【72歳の大人気YouTuber】「古きもの」で“あなただけ”の洋服と小物を作ろう♪


登録者数23万人超を誇るYouTube「Diy Soho手作り倉庫」は、撮影から編集まですべて一人でこなす吉田三世さん(72)による、大人気ハンドメイドチャンネル。

「趣味の手芸全般を孫に見てもらいたくて」――。吉田さんご自身が、そんなささやかな気持ちでスタートしたと語るチャンネルも、今では「古きもの=リサイクルきもの」のリメイクが注目を浴び、前作『古きもので作る洋服と小物』につづいて、フォロワー待望の第2弾『世界でひとつだけの洋服と小物』が上梓されるまでに!

ここでは、思わず「こんなものまで作れるの!?」と驚く作品の一部を、新刊よりご紹介します。年末年始に帰省で実家に帰るという方は、ぜひ、タンスの奥をのぞいて、リサイクルできそうな着物、帯や布がないか、しっかりチェックしてきてください。もちろん、なくても大丈夫! 1着300円や1000円詰め放題といった“激安きもの”も売っているので、ぜひ、感性にあった「古きもの」をゲット&リメイクしてみましょう。

 

1着目、カジュアルな「ワンピース」はいかが?

きものをほどいて洗ったら(注:ほどく順序や洗い方は、本にくわしく掲載されています)、「最初の1枚は、カジュアルな小紋を使ったワンピースがおすすめ」と吉田さん。

小紋は、洋服地でいうプリント柄のようなもの。カジュアルなものが多いので、気軽にリメイクするだけでなく“失敗しにくい”のだそう。もちろん、本には作り方がくわしく掲載されており、全作品を動画でチェックすることができるので、初心者でも安心です。

こちらは、小紋の柄が引き立つ「ボートネックのシンプルワンピース」。柄を変えるだけで、こんなにも雰囲気が変わるなんて、びっくりですね!

 

年末年始、手軽な「まんまるクッション」にトライ!

ブラウスにスカート、ラップパンツにジャンパースカート……。今すぐご紹介&作りたい洋服はまだまだあるものの、この年末年始に、初心者がトライしたいのは、小物。洋服を作って余ったハギレや帯を使ってできる巾着やエコバッグは、いくつあっても困りません!

こちらは、ころっとかわいい「リバーシブル巾着」。余り布を利用したい小物のひとつ。

そして、なんと「古きもの」はインテリアにも早変わり! こちらは数種類の布を組み合わせたりと、柄選びもたのしい「まんまるクッション」。わたをたっぷり入れて、大・中・小、お好みの大きさで作ってみては? 特別に、こちらの作り方を大公開します♪



 

『1着=300円からの古きもので作る 世界でひとつだけの洋服と小物』では、古きものを買い、洗い、縫うまでの工程をイラストで詳しく説明。さらにすべての作品の作り方にQRコードで読み込める作り方動画付き。衿ぐりや見返し、小物などの実物大型紙も付いていて、初心者にやさしい1冊となっています。

また、リサイクルショップや骨董市をまわって布を探すのも、大きな楽しみですよね。本書では「古きもの=リメイク用のきもの」の選び方=買い方のコツを、着物の種類や素材(紬、銘仙、小紋、襦袢、羽織、付け下げ……etc)など含め、とても丁寧に説明しています。もちろん、吉田さんが普段よく買うというおすすめのお店も紹介していますので、ぜひ、参考にしてみてくださいね♪

ほほ一点物の「古きもの」で作れば、あっという間に“世界でひとつだけ”の洋服と小物のできあがり! さあ、年末年始に「古きもの」を手に入れて、さっそく作ってみてはいかがでしょう。

写真/中島千絵美

\好評発売中!/
世界でひとつだけの洋服と小物
著:吉田 三世

古きもので作る洋服と小物
著:吉田 三世

吉田 三世(Miyo Yoshida)

1950年生まれ。手作り歴60年余り。手作りはほぼ独学。40歳を過ぎてから、社交ダンスやオペラの舞台衣装等の製作会社を設立し、現在に至る。2015年、子供の頃から親しんできた手芸全般を孫に向けて残しておこうと考え、YouTubeに動画投稿を開始。縫い物、編み物を含め手芸全般ジャンルを決めずに動画投稿を続けている。2020年頃からきもののリメイクを積極的に始める。現在、チャンネル登録者数は23.3万人(2022年12月)。著書に『世界一わかりやすい 1g=0.5円からの古きもので作る洋服と小物』(小社刊)がある。
YouTube Diy Soho手作り倉庫
Instagram @diy_soho2

プロフィール撮影:中島千絵美