロ、アマ、年齢は問いません。
・公開アカウントでご参加ください。

応募締め切り

2023年1月31日(火)

賞と賞品

最優秀賞(1作品)……方丈海氏によるコメントとサイン本、図書カード(10,000円分)
優秀賞(3作品)……方丈海氏によるコメントとサイン本、図書カード(2,000円分)

 

ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。
皆様からのたくさんのご応募をお待ちしております!

\大好評発売中!/
#140字小説
著:方丈海

方丈海(ほうじょう・かい)

作家。Twitterを中心としたSNSに、140字以内で完結する超短編小説を投稿している。2020年7月から活動を始め、Twitterのフォロワー数は10万人を超える(2022年11月現在)。140字という短い中で意外なオチを展開するスタイルが特徴。ジャンルはミステリー、怖い話、感動する話、笑える話やパロディまで多岐にわたり注目を集めている。
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