【ひとり旅】ひとり沖縄で見つけた、器巡りの楽しみ

【ひとり旅】ひとり沖縄で見つけた、器巡りの楽しみ



誰かと行く旅もいい。
でもなんだか今は、ひとりで旅がしたい。
おひとりプロデューサー・まろさんによる街ガイド&お楽しみごとエッセイ。


ひとり時間を提案するメディア「おひとりさま。」を運営している、おひとりプロデューサーのまろです。
先月から始まった新連載「そうだ、ひとり旅に行こう。」
第2回目は、「ひとり沖縄で見つけた、器巡りの楽しみ」をお届けします。

※掲載している情報は、2024年5月現在のものです。店舗情報は変更となる場合がございます。旅行の際は、事前にご確認ください。


新しいひとり旅の形、見つけた。

昨年、初めてひとりで沖縄へ。それまで沖縄って「誰かと一緒に行くリゾート地」というイメージが強くて、ひとりで行こうと思ったことがなかったんです。
でもお仕事で行く機会があって、そしたらすっかりハマってしまいました。

一度友人と訪れた際には、とにかく海だ! とビーチにばかりに行っていたのですが、ひとりで行ったら、じっくり「街」を見られて、そこで育まれた独特な文化にも触れられて。数あるリゾート地の1つではなく、ちゃんと「沖縄を旅している」という感覚を得られて、それがすごく楽しかったんです。
とにかく色々回ったのですが、特に印象的だったのが“器巡り”でした。

ひとりだからこそ、好きなだけ時間をかけて、器をじっくり眺めて触れて、“沖縄”を感じられて……。これぞ、ひとり旅の醍醐味!
器巡りにもすっかり沼ってしまい、新たな旅の楽しみとなリました。
そんな、私のひとり旅のスタイルをも変えた、沖縄の器巡りを少し紹介します。

 

酔った勢いが、全ての始まり「琉球民芸ギャラリー鍵石キーストン」

沖縄の器に興味を持ったきっかけは、飲食店でした。どのごはん屋さんやカフェに行っても、独特な柄の器があって、その愛くるしさにとても心惹かれて。その器(焼き物)たちを沖縄の言葉で“やちむん”と言うことも、この時に知りました。

“やちむん”を買える場所はないだろうか……。沖縄特集の雑誌をパラパラとめくっていたら、目に入ったのが「琉球民芸ギャラリー鍵石キーストン」でした。

夜遅くまで営業しているということで、ほろ酔いになっている時に向かったのですが、これが“大失敗”。素敵なやちむんの数々に目が眩み、あれよあれよと大量に購入。


▲花瓶とお茶碗は「琉球民芸ギャラリー鍵石キーストン」で購入したもの。これでも購入品のとても一部です(笑)。

手が届きやすいリーズナブルな価格であることも拍車をかけたのですが、“沖縄”を感じるデザインや色合い、質感にやられてしまいました。伸び伸びと、いきいきとした生命、穏やかな空気、人の暖かさ。私が感じる、素敵な沖縄がここに凝縮されていて。


▲照屋佳信さんによる茶碗。


▲(左)上江洲茂生さんによる蓋物、(右)花瓶(作者不明)。

こうして、器を巡るひとり旅は幕を開けました。

琉球民芸ギャラリー鍵石キーストン久茂地店

〒900-0015沖縄県那覇市久茂地3-2-18
TEL:098-863-5348
Instagram:@mingei_keystone
公式HP:https://keystone.okinawa.jp/

器巡りの続きは次のページへ!


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Written by まろ
まろ

「ひとり時間の過ごし方」を提案する、おひとりプロデューサー。Instagramでメディア『おひとりさま。』(@ohitorigram)を運営。中でも、ひとりホテルに関するコンテンツが人気となり、原案で『おひとりさまホテル』(マキヒロチ作、新潮社)として漫画化。初の著書となる『おひとりホテルガイド』(朝日新聞出版社)が6/7(金)に発売。
Instagram:@ohitorigram
note:https://note.com/ohitorigram
X(旧Twitter):@ohitoritter

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