【JA全農広報部と考えた!】旬の夏野菜トマトで作る「おいしい作りおき」レシピ


食卓を鮮やかに彩ってくれる、夏野菜のおいしい季節! とくに今の時期は、栄養価が高く子どもにも大人気の“トマト”が大注目。もちろん、トマトは一年中スーパーに置いてありますが、旬を迎えると一層おいしくなります。

「サラダで食べるイメージの強いトマトですが、旨味を生かして副菜にも主菜にも使える万能野菜。作りおきの強い味方です」――そう教えてくれるのは、旬の食材の魅力などをX(旧Twitter)で日々情報発信し、なんと27万人のフォロワーをもつ、JA全農(全国農業協同組合連合会)広報部のみなさん。

ここでは、『JA全農広報部さんと考えた 毎日おいしい野菜の作りおき』(JA全農広報部監修/ワニブックス刊)より、旬の野菜・トマトを使った、かんたん&おいしい、人気の「作りおき」レシピと、トマトを長持ちさせるコツを、あわせてご紹介します♪

 

「トマト」を長持ちさせる保存のコツは?

みなさんは、スーパーで買ってきたトマトを、そのまま冷蔵庫に入れていませんか? じつは、トマト・ミニトマトは、完熟するまでは室温で保存し、熟したところを見計らってポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するのが、おいしく長持ちさせるためのコツなんです。

冷凍する場合は、ヘタをとって丸ごとラップで包み、チャック付き保存袋に入れて密封して。凍ったまま水につけると、かんたんに皮がむけますよ。

また、最近は産地の努力で一年中出回るトマトですが、本来の「旬」は、6月〜9月いっぱいまで。旬になると手に入れやすくなりますので、おいしいトマトをたくさん食べてください。

 

アレンジ自在の万能レシピ「トマトナムル」

料理家さんが「2日目には水分が出てくるので、麺つゆを加えてそうめんにかけたり、トーストにチーズと一緒にのせて焼いたりしても」とアドバイスする、アレンジ自在の万能レシピ。ぜひ、今日から「作りおき」のスタメンに加えてみて!

材料(2〜3人分)

トマト…… 中2個
にんにく…… 1/2片
しょうが…… 1/2片
A————————————–
ごま油…… 大さじ1
しょうゆ…… 小さじ1
酢…… 小さじ1
白すりごま…… 小さじ1
一味唐辛子…… 適宜
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作り方

1. トマトはくし形切りにする。にんにくとしょうがはみじん切りにする。

2. 保存容器ににんにく、しょうが、(A)を入れてよく混ぜ、トマトを加えて和える。

保存期間の目安:冷蔵2日

 

トマトと玉ねぎだけ! 「なんにでもなる野菜」

毎日料理をするのは大変。でも、健康のためには野菜を食べたい!
そんな忙しい人にぴったりな作りおきレシピ「なんにでもなる野菜」。JA全農広報部さんも「玉ねぎとトマトだけでできるシンプルなレシピ。まとめて作っておくと便利!」と太鼓判をおす、あっという間に出来上がる常備菜です。食パンにチーズと一緒にのせて焼けばピザトースト風に、水とコンソメを加えてスープに、パスタの具やカレーにするのもおすすめです。

材料(作りやすい分量)

トマト…… 1個
玉ねぎ…… 1個
サラダ油…… 少々
塩…… ふたつまみ

作り方

1. トマトはざく切りに、玉ねぎは縦薄切りにする。

2. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、トマトと玉ねぎを入れる。塩を加えて玉ねぎが透き通ってしんなりするまで炒める。

保存方法

粗熱がとれたら小分けにし、冷凍しておくと使いやすい。
保存期間の目安:冷蔵5日、冷凍1ヵ月

 

お腹も大満足の主菜レシピ「トマ牛」

JA全農広報部さんが「なんにでもなる野菜のアレンジレシピ。本格的なハンバーガーのような味です。トマトは缶ではなく、生トマトを使ってくださいね」とアドバイスする、「トマ牛」の作りおき。
ごはんにのせるだけでなく、パンに挟んだり、焼きうどんの具にしてもピッタリの超便利レシピ!

材料(2〜3人分)

牛薄切り肉…… 200g
しょうが(すりおろし)…… 適量
トマト…… 1個
なんにでもなる野菜(前述レシピ)…… 150g
塩…… 少々
しょうゆ…… 少々
粗びき黒こしょう…… 適宜

作り方

1. 牛肉にしょうがを揉み込み、塩少々(分量外)をふる。トマトは2cm角に切る。

POINT しょうがはチューブのものでOK。余裕がある人は、生のしょうが1片をすりおろすと、フレッシュな香りが楽しめます。

2. なんにでもなる野菜(冷凍したものは凍ったまま)をフライパンに入れ、中火で温める。温まってきたら、牛肉を加えて炒める。

3. 肉の色が変わってきたら、トマトを加えて炒める。肉にしっかり火が通ったら、塩としょうゆを加えて味をととのえる。お好みで粗びき黒こしょうをふる。

保存方法

ふた付きの保存容器に入れて冷蔵庫へ。
保存期間の目安:冷蔵3日、冷凍1ヵ月

今すぐにでも作りたくなる、トマトの便利レシピはいかがでしたか? 『JA全農広報部さんと考えた 毎日おいしい野菜の作りおき』は、手間なく続けられるシンプルな野菜レシピを65品収録! 1日1食プラスすることで、おいしく野菜不足を解消できる大満足の1冊で、旬の野菜をおいしくいただきましょう。

レシピ考案・スタイリング/井上裕美子(エーツー)
写真/鈴木正美(studio orange)

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JA全農広報部さんと考えた 毎日おいしい野菜の作りおき
監修:JA全農広報部

JA全農広報部 

JA全農(全国農業協同組合連合会)の広報・調査部のみなさん。国産の農畜産物の魅力を伝えるため、旬の食材にまつわる最新の話題や、生活に役立つ調理の工夫を日々情報発信している。監修を務めた『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』(KADOKAWA)は第10回料理レシピ本大賞料理部門で準大賞を受賞、その他の監修本に『JA全農広報部さんが集めた みんなのおいしい食べ方帖』(玄光社)がある。
X(旧Twitter) @zennoh_food